[11年間放浪する夫婦]ぼくらが旅を続けられる理由

2016.05.23 10:47 
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放浪生活も11年目に突入し訪問国すでに90カ国以上という旅大ベテランの石澤ご夫婦。現在は3年かけて車で日本からアフリカを目指すふたりにあれこれ聞いてみました。

 

こんにちは!自称マジシャンせがわーるどです。ただいま大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っています。

海外を旅していると、宿で必ずと言ってもいいほど出会う日本人。彼らはどことなく常人離れしていて面白い。今回はアルメニアのとある宿で出会ったスケールが桁違いのご夫婦を紹介したいと思います。

 

軽自動車で放浪

こちらが石澤さんご夫婦。なんと、軽自動車で世界を周られています。サイトはこちら
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北海道の稚内からフェリーに乗ってサハリンに渡り、ロシア、更には中央アジアを横断してアフリカまで3年かかるそうです。

 

過去には、車でオーストラリア一周、ヨーロッパ一周、スクーター2人乗りでアメリカ大陸最北端から最南端縦断などなど。
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放浪生活も11年目に突入し、訪問国はすでに90カ国以上!

 

稼ぎながら旅を続けるスタイル

さて、ここで気になるのがお金です。ズバリ聞いちゃいました。「とんでんもない貯金があるのかな?」と思っていたのですが、違いました。

実は石澤さんはデザイナーで、奥様は、アクセサリーを作って売っているそう。つまり、お金を稼ぎながら旅をしているそうです。

他にも、行く先々の宿で管理人をしたり、イラスト、ポスター、ホームページ作りなどでお金を稼いでいます。パソコンーつで本当に何でもしちゃうそうです。

 

過去に石澤さんが手がけたお仕事(エプロン)。嬉しそうです(笑)OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

WiFiを探して隣町へ…

南極へ行こうが、エベレストを登ろうが、スペイン巡礼中でも、肌身離さずパソコンを携帯しているそうで、今まで仕事が遅れた事は「一度もない」との事。
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昔はwifiなんて今みたいにに普及しておらず、相当苦労したそうです。メール1通送るために隣の街にまでwifiを探しに行ったり、公衆電話に繋げて電話回線で通信していたそうです。このプロ意識が長年海外で稼ぎながら旅ができている所以なのではないでしょうか?
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車やバイクで旅する理由

一番大きな理由は、ガイドブックに載っていない地に自らの足で行ける事。人目につかない集落、隠れた絶景などの公共交通機関が通っていない場所を開拓できる事が一番の「車」の強みだそうです!
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車旅のマル秘テクニック

石澤さんは、たいてい車を現地調達して旅に出るのですが、使わなくなった車は買った国じゃないと売れないのだそうです。

他の国で売ると輸入扱いになってしまい税金がかかってしまうので、旅の終着はなるべく車を買った国にしているそうです。買った店と買取の約束をしておくのもポイントだそうで、状態が良ければ元値の6割ほどで売れるのだとか。

旅の選択肢に車旅を追加するのも悪くないのではないでしょうか?

 

石澤さんにとって「旅=引っ越し」

10年以上も旅を続け、何カ国も訪れてきた石澤さんにとって、「旅とは何ですか?」と聞いたところ、「引越しかな」と返ってきました。
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住む場所を変えて、見える景色を変える。風土、価値観、食文化、全てをガラリと変える引越し。僕達の旅は「引越し」の連続。

 

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旅とは、旅をする人それぞれにそれぞれの形、価値があるものです。世界にはまだまだとてつもない旅人がいます。こういう方々に出会えるのも旅の醍醐味ではないでしょうか。

 

 


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せがわーるど
1994年生まれA型。 路上でマジックをしながらの日本一周ヒッチハイクを経験し、旅の良さを知る。2016年現在、専攻であるロシア語を駆使しながら旧ソ連に限定し世界を周っています。 ロシア語話者の観点から旧ソ連の国々を紹介していきます。(写真のモアイ像は、宮崎県にあります。) ブログ:せがわーるどのブログ

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