アフリカで彼女と過ごしてよかった5つのこと

2015.09.30 11:00 
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4 水も荷物も、頭に乗せて

日本でうまくいかないカップルも、途上国で一緒に過ごせば彼女のこんな笑顔が見られるかも…?

 

グデ〜!(ガーナ南東部で使われている「こんにちは」の意味)

「世界の恋愛」をお伝えする旅するライターへむりです。

西アフリカの国、ガーナで青年海外協力隊をしている彼女に会いに来て、1ヶ月半が経ちました。

 

参照:ガーナまで遠距離恋愛中の彼女に会いに行った話

写真i
右が僕。真ん中は彼女の同僚です。

 

今回、途上国で彼女と時間を共にして、「これは世のカップルにもおすすめできるんじゃないか!?」と感じましたので、是非シェアをさせてください。 題して「カップルで途上国で過ごす5つのメリット」です。

 

僕らが住むアカチは隣国トーゴとの国境の近くにあります。

 

1.一緒の時間が長い

1 屋台で昼食
屋台で昼食〜♪

 

もう、これに尽きます!移動・食事・睡眠と、ほぼ24時間一緒にいます。
なので、趣味、進路、互いの家族の話、政治や宗教論まで、広く深く話をしています。
加えて、「共通言語」が生まれていきます。現地で共通の友人ができ、同じ景色に感動するという共通の体験ができるというのは、日本では得られない時間です。
『Work Simple』という本には「アメリカの共働きの夫婦の平均会話時間が12分だった」と書いていました。それが24時間だと、120倍。強引な単純計算ですが、3ヶ月で30年分の会話をしていることになりますね!

 

2.オフライン生活が送れる

(使えそうなら)こんな風景が日常
ガーナではこんな風景が日常です

 

日本では、ついついスマホのメールやSNSが気になってしまいました。 デートをしていても、ふとチェックしてしまったり…。
しかし、ガーナでは持っているwi-fiのルーターをオンにしなければ、僕のスマホはつながりません。(彼女のガーナ国内用の携帯電話は、もちろんつながります)
最近、どこかのホテルが『有料で携帯電話を預かるサービス』を始めたと聞きました。「オフラインは頑張って手に入れるもの」という世の中になりつつある今、こうしたオフライン生活は贅沢なのかもしれません。

 

3.トラブルを一緒に乗り越えられる

3 ビザ延長の手続きをする移民局
ビザ延長の手続きをする移民局

 

途上国では「当たり前」は通用しません。トラブルがしょっちゅう起こります。頼んだことをやってもらえなかったり、移動がうまくいかなかったり…。最近も、ガーナ滞在の延長手続きで、あっちこっちをタライ回しに遭いました。
情報もなく、お互いが経験したことが無いことを、二人で知恵を振り絞って乗り越えていかざるを得ません。イラっとすることも多いため、お互いの本性をさらけ出すことになります。 そんな経験は、未来に起こるトラブルを乗り越えるための力をつける時間になるのではないでしょうか。

 

4.不便を楽しめるようになる

4 水も荷物も、頭に乗せて
水も荷物も、頭に乗せて運びます

 

僕らが住んでいる地域では、たまの断水と、ほぼ毎日数時間の停電があります。 お風呂は、温水シャワーはなく水シャワーで、洗濯も手洗いです。
ですが、毎日のことなので、不便そうに見えた生活にも慣れていきます。たらいを使って一緒に洗濯物を絞りながら、あるいは、現地にある食材を使って美味しい日本食を作りながら、将来の話をしています。 停電の時に、家の庭にあるベンチから一緒に眺めた天の川や流れ星は忘れられないほどの美しさでした。 

 

5.子育てやキャリアについて刺激が得られる

5 シリアの小学校の先生と子ども達
2009年のシリアで撮影

 

国が変われば、仕事や家族に対する考え方は大きく違うものです。しかも、途上国では子どもの数が多く、大家族が一緒にいることが多いため、子育て事情が自然と目に入ってきます。 親戚や近所の人と一緒に子育てをしたり、子どもが子どもをお守りしていたり、子どもに自分の意見をハッキリ言うことを求めたり…。日本ではなかなか見られない風景や方針と日常的に触れ合うことになります。
加えて、「その国に住む日本人コミュニティ」というものがあり、現地で生活している日本人の方と出会う機会も多いです。そこで出会う人たちは、いわゆる「日本人的」とは違う生き方をされていて、ワークライフバランスや、海外で仕事をする上でのキャリアの積み方など、お話を聞くだけで勉強になります。そうした人たちと触れ合うチャンスが身近にあります。

 

ちなみにガーナの中流階級(教師養成校の先生)の方に月収を聞くと30000円ほど。 青年海外協力隊が派遣されている途上国であれば、生活費は300〜500$です(家賃は含まれません)。 結婚前にふたりで途上国で過ごすというのは、これからのふたりの人生にとって、価値があることではないでしょうか。

 


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へむり
生まれも育ちも大阪人なのに、よく関空で止められる。留学でイギリスに、NGOでフィリピンに、青年海外協力隊としてシリアに、と訪れていくうちに、日本の「普通」に馴染めなくなっているのに、なぜかキャリアセミナーの講師を各地でしている。2015年夏より、協力隊でガーナに行った彼女に会いに行き、そのままアフリカと中東を周る旅へ。 サイト:idea journey〜 世界の「生き方」「働き方」を伝える旅

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