タンデム(2人乗り)自転車で世界一周のsawaです。今回は、道、家、公園、など全てが木で作られているチリの謎の村を紹介します。最近まで道路が未開通だった秘境に、その村はたたずんでいました。
トルテル(B)はチリの首都サンティアゴ(A)から南へ2500km行ったパタゴニアと呼ばれる地域にあります。
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トルテルへ向うバスや車が入ってこられるのは、丘の上にある駐車場まで。なぜなら……
トルテルに道路はなく、木の通路が村全体を結んでいます。海面に突き出た場所がセントロ(中心街)です。
トルテル
トルテルはパタゴニアの豊富な森を開発するために設立された村です。村は数キロの海岸に沿って作られており、木製の通路が家々を結ぶ様は風光明媚と言えるでしょう。2003年にトルテルへの道路が開通し、車でもアクセスができるようになりましたが、それまでの交通機関は船と飛行機のみでした。wikipediaより引用
丘の上から村に向かって延々と木の通路が伸びています。海抜はビルの20階分くらいあるでしょうか?
両手に荷物を持った村人が歩いてきました。完全に車とは無縁の社会です。
図書館でした。インターネットもあり、村の大切な娯楽施設です。
商店でした。僻地の為、新鮮な野菜やフルーツは見当たりません。
家の中はこんな感じ。ガスは貴重な為、料理は薪を暖炉で燃やして作ります。
すべてが木でできた小さな村。海岸線の狭い土地を有効利用するために作られた木の通路が、不思議な景色を作り出していました。
文・写真:hirokazu sawa
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