テンション低めの人間でもアマゾン河に行くとこうなる

2016.05.09 11:00 
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旅人なら、いつかは釣ってきおきたいピラニア。テンション低めな僕がかなり森林多めな河に行って感じたことをお伝えしていきます。

 

こんにちは。webクリエイターをしている masuyama です。

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アマゾン河の1泊2日ツアー

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ブラジルのマナウスに到着して、アマゾン河の1泊2日ツアー (ピラニア釣ったり、ワニを捕まえたり) を申し込みました。

 

現在の人口は約150万人で、ブラジルのアマゾン地域最大の都市である。
陸路での到達が困難であることからブラジル国内の他の主要な大都市との間は、事実上、空路と水路のみで結ばれている。
Wikipediaより

 

このマナウスという街は、移動手段がほぼ船なので、車やバスなどもでかいイカダに乗せて運んでいました。見た目は駐車場が河に浮かんでいる感じです。なので、アマゾン河には船上ガソリンスタンドがいくつか浮いています。

ツアーの最初にそんな風景があり「これはココでしか撮れないな」と、珍しくテンションが上がってビデオで撮影していたら、ツアーの船に置いてきぼりになりそうになり、すぐにテンションが下がりました

ブラジル人はノリがいいから、1 人ぐらいいなくても平気そうだから非常に怖いです。

 

船、車、ボートで移動

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黒いネグロ川と白く濁ったソリモンエス川が合流しアマゾン河になる地点

 

二つの河が合流して一つの河になり、二つの色がはっきりと分かれているのが見えます。なんでも河の速度が違うので、混じり合わないらしいです。

20分ほど船で移動して、そのあと、車で1時間移動します。更に井の頭公園の池にありそうなボートに無理矢理モーターを付けたようなもので、また河を移動。乗船者の体重の移動で右や左に曲がって行くテクノロジーを完全に無視した乗り物で1時間ほど移動して、宿泊所に到着します。

 

ピラニア釣り

宿泊所の近くでピラニア釣りをします。ピラニアをおびき寄せるのに、まず河の上をばしゃばしゃと竿でかき混ぜます。こうすることで、ピラニアは獲物が溺れていると思いやってくるらしいです。普通の釣りではまずありえないと思います。

他の参加者がバシャバシャして、ピラニアを釣り上げていきます。そんな所で、何も釣れない僕。久しぶりにかかったと思ったら、ピラニアじゃないよくわからない魚。ピラニア率95パーセントのここで、それが釣れたことは逆にすごいことなのかもしれません。

そうやって自分を励ましながら、なんとかピラニアを一匹ゲットします。釣られたくせに、なんとも凶暴そうな顔をしています。「負けを認めろ、負けを」とピラニアにつぶやきます。ただ、ピラニアにつぶやいてる時点で、人としてかなり負けてる気もしました

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他の参加者がピラニアを針から外そうとした時に噛まれて血を流していました。ものがものだけに釣った後も、緊張感が走るピラニア釣り。その河でノリノリに泳いでいるブラジル人。人はテンションが高ければ、なんでもできるのかもしれません。

 

ワニの生け捕り

陽も暮れだしたころ、ワニを捕まえに行きます。ワニの目は光に反射するので、懐中電灯で反射した所をガイドが素手で捕まえるらしいです。真っ暗の中、ボートの上から懐中電灯を照らして、ワニを探すガイド。

「ホントにこんなんで見つかるの?」と半信半疑だったけど、茂みの方で目がキラキラと反射しているものを見て、黙る僕。ガイドが光をそこに照らし「ココだ、ココだ!」と合図を出すと、もう1人のブラジル人がモーターで向きを変え、そちらのほうに進みます。ボートの先端で、手と頭を前に出して、一直線でワニに向かうガイド。

ワニもそこまで馬鹿じゃないので、すぐに逃げ出します。ワニのサイズがiPadぐらいの本当に小さいサイズを狙ってると思っていたら、どうもガイドはiMacぐらいの大きさを狙っていました。

万が一、ガイドが獲り損ねて、こちらのボートにワニが乗り込んできたらと思うと、かなりスリリングな展開になってきます。途中、ガイドが「ココだ!」と懐中電灯を照らし、向かおうとしたら、急にボートを止めた時がありました。たぶん、本気ででかいヤツだったんだと思います。

結局、ガイドが捕まえたワニはiMacぐらいの大きさでした。口としっぽを抑えられたら、されるがままのワニ。僕も持たせてもらったけど、案外、かわいいヤツでした。みんなにバトンのようにまわされ続けたワニ。

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指とかお腹などを触られ、性別までみんなの前で公表され (ちなみに女性) 、ガイドの説明が終わると、ようやく河に帰されました。

こうして、一日目が終了していきました。

 

ジャングルツアー

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次の日はジャングルツアー。ジャングルの中を2時間程、トレッキングします。ありえない大きさの木や葉っぱがうねっています。

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途中、ビデオを撮っていたら、周りに誰もいなくなり本気で焦ります。

昔 、テレビで見た、ジャングルに迷っていた人の映像を思い出します。「やばい、死ぬ」と、木々の中をダッシュしながら、ようやく参加者を発見。

今回のツアーで一番、テンションが上がった瞬間でした。それからはガイドの後ろを歩くことにして、無事に帰りました。

 

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今まで、ユーフラテス河、ガンジス河、多摩川といろいろな河を見てきましたが、アマゾン河はテンションが上がるというより、上がらざるを得ないと気付きました。

 


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増山 友寛
1981年生まれ。東京在住。撮影スタジオで勤務後、世界89カ国を周遊。各国の世界遺産や風景を映像と写真で撮影。web製作会社を経て、現在はフリーランスのwebクリエイターとして活動中。旅人には旅人割でホームページを作りますよ。 【mochilero】 http://mochi-lero.com/

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