ネットなどで「おそロシア」などと言われることも多いロシア。そんなロシアでひょんな事から始まったホームステイ生活。ロシアの一般家庭で僕が見た5つの衝撃を紹介します。
偶然出会ったおばさんの家でホームステイ
こんにちは!自称マジシャンせがわーるどです。ただいま大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っています。
僕がロシアに居た頃。偶然、駅で出会ったおばさん、ナジェジュダさんに泊まりにおいでよ!と声をかけてもらい、お言葉に甘えて泊まらせていただくことになりました。
場所は首都モスクワから200キロ東に離れたカメシュカバ(カメシコヴォ)という街です。
それではロシアの一般家庭で見た5つの衝撃をどうぞ。
1 ロシアでは「雪漏り」する
ナジェジュダさんの家の屋根には穴が空いているので雪が入ってきます。雨漏りならぬ雪漏り。
こんな風に段ボールを敷いて対処していました…。僕は雪がたまっては外に出す係笑。
2 寒さは発泡スチロールで防ぐ
原始的!なんと窓に発泡スチロールをそえるだけ。確かにこれだけでひんやりとした感じはなくなりました。
さすがにこれだけでは、ロシアの冬は越せません。安心してください、暖房もあります。このような管が一部屋に一つあり部屋を温めてくれます。洗濯物などは、こういう風に乾かします。
3 冷蔵庫はいらない
ロシアの冬は外が−20度にもなるので、入り口が2重扉になっておりここにバターや調理したものなどを置いています。外に出る時、踏まないように注意が必要でした。
4 ボルシチはみそ汁感覚
ボルシチって、僕のイメージではレストランなどで出てきて高級なものという印象があったのですが、ナジェジュダさんが大量に作り、毎日出されました。感覚としては、日本でいうところのお味噌汁に近いです!
食べ方も様々で、スメタナというクリームを入れて食べたり、時にはマヨネーズも入れますが、何も入れないのが一番美味しいと思います。毎日食べていたので飽きましたけどね。
ちなみに、夕食はライスと鶏肉。バターと油をたっぷり使って炒めます。本当にたくさんの油で炒めるのでドロドロで、さすがに胃もたれしました。
5 風邪予防に毎夜ニンニクを食べる
一番の驚きは、毎夜ニンニクに塩をつけて食べることです。みんなこうやって食べているとのこと。寒さが吹っ飛び風邪をひかなくなるのだとか。最初は抵抗があったのですが、意外と美味しく食べやすく、気分も良くなったような気がします。実は、ロシアを離れた今でも食べています。
ロシアの一般家庭でのホームステイは何もかも刺激的で一つ一つが興味深かったです。文化、風習、におい、味、などを直接体感できます。機会があれば是非、その国の一般家庭に立ち寄り、日本との違いを感じてみてはいかがでしょうか?
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