シベリア鉄道で一週間ロシア人と缶詰状態……。そんなある日、車内に鶴が舞い降りました。
みなさん、こんにちは!お久しぶりです。水島早苗です。無事世界一周から帰国し、新しい生活の準備真っ只中です!
今回、Color The Worldプロジェクトを見てびっくり!大好きなロシアがまだ記事ゼロなんですね・・・!
シベリア鉄道の体験を書いて私が黄色に塗りましょう!!
"Map Trans-Siberian railway" by User:Stefan Kühn – 投稿者自身による作品. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.
地図の赤い線が私が乗ったシベリア鉄道のルート(約40500円/詳細は記事末で)です。
ウラジオストクからモスクワまで、9297kmという距離は北海道ー沖縄間を2往復しても、まだ足りないかもしれません。鉄道から降りずにずっと走り続けても1週間かかります。
憧れのシベリア鉄道に興奮気味で乗り込みました。
こちらが三等車です。1週間ロシア人と寝食を共に過ごすことになります。
ロシアといえば、ウォッカ!ロシア人はめちゃくちゃ酒飲みそうなイメージですが、公共の場では飲酒は禁じられているようで、車内で飲酒しようものなら即退場なんだそうです。そういうわけで、みなさんお茶でまったりしていました。車内には大きな給湯器があり、お湯は豊富にあります。
まさか、お茶飲み放題!とは知らなかったのですが、車掌さんがグラスを、茶葉は周りの人が分けてくれました。お茶が周りの乗客と仲良くなるきっかけをくれました。
私(写真右)のとなり、クセーニャは実家で行う結婚式の準備をするために新居から2日半かけて帰省中。その隣の女性(写真中央)は飛行機とシベリア鉄道を乗り継ぎ、3日かけて妹のいる家へ遊びに行っているとのことでした。シベリア鉄道はロシアの地方に住む人々の生活に根付いていることを感じます。
「そんなに離れていて大変ですね!」と言うと、「乗っていればいいだけなのに、何が大変なの?!」と言われてしまいました。さすが世界一デカいロシアです笑。
お茶を飲んでまったり過ごすだけでは1週間は過ごせません。テレビもインターネットもない車内です。ほとんどの人が食っちゃ寝の生活。
持ってきた折り紙でクセーニャと遊ぶことにしました。
クセーニャが寝ているうちに折り紙を並べて鶴を折っていきます。
さすが女子です!クセーニャ、起きるや否や「サナエ何してるのー?」と興味津々。
折り紙を取り出して切り絵を始めました。
そして、それぞれ作ったものをプレゼント交換しました。クセーニャは切り絵を、私は7色の折り鶴をつなげたものをクセーニャと旦那さんに。
プレゼントした鶴に「私も折ってみたい!!」とクセーニャ!内心ガッツポーズでした笑。
折り方を説明すると、「一つ一つの折り方は難しくないんだけど、順番を覚えるのが難しいね!」とのことでしたが・・・
私が昼寝をしている間にクセーニャからサプライズが!たった数時間でマスターした上に、こんな大掛かりなものまで作ってしまうとは!
クセーニャと私に共通言語はありませんでしたが、折り鶴のおかげで仲良くなることができました。修学旅行みたいな楽しいシベリア鉄道の旅でした!
お役立ち情報
シベリア鉄道のチケットはRussiantrainsというサイトで購入しました。イルクーツクという町で途中下車する行程で40500円でした(2014年5月当時)。
車内での過ごし方などを私のブログで書いているので、参考になればと思います!
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING