世界一周しながらコピー用紙にマンガを書き続ける「旅する漫画家」がグアテマラよりお届け!連載8回目!
みなさん、雨は好きですか?
僕はおっぱいの方が断然好きです!!
やべぇ..あの噴水。マジで分かってるよ!@グアテマラ・アンティグア
あ、すいません。最近プチ断食にトライして体というより頭が軽くなった旅する漫画家シミです。
コスタリカで似顔絵の路上パフォーマンスをやった時に一枚。僕は元気です。
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前作を描いたのがグアテマラのサンペドロ・ラ・ラグーナという町だったのですが、次の目的地であるアンティグアに移動してからすぐに新作を描き始めました。
なんでかっつーと、気持ちが落ち込むような雨ばかり降っていたから。
僕がグアテマラを旅した9月って雨期まっさかりみたいな時だったんです。一日に一回は雨が降る感じで、そうなるともうどこへも行きたくなくなっちゃうんですよ。宿にいるかカフェにいるかしか居場所がない。漫画を描く紙も湿気っちゃうし、小遣い稼ぎの路上パフォーマンスだってできやしない。クソッ..雨なんて嫌いだ。
あ、ちなみに僕の下の名前「陽介」っていうんですけどね。
えっ?関係ない?大有りですヨ!
スイマセン。ちょっと後ろ向きで。こっからアゲていきます。
雨期のせいでちっともアンティグアが楽しめなかったかって言うとそうでもないんですよ!アンティグアは世界遺産の町ということもあって、割としっかりしたカフェがあるんです。もちろん値段はグアテマラの物価にしたら高かったんですけど、味と居心地は最高でした♪
行きつけにしていたカフェ。"Burn Bagle"。もちろんWi-Fiあります!
カフェめぐりみたいなことをすれば、雨が降っていても楽しめちゃうもんです。外を降りしきる雨の音を聞きながらペンを動かす。ふと顔を上げるとそこにはインディヘナ(先住民)のおばちゃんが手を頭にかざしてトコトコと歩いている姿が見えたりして…。『旅してんじゃん。おれ』って思うこともありました。雨に閉じ込められちゃってるんだけど、こうして僕は旅の記憶を漫画にすることができる。考え方によっては前を向けますね。
高い椅子とテーブルのある場所では「スタンディング・デスク(立ちながら作業)」してました。
カフェめぐりももちろんいい気分転換になるのですが、作業のノリが悪い時は思い切って環境を変えてしまうのも大切だと思います。学生だった頃、家だとちっとも勉強ができなかった僕はいつも予備校の自習室や図書館、もちろんカフェなんかで勉強していました。
今回は雑貨の仕入れをしにチチカステナンゴという町へ一泊二日で行ったのですが、雨でふさぎ込んだ気持ちをリセットするにはよかったと思います。
仕入れの様子はコチラ!
ちょっとボラれたんだよな。観光客が来る場所だったのでセールスのかけ方も気合いが入っていました。
で、ここも雨っつー..。
そもそも旅をすることって、環境を変えることだと思います。
「アフリカで誕生した人類は環境を変えていかなければ生きて行くことができなかった。人類は移動することによって進化してきた」という話をどこかで聞いたことがあります。
移動することって、自分に変化をもたらす上でとても大事なことなんじゃないでしょうか?僕はそう思います。
今回の新作はアンティグアの雨期に関するお話ですが、漫画を完成させたのは中米南下している最中に滞在したコスタリカのサン・ホセでのことでした。
コスタリカのホステル。10ドルもしたけど居心地よかったっす♪
まぁ、コスタリカも雨期が始まったばかりだったんですけどね(涙)
漫画を描く分には関係ないですけど、やっぱり気分的には下がります..。
それではお待たせしました。みなさん『いつになったら始まるの???』って感じだったでしょう。たった3ページの短編です。
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いかがでしたか?これ、前回と同じA4の薄っぺらいコピー用紙に描いてます。外で漫画を描く分にはやっぱり持ち運びしやすいA4サイズがベストってことですね。たかだか3ページの漫画にけっこう詰め込んだと思います。
余談ですが(っていうか漫画以外はほぼ余談だな)路上パフォーマンスの一環として似顔絵も描いています♪
元気をくれるのはやっぱり他の誰かなんだよなぁ。
アクセサリー売りのお兄さん。いいキャラしてたからよく描けた。
それではみなさんよい一日を!
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