ロシア語圏を旅する時にかなり便利(というかほぼ必須な)5フレーズを紹介します!
こんにちは! 自称マジシャンせがわーるどです。大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っていました。
今回、僕が旧ソ連を回るにあたり使っていて便利だと思ったロシア語を紹介していきたいと思います。
(旧ソ連だけ旅する連載のバックナンバーはこちら)
ロシア語がどれくらい話されている言葉かご存知ですか? ロシア語はなんと実に18の国と地域で話されています。
僕が訪れた旧ソ連圏すべてで若干の差はあれどロシア語が十分通じました。
さらには国際連合の公用語の一つにもなっており、話者全体の人口としては2億7000万人にのぼるといわれ、世界的にもかなり需要のある言語の一つです。
それではそんなロシア語、旅で使えるロシア語を紹介していきたいと思います。
意味は「かっこいい」
いわゆる若者言葉です。外国人がこの言葉を使うと、「よく知ってるね!」という感じで驚かれます。こっちも気分がよくなります(笑)
おそらく挨拶言葉以外で僕が最も使用したロシア語です。
とりあえず、(クルータ!)っていっておけば会話は成り立ちます(笑)
ーこの入墨どう?
ークルータ!
ーこのプレゼントどう?
ークルータ!
といった具合ですね。「かっこいい」というよりは、「イカす」の方が近いかもしれません。表現に困ったときはとりあえず(クルータ!)と言っておきましょう。
意味は「~してもいい?」
かなり便利な言葉でいろいろな場面で使えます。
イメージとしては”Can I ~”といった動詞を入れなくてもすべてを察してくれるといった感じです。
例えば人混みをかき分けて進む時に(モージュナ?)と言いながら、進むと本当にロシア人っぽいです。
また、あるとき奥のピザが食べたいときにも指をさしながら(モージュナ?)というと、取ってくれます。
このように状況によっていかようにも応用できる言葉です。何かを借りるときによく使いました。
どの場面でもジェスチャーだけでやり過ごせると思いますが、一言こういったロシア語があるだけでロシア語を話してくれた嬉しさと伝わった嬉しさでお互いに気持ちよくなるでしょう。
意味は「あなたのことが好きです」
この言葉を使えば誰もが嬉しくなる魔法の言葉。
これは、世界共通です。ロシア語でなんというかというと、「ヤーリュブリューチェビャー」と言います。
「私」が「ヤー」、「好き」が「リュブリュー」、「あなた」が「チェビャー」という文法構造です。
やはり海外の人は挨拶代わりかのように普通にいってきます。
そこで、あなたも即座に「ヤーリュブリューチェビャー」と言えれば、急接近間違いなしです!
旧ソ連圏には美しい女性もかっこいい男性も多いのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
意味は「飲もう!」
知らない人とも仲良くなれるこれまた不思議な言葉です。しかし、矛盾しますが生半可な気持ちでは絶対に言ってはいけませんよ。
旧ソ連圏の人は本当にお酒が大好きです。何たってウォッカを水のように飲んでいるくらいなので(苦笑)
特に中年男性の飲みっぷりは本当にウォッカ好きというステレオタイプのロシア人その通りでした。
飲まされ続けてもう限界の時は、Я пьяный(ヤーピャーニー) 「俺は酔っている」と深刻な表情で言えばこれ以上飲まされることはありません。セットで覚えることをお勧めします。
2回は吐かされました。飲みすぎて全く記憶がない写真です(笑)
因みにビールはロシア語でПиво(ピーバ)ワインはВино (ビノー)と言います。
これを忘れてはロシア語話者というより人間失格です! そうです、「ありがとう」という意味です。おそらく日本人が最も馴染みあるロシア語だと思います。
今回ここからさらに発展して「本当にありがとう」という一層強めた言い方をご紹介します。
Большое спасибо!(バリショエスパシーバ!) Большое というのは「大きな」という意味の形容詞です。なので直訳は大きなありがとうになります。
もう一つ!これを知っていたらおかしさのあまり笑顔が生まれます!(笑)それがСпасибочки(スパシーバチュキ)
日本語では訳し出せないのですが、これも「ありがとう」という意味です。ただし、大人が小さい子に対して使う「ありがとう」です。こんな子に対して使うありがとうです。
このため、Спасибочки(スパシーバチュキ)は、僕みたいに成人している人が使ったら笑われます(笑)
日本語で言うところの外国人から「ありがとう」と言われるより、「かたじけぬ」と言われたら自然と笑いませんか?おそらくこれと似た感覚が(スパシーバチュキ)にはあります。
やはり(スパシーバチュキ)をいうとこちらもニュアンスをわかっているぶんおかしくなり、相手も笑ってくれます。
感謝を伝えた上に相手の笑顔も誘える素敵な言葉だと僕は思っています。
以上僕が厳選させていただいたロシア語5選です。たった5つのフレーズだけでもなんだかロシア圏へ行き使いたくなってみませんでしたか?
ちょっとした現地の言葉を話せるだけで一気にコミュニケーションに花が咲きます。ぜひこの機会に覚えたてのロシア語を使い旧ソ連圏へ行って見てはいかがでしょう?
お読みいただきスパシーバチュキ(笑)
(旧ソ連だけ旅する連載のバックナンバーはこちら)
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING