皆さんが海外旅行に行った時、一番気をつけるべき動物は、ライオンでもクロコダイルでもヘビでもありません。人間を最も多く死に追いやる動物……それは蚊です。以下の記事を読めば、蚊に対する意識が変わるかもしれません。
ビル・ゲイツが定めた「蚊週間」
マイクロソフト創業者ビル・ゲイツは、自身のブログgatesnoteにて、先週を「MOSQUITO WEEK」と位置づけ、蚊の恐ろしさとその対策を訴えました。
MOSQUITO WEEK
人間を殺す動物リスト
以下はWHOによる、各動物が、1年間あたり人間を何人殺したかを現した表。線が太いほど、多くの人間を殺していることになります。
サメ 10人
オオカミ 10人
ライオン 100人
ゾウ 100人
カバ 500人
ワニ 1000人
サナダムシ 2000人
回虫 2500人
淡水巻貝 1万人
サシガメ(昆虫)1万人
ツェツェ蠅 1万人
犬(狂犬病) 2万5千人
ヘビ 5万人
次に人間を殺しているのは人間。
そして、年間で最も人間を殺している動物は……蚊です。蚊が媒介する感染症によって、72万5千人が命を落としています。中でも最悪なのがマラリアで、その犠牲者は毎年60万人以上。
旅人は、十分な蚊対策を
厚生労働省検疫所FORTHより転載
厚生労働省検疫所FORTHによる蚊への対策はこちら。
以前取材した品川イーストクリニックではマラリアの予防薬を処方してもらえます。
ちなみに、この記事を書いているデスクは、世界一周中、インドでマラリアに感染しました。症状は軽かったものの、一時帰国して検査することになり、多くの時間とお金がかかってしまいました。旅人の皆さんには、十分な蚊対策を期待します。
文:デスク
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