旅に出ても刺激ばかりとは限りません。むしろなんでもないことのほうが多いのかも。
こんにちは。webクリエイターをしている masuyama です。
ある日、ニューヨークからバスで30時間ほど移動してマイアミに到着しました。アメリカを四角形にしたら右上から右下の所に移動した感じです。
バスを降りたらすぐにビーチが待っていると思ったら、そんなこともなく、ローカルバスでまた移動です。途中で間違えて2キロぐらい歩き、またバスに乗って、なんとか安宿に到着しました。
フロントではスーパーマリオに似たおじさんが迎えてくれました。思わず、ルイージも近くにいるのかと思うぐらいマリオに似ていました。任天堂さんに教えてあげたいです。
マリオは「チェックインは14時から。それまでは入ってはダメ」と、そっけないです。なんだよ、つれないな。 小学生の時、おまえとあんなに遊んだのに。僕がルイージ派だったことを怒っているのかもしれません。
時計を見ると10時なので14時までは、あと4時間もあります。
荷物を置かしてもらい、近所を散歩するとビーチまで3分ぐらいで着きます。久しぶりに海を見てテンションがあがる僕と、さすがに1人で海に来て騒げる歳ではないんだなとテンションがさがる僕がいました。
でも、海はやっぱりいいもんだな。
そんなことを思って眺めていると、近くに使用済みのコンドー ムが落ちていました。
街をプラプラ散歩して昼頃、宿に戻ります。それでもチェックインまで、あと2時間あります。ロビーで、ぼけっとしていると一人の欧米人が話しかけてきました。
なんか、慣れ慣れしくて少し警戒する僕。話していると彼の名前はアランでイスラエル人。顔はジョン・トラボルタで、踊れなさそうな感じ。ナイトフィーバーできない感じ。
日本のカルチャーが好きらしく、僕のことを日本人だと気付いて話かけてくれたようです。「黒沢、北野はすごい。でも、漫画のAKIRAが一番」とのこと。僕のぶっ壊れた英会話にも付き合ってくれ、久しぶりに外人と会話しました。
日本語を教えてくれと言われ、トラベル英会話を出します。日本語の箇所をローマ字で書いて教えます。
僕「すみません、いま何時ですか?」
アラン「すぅみまっせん。いまぁ、なんずですかぁ?」
別に方言を教えた訳ではありません。いいんだけど、やっぱり違うかな。もう一回やらせます。
アラン「すーみません。いまぁ、なんじぃですかー?」
いいね、いいね。できるじゃん、アラン。
僕「ちょうど12時です」
アラン「ちょぉっと、じゅーちでぇす」
うーん、それだと時間が違ってくるな。じゃ、もう一回。
アラン「ちょっと、じゅうんじでぇす」
なんか、自己紹介みたいになってきました。そのあと、3回ほどやらせたら、ある程度できるようになったアラン。
アラン「すーみません。いまぁ、なんじぃーですかー?」 「ちょぉどぅ、じゅーぅにじぃでぇす」
アランの日本語を聞いて、僕の英語はこんなふうに聞こえているのかなと思いました。まあ、伝わればいいか。まあ、伝わってないけど。
気付くと、14時になっていました。
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