タンデム(二人乗り)自転車で世界一周したsawaです。誰でも、今すぐはじめられる!自転車旅行に必要な3つのものという記事でさんざん煽っておいてなんですが、世界一周ともなると様々なトラブルが襲いかかってきます。今日は僕らが旅で遭遇したトラブルをまとめましたので、他人事ということで楽しんでもらえばと思います。
自転車旅でのトラブルとは主に、自転車の故障と、雄大な大自然の厳しさでした。
パンクはトラブルには入らない
悪路だとタイヤが磨耗してつるつるに。こうなるとパンクしやすくなります。
手に負えない場合は街の自転車屋に持って行きますが、基本は自分で修理です。
これらの修理技術は全て独学です。最初はろくにパンク修理をした事もなく自転車旅行をしていました。しかしトラブルがあるたびに思考錯誤して、身についていった技術です。いざとなると、人間って素晴らしい力を発揮するものなんです。
それでは、具体的なトラブルのケースを見ていきましょう。
ケース1 砂漠で迷って野宿するハメに
トラブルが多かったのが、標高4000mにあり南米一の悪路と名高いボリビアの宝石の道です。
砂漠でのパンク修理は大変です。時間もかかりますし、何より砂が入り再パンクを引き起こします。
宝石の道は悪路すぎて漕げない場所が多すぎました。自転車を押している時間の方が長いのではと思えたほどです……。
パンク修理に時間がかかり、おまけに道に迷って野宿する羽目になったことも。
関連記事→チリのアタカマ砂漠で遭難したら地図にない幻の湖が現れた
ケース2 ハイウェイで敷かれそうになる
と思ったら自分たちがパンク……。早く安全な場所へ移動しないと!急いでっ!
ケース3 パタゴニアにて吹き飛ばされそうになる
南米のパタゴニアは嵐の大地と呼ばれています。最大風速が60m/sを超えることも珍しいことではなく、自転車に乗る事はおろか立つことも辛い時がありました。
ケース4 最大の試練チベット
高地のチベットでも悪路が続き、何度パンクしたか覚えていません。
標高5000mで雨が降ってきた時は、寒さ、空気の薄さの三重苦……。
増水した川を渡る事もしばしば。後ろから着いてきてるのは嫁です。
ここまで大きな故障だと修理は不可能です。押して最寄りの街まで移動するのみです。
ここまでして何故行くのかと思いでしょう。
しかし、チベットで僕らが見たものは、この旅で一番の絶景でした。
関連記事→【ありえない絶景】3万もの赤い屋根が谷を埋め尽くすラルン・ガル・ゴンパ
文・写真:hirokazu sawa
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