成田空港でのトラベラーズチェックの購入方法まとめ


特に用がないのにもかかわらず、旅の高揚感を味わいたくて頻繁に成田空港に出没する、編集部のLeeです。

成田空港は日本の空の玄関口で、旅人向けのお店や施設がたくさんあります。

旅先で最も重要なお金に関しては、成田空港内に銀行や両替所などが出店しています。

忙しい人は、成田空港で両替を済ませてから出国する、そんな人も多いのではないでしょうか。

そんな成田空港の銀行や両替所では、もちろんトラベラーズチェックも取り扱っていました。

しかし現在は、成田空港でトラベラーズチェックを購入することができません。

今回は、かつて成田空港で購入できたトラベラーズチェックを振り返るとともに、代わりの手段として有望なキャッシュパスポートについて紹介します。

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※現在成田空港でトラベラーズチェックは購入できません

かつて成田空港内の銀行や両替所ではトラベラーズチェックを購入できました。

トラベラーズチェックではありませんが、私も事前準備がままならない状況で、ユーロの現金の調達を空港の両替所で行った経験があります。

確かに、空港で両替をするのは非常にレートが良くないのであまりおススメできませんが、スピーディーに両替をするための手間賃だと思えば決して高くはありません。

成田空港を含め国内でトラベラーズチェックは購入できない

繰り返しますが、現在成田空港でトラベラーズチェックを購入することはできません。

というのも、日本国内で購入可能なトラベラーズチェックがないからです。

かつては、アメックス、VISA、マスターなど数多くのブランドから、トラベラーズチェックが販売されていました。

しかし、クレジットカードや国際キャッシュカード、海外プリペイドカードなどの代替ツールの普及によって、トラベラーズチェックは次第にその役割を終えつつありました。

続々と日本国内での販売を終了するブランドが登場して、2014年3月31日、アメックスが日本国内でのトラベラーズチェック販売を終了したのを最後に、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなったのです。

トラベラーズチェックには有効期限がないため、ショッピングでの利用や換金はできますが、利用可能店舗数も減少の一途をたどっていますので、早めに換金やショッピング利用をしてください。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックが成田空港を含む日本国内で購入できなくなった現在、それに代わるお金の管理ツールとしておすすめなのが、海外プリペイドカーのキャッシュパスポートです。

9通貨を現地ATMで引き出せる

トラベラーズチェックを換金するには、銀行や両替所に行かなければなりません。

しかし、現地空港では銀行や両替所の前には長蛇の列ができていることも…。

手間取れば、出発に間に合わない可能性もあります。

しかし、キャッシュパスポートならば9通貨を現地ATMから引き出し可能です。

空港はもちろん、街中のATMでも引き出せますので、忙しい人には重宝します。

年齢制限も審査もない

トラベラーズチェックを購入するのは、誰でも可能です。

年齢制限もなければ審査もありません。

この点はキャッシュパスポートと共通しており、キャッシュパスポートも年齢制限、審査がありません。

スペアカードで紛失や盗難の際も安心

トラベラーズチェックは再発行が可能ですが、再発行には時間がかかるため、その間はトラベラーズチェックのお金を使うことができません。

キャッシュパスポートにはスペアカードがあり、メインカードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばそのまま使い続けられます。

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成田空港でのトラベラーズチェック購入可能店リスト

※現在、成田空港含め国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

ここでは、かつて成田空港でトラベラーズチェックを購入できたお店をピックアップします。

・三菱東京UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・りそな銀行
・千葉銀行
・千葉興業銀行
・京葉銀行
・トラベレックス

成田空港でのトラベラーズチェック購入方法

成田空港でトラベラーズチェックを購入する方法は、街中の銀行や郵便局、両替所などでトラベラーズチェックを購入するのと、何ら変わりはありません。

希望の通貨と購入金額を伝えると、お店のスタッフが必要な日本円の金額を言ってくれます。

言われた金額を支払えば、トラベラーズチェックの購入は完了です。

成田空港でトラベラーズチェックを購入する時の注意点

購入そのものは簡単でも、成田空港でトラベラーズチェックを購入する際には注意点があります。

目当ての銀行や両替所を早く見つけよう

最大の注意点が、時間です。

成田空港は広い

成田空港は現在3つのターミナルがありますが、トラベラーズチェックの購入が可能だった当時は、2つのターミナルでした。

ただし、それでも十分に広いです。

成田空港には、銀行や両替所がターミナルごと、フロアごとに点在していますので、正直なかなか見つけられません。

私も以前、空港で現金の両替をする際に、両替所をなかなか見つけられなかった苦い記憶があります。

フロアマップを参考にするか、ところどころにあるインフォメーションで、トラベラーズチェックの購入ができる場所の目星をつけておきましょう。

出国手続き前or出国手続き後

また、銀行や両替所が成田空港の出国手続き前のエリアにあるか、出国手続きエリア後にあるかも、注意しなければなりません。

両替を専門に行っているお店は出国手続き後のエリアにもありますが、両替以外も行なっている銀行は出国手続き前のエリアにしかありません。

目当てのブランドや通貨の事前確認を

成田空港内の全ての銀行や両替所のトラベラーズチェックが、同様の品揃えというわけではありません。

アメックスしか置いていないところもあれば、アメックスがなくてマスターしかないところもあります。

また、スイスフランや人民元のトラベラーズチェックは、在庫がない確率が他の通貨よりも高いです。

トラベラーズチェックのブランドが異なれば、現地の利便性も大きく変わってきますが、品揃えはフロアマップやインフォメーションセンターで教えてくれません。

事前にネットなどで調査をしておき、購入可能なトラベラーズチェックのブランドと通貨を確認しましょう。

成田空港には余裕を持って到着しておくべし

駅と同様に、空港も時間で動きます。

駅とは異なり、空港には出国審査やセキュリティチェックがありますので、搭乗するまでに時間がかかります。

「海外旅行では出発2時間前に空港に到着しておけ」というのは、手続きに時間がかかるからです。

最近では、オンラインチェックインや事前登録による出国審査の簡略化が可能となり、以前よりも時間はかからなくなっていますが、それでも、不測の事態が発生する可能性があります。

トラベラーズチェックを成田空港で購入する際も、時間に余裕を持っておきましょう。

出発便や到着便が重なる時間帯に成田空港を利用するのであれば、銀行や両替所には長蛇の列ができていると覚悟してください。

私は、現地空港到着時には両替所を利用せず、クレジットカードや海外プリペイドカードでATMを利用するようにしています。

両替所の長蛇の列をしり目に、ATMから簡単に現地通貨を得られますよ。

【2018年版】トラベラーズチェックの現在まとめ

[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type1″]トラベラーズチェックを使いたいけど、そもそも何なのか?買い方・使い方が分からないという人は多いですよね。

しかしトラベラーズチェックは2018年現在、販売されていません。

ここではトラベラーズチェックの現在の状況と、代わりにオススメのアイテムを紹介しています。[/chat]

トラベラーズチェックが販売されなくなった理由

トラベラーズチェックとは?
旅行小切手。小切手にサインをすれば現金同様の価値を持つ。世界中で利用可能なことから、主に旅行者を中心に使われていました。

トラベラーズチェックは、かつて多くの銀行や郵便局、両替所などで販売されていました。

しかし、2000年代後半からクレジットカードの普及にともないトラベラーズチェックの販売を行なう業者は少なくなっていきました。

そして2014年3月31日、トラベラーズチェック発行元最大手であるアメリカン・エキスプレスが、日本国内での販売を終了したのを最後に、現在日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

僕も、2016年にフランス旅行に行く際、アメックスのトラベラーズチェックを購入しようとゆうちょ銀行を訪れた際、「トラベラーズチェックは現在取り扱っていません」と言われ、愕然とした記憶があります。

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トラベラーズチェック無き現在の僕のお金の持ち方

トラベラーズチェック無き現在、海外旅行での僕のお金の持ち方は以下の通りです。

・日本円現金
・現地通貨現金
・クレジットカード
・海外プリペイドカード(マネパカード

クレジットカードを除く金額の合計は10万円程度で、その割合としては、「日本円現金:現地通貨現金:海外プリペイドカード=1:1:8」といったところです。

現金は盗まれると戻ってきませんので、多く持たないようにしており、極力クレジットカードを使うようにしています。

ポイントをつきますしね!

クレジットカードが利用できない時は、海外プリペイドカードを使って現地ATMからお金を引き出すようにしています。

海外プリペイドカードは金利がかからず、審査がないので初心者にもおすすめですよ。

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トラベラーズチェック無き現在マネパカードがおすすめ


トラベラーズチェック無き現在、トラベラーズチェックの信頼性の代わりとなるのは、海外プリペイドカード、特にマネパカードです。

その理由は、以下の通りです。

審査がなく限度額を自分で決められる

クレジットカードは年齢制限があり、審査によって利用枠が決められます。

トラベラーズチェックには審査がなく、購入金額の上限も特にありませんでした。

マネパカードはトラベラーズチェックと同様に、年齢制限が緩く(15歳以上)審査もありません。

マネパカードの限度額は100万円/回、トラベラーズチェックとは異なり限度額があります。

しかし、豪遊さえしなければほとんど無制限のような金額です。

チャージによって自分で限度額を決められ、追加チャージも可能ですので、クレジットカードとは異なり「高額の買い物をしたいけど枠を使い切ってしまった」なんてことはありません。

6通貨チャージ可能で周遊でも便利

トラベラーズチェックは、1通貨発行するごとに1冊のトラベラーズチェックが発行されました。

複数の通貨のトラベラーズチェックを持とうとすれば、冊数が増えて分厚くなってしまい、あまりスマートではありませんでした。

かといって現金では、異なる通貨が混じってしまい管理が大変です。

一方のマネパカードは、1枚のカードに6通貨をチャージすることができます。

 

また手数料も海外プリペイドカード最安なのでおすすめですよ!

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トラベラーズチェックの換金は現在でも可

日本国内における新規販売は廃止されたトラベラーズチェックですが、現在でも日本国内での換金は可能です

そもそも、トラベラーズチェックには有効期限がありませんので、期限切れで換金できないこともありません。

例えばアメックスのトラベラーズチェックは、アメックスが直接発行しており、銀行や両替所などは売買を委託されているにすぎません。

ですので、現在でもアメックスのトラベラーズチェックを取り扱っていた銀行や両替所などであれば、アメックスのトラベラーズチェックを換金してもらえます。

VISAやマスターカードのトラベラーズチェックは、提携している銀行や両替所などが直接発行しているため、発行元以外の店舗に持ち込んでも、換金してくれない場合もあります。

国内でのトラベラーズチェック換金場所は現在減少中

とはいえ2018年現在、トラベラーズチェックの換金を終了したところも増えてきています。

以下に、店舗ごとの現在のトラベラーズチェック換金状況についてまとめました。

店舗名

換金の可否

注意点

ゆうちょ銀行

×

三菱東京UFJ銀行

○(主要国際空港出張所、主要外貨両替ショップのみ) 券面に三菱東京UFJ銀行名が印刷されていないアメックスのトラベラーズチェックは換金不可

三井住友銀行

アメックスのトラベラーズチェックは三井住友銀行発行のもののみ

みずほ銀行

みずほ銀行発行のトラベラーズチェックのみ

トラベレックス

ワールドカレンシーショップ

セシール

×

ここには記載していませんが、地方銀行でも続々とトラベラーズチェックの換金が終了しています。

両替所では、引き続きトラベラーズチェックの換金を行なっていますが、事前に換金の可否を確認することをおススメします。

現在海外でトラベラーズチェックを使える場所は激減

かつて三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンク、郵便局(ゆうちょ銀行)、トラベレックスやワールドカレンシーショップなどの両替所、さらに、JTBなどの旅行代理店や通販業者セシールでも、トラベラーズチェックの販売が行なわれていました。

すでに購入したトラベラーズチェックは、日本国内での換金だけでなく現在でも海外で利用することが可能です。

トラベラーズチェックをそのまま利用できるところはもともと少ない

トラベラーズチェックは、その場でサインをすれば現金代わりにショッピングで使うこともできますが、その対応をしてくれるお店は元々多くありません。

僕がよく海外旅行に行くヨーロッパ、特にフランスでは一度もそのまま利用できたためしがありません。

フランスは実は小切手社会で、買い物に頻繁に小切手を使用していますが、それはあくまでも銀行口座と紐づけになった小切手の話です。

トラベラーズチェックは銀行口座と紐づけになっておらず、ショッピングの際に一度として受け取ってもらえませんでした。

アメリカではそのまま利用できるお店が比較的多かったですが、現在ではアメリカでもその数は減少しています。

海外でのトラベラーズチェック換金は可能

現在、海外でトラベラーズチェックを換金することは可能です。

銀行や両替所、高級ホテルなどで換金してくれるでしょう。

また、アメックスのホームページには、換金場所を検索できる機能があります。

フランスのパリで検索したところ、79ヵ所で換金可能とのことですが、実際にはこれよりも多いでしょう。

現地で利用予定のある方は、換金可能な銀行や両替所などで換金することをおススメします。

おすすめのトラベラーズチェック代替ツール3選をみる

トラベラーズチェックのおすすめ代替ツール3選

[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type1″]私も愛用していたトラベラーズチェックですが、2018年現在購入することができません。

「使えないとなると、海外でのお金の管理はどうすればいいの?」と悩む人もいるかもしれません。

この記事では、トラベラーズチェックの代替となるツールを私がいろいろ試してみた経験から3つご紹介します。[/chat]

トラベラーズチェックの代替ツール1
海外プリペイドカード

まず紹介する代替ツールが、「海外プリペイドカード」です。

海外プリペイドカードとは、チャージ(入金)した金額だけ使えるカードです。

VISAやマスター、JCBなどの国際ブランドが搭載されており、クレジットカードとほぼ同様に使うことができます。

海外プリペイドカードの多くは海外でしか使えませんが、マネパカードは国内でのショッピングにも利用可能です。

紛失・盗難の際も安心

では、海外プリペイドカードとトラベラーズチェックを比較して、海外プリペイドカードはトラベラーズチェックの代替となるか、チェックしましょう。

まず、紛失・盗難の際の対応ですが、トラベラーズチェックは紛失・盗難の際も再発行が可能です。

ただし、再発行には時間がかかり、その間はもちろん利用できません。

一方の海外プリペイドカードも、紛失・盗難の際の対応に優れているカードがあります。

それが「キャッシュパスポート」で、スペアカードが発行されるため、メインカードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードはそのまま利用可能です。

利便性は海外プリペイドカードが上

利便性についてですが、トラベラーズチェックはあまりよくありません。

フランス旅行に行った時も、換金せずにそのままトラベラーズチェックを使える店舗はありませんでした。

一方の海外プリペイドカードは、国際クレジットカードブランドの加盟店でのショッピングはもちろん、ATMを使った現地通貨の引き出しも可能です。

この点では、海外プリペイドカードはトラベラーズチェックの代替以上の活躍を見せます。

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トラベラーズチェックの代替ツール2
クレジットカード

次に紹介するトラベラーズチェックの代替ツール、それはクレジットカードです。

世界中でショッピングやキャッシングに利用でき、利用金額は後日、口座から引き落とされます。

審査でショッピング、キャッシングともに限度額が設定され、限度額以上の利用はできません。

使い勝手は3つのツールで一番

では、トラベラーズチェックの代替として、クレジットカードはふさわしいか見ていきましょう。

使い勝手については、トラベラーズチェックはもちろん、海外プリペイドカード、国際キャッシュカードを上回ります。

世界中のクレジットカード加盟店で使えるだけでなく、海外プリペイドカード、国際キャッシュカードでは支払えないこともあるデポジット(預り金)や現地の高速道路料金、現地のガソリン代も、クレジットカードならば問題ありません。

保険や付帯サービスも充実

トラベラーズチェックを利用しても、特に特典があるわけではありません。

しかし、クレジットカードには国際ブランドやカード会社独自の優待や特典があり、海外旅行保険やショッピング保険が付帯するカードもあります。

万が一の不正利用が心配

しかし、クレジットカードは紛失・盗難の際の不正利用が心配です。

最近では、カード会社による不正利用監視が強まっていますが、紛失・盗難の際の不正利用の可能性はゼロではありません。

一方のトラベラーズチェックは、「パスポート提示&目の前でパスポートと同じサイン」という2つのハードルがあり、これをクリアすることはまずできません。

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トラベラーズチェックの代替ツール3
国際キャッシュカード

そして、最後のトラベラーズチェックの代替ツール候補、それが国際キャッシュカードです。

仕組みが海外プリペイドカードと似ていますが、海外プリペイドカードがチャージ分だけ利用できるのに対して、国際キャッシュカードは口座の残高分だけ利用できます。

VISAやJCBなどの国際ブランドが搭載されていものもあります。

簡単に追加入金できる

私も、トラベラーズチェックを使いすぎてなくなってしまい、残りの現金とクレジットカードでどうしようか、不安になったものでした。

トラベラーズチェックは日本で購入するものであり、現地購入は手間もかかるのでおすすめしません。

しかし、国際キャッシュカードならば、紐づけしている口座のお金が無くなっても、そこに追加入金されれば、引き続き使うことができます。

これは、トラベラーズチェックの代替としては十分すぎる機能です。

口座の残高管理には注意が必要

しかし裏返せば、それは口座の残高管理には注意が必要ということです。

特に、国際キャッシュカードと紐づけになっている口座が、家賃や公共料金の引き落とし口座でもある場合、余計に注意が必要です。

国際キャッシュカードを使いすぎると公共料金の引き落としができず、旅行中に公共料金の引き落としがあると国際キャッシュカードの利用可能残高が減ります。

トラベラーズチェックは、金額分を事前に購入するので、そのような心配はありません。

トラベラーズチェックの代替でおすすめは海外プリペイドカード

トラベラーズチェックの代替ツールを3つ紹介しましたが、初心者に最もおすすめなのが審査が海外プリペイドカードです。

チャージ分以上利用できない点は、クレジットカードや国際キャッシュカードを上回るセキュリティです。

クレジットカードを現地で使いすぎてしまい、帰国後に利用明細を見てびっくりすることもありますが、海外プリペイドカードならばそんなこともありません。

海外にマネパカードを持っていけばこれだけ便利&お得に

数ある海外プリペイドカードの中でも、おススメが「マネパカード」です。

マネパカードを持って行けば、海外旅行がこれだけ便利でお得になります。

年齢制限がゆるい、審査なし

クレジットカードは高校生を除く18歳以上、国際キャッシュカードも中学生を除く15歳以上というのが、一般的な発行基準です。

しかし、マネパカードは15歳から持てるので、海外旅行に行く中高生のお子さんにも持たせられます。

また、審査もありませんので、クレジットカードの審査に通るか不安な方でも安心して持てます。

レートが良い

マネパカードは、両替レートが非常に良いことで知られています。

トラベラーズチェックに適用されるレートは、「対顧客電信相場」というレートで、現金を直接両替するよりも1%以上はお得なレートです。

トラベラーズの発行には1%の発行手数料がかかりますが、それを差し引いてもトラベラーズチェックはお得でした。

一方のマネパカードのレートを比較してみました。

マネパカード・キャッシュパスポート・銀行レート比較表

マネパカードで両替すると1ユーロ3円お得!

マネパカード

キャッシュパスポート

三菱東京UFJ銀行

1米ドル

114.17

115.57

116.09

1ユーロ

134.347

137.19

137.30

1英ポンド

154.503

160.09

164.57

1豪ドル

85.861

92.19

94.77

1香港ドル

14.832

15.28

16.94

上表のとおり2017年12月8日現在、マネパカードで例えば1ユーロ分両替すると134円かかり、海外プリカのキャッシュパスポートと比べて3円もお得になります。

500ユーロ両替すれば1500円お得になるので、旅先でちょっとした贅沢を楽しんでいます。

 

僕も3年愛用しているマネパカード、トラベラーズチェックの代わりとしておすすめです!

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トラベラーズチェックとは?


photo  by SenseiAlan

初めてトラベラーズチェックを使った際、なんだかお金持ちになった気分のした編集部のLeeです。

私が初めてトラベラーズチェックを使ったのが1997年、それ以降、海外旅行に行くたびにトラベラーズチェックにはお世話になりました。

しかし現在、トラベラーズチェックを国内で購入することはできなくなりました。

この記事では、トラベラーズチェックとは何かという素朴な疑問に答えつつ、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法として、キャッシュパスポートを紹介します。

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※トラベラーズチェックは販売終了になりました

トラベラーズチェックは、2014年3月31日、アメックスで販売を休止したのを最後に、日本国内で購入することはできなくなりました。

日本国内での購入はできなくなったものの、すでに購入済みのトラベラーズチェックを、現地でのショッピングに利用したり国内外で換金したりすることは可能です。

ただし、ショッピングや換金も利用可能な店舗は減少の一途です。

特に、日本国内で換金できる店舗はかなり少なくなっていますので、早めに使いましょう。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

繰り返しますが、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

それに代わるお金の管理方法を探す必要がありますが、おススメはキャッシュパスポートです。

キャッシュパスポートとは、海外専用のプリペイドカードで、チャージ(入金)した金額分しか使えません。

トラベラーズチェックと比較して、以下の点で優れています。

多くの場所で使える

トラベラーズチェックの換金は銀行や両替所などで可能ですが、ショッピングはごく限られた場所でしかできません。

一方のキャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。

マスターカードに対応しているATMから現地通貨を引き出せ、世界210以上の国と地域に広がる加盟店でショッピングができます。

紛失・盗難の際もそのまま使える

トラベラーズチェックとは再発行が可能な小切手ですが、再発行手続きをしている間は当然利用できません。

一方のキャッシュパスポートは、スペアカードがあります。

本カードが被害に遭っても、スペアカードでそのままショッピングや引出しができるのです。

追加で入金できる

日本国内で購入したトラベラーズチェックを、現地で追加購入することは可能ですが、手間を考えるとあまり現実的ではありません。

一方のキャッシュパスポートは、自分名義のインターネットバンキング口座があれば、追加チャージができます。

それが不可能な場合も、日本にいる家族によるチャージが可能です(事前に入金委任状を提出する必要がある)。

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トラベラーズチェックとは?

トラベラーズチェックとは「旅行者小切手」

トラベラーズチェックとは、日本語訳をすると「旅行者小切手」となります。

小切手というと、銀行に多額の預金をしているお金持ちしか持てない印象ですが、トラベラーズチェックに購入条件などは特に設定されていません。

普通の小切手は、小切手に金額を記入すると現金同様の価値を持ち、後日、紐づけになっている銀行口座から金額分が引き落とされる仕組みです。

一方、トラベラーズチェックとは、事前に金額分の小切手を購入しておき、利用の際に自らのサインをすることで現金同様の価値を持ちます。

トラベラーズチェックは銀行口座の開設をする必要がなく、世界中で利用可能なことから、主に旅行者を中心に使われていました。

トラベラーズチェックの通貨

トラベラーズチェックは、全ての通貨建てで発行されているわけではありません。

ある程度信用の高い通貨に限り、その通貨建てのトラベラーズチェックが発行されていました。

代表的な通貨は、以下の通りです。

・アメリカドル
・ユーロ
・日本円
・オーストラリアドル
・スイスフラン
・中国人民元

2001年、単一通貨ユーロが誕生する以前には、フランスフランやドイツマルク建てのトラベラーズチェックも発行されています。

私が頻繁に利用していたユーロ建てとフランスフラン建ては、1冊10枚つづりとなっており、ユーロは1枚10ユーロの10枚つづりで1冊となっていました。

トラベラーズチェックの発行元

トラベラーズチェックとは、ある程度信頼のおける発行元でないと意味がありません。

そのため、日本国内で購入できたトラベラーズチェックとは、以下のように限られた発行元でした。

・アメリカン・エキスプレス
・トーマスクック
・三菱東京UFJ銀行
・三井住友銀行(VISA)
・JTB

私が愛用していたのはアメックスのトラベラーズチェックで、他の発行元よりも信頼性が高いものでした。

トラベラーズチェックの購入方法

※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました

トラベラーズチェックの購入場所

日本国内でトラベラーズチェックを購入できるところは、限られていました。

私がアメックスのトラベラーズチェックを購入していたのは、郵便局(ゆうちょ銀行)でしたが、全ての郵便局やゆうちょ銀行で購入できたわけではありません。

限られた店舗でのみ販売されていたため、私がアメックスのトラベラーズチェックを購入する際には、車で30分以上離れた郵便局に行かなければなりませんでした。

郵便局以外には、都市銀行や地方銀行などの金融機関、トラベレックスやワールドカレンシーショップなどの両替所、さらにはJTBや日本旅行などの旅行代理店でも購入できました。

トラベラーズチェック購入の流れ

セシールや両替所の一部では、通信販売でトラベラーズチェックを購入することもできました。

ただし、送料がかかるのと信用が置けなかったこともあり、私は郵便局で購入していました。

「郵便」の窓口ではなく「貯金」の窓口に行き、「トラベラーズチェックをください」と言います。

郵便局ではアメックスしか置いてありませんでしたが、複数の発行元のトラベラーズチェックを揃えているお店ならば、お好みの発行元を指定しましょう。

もちろん、どの通貨をいくら分購入するかも、言ってください。

在庫があれば、その場で購入することが可能ですが、マイナー通貨だったり利用客が少ないお店だったりすると、取り寄せとなる場合もあります。

トラベラーズチェックを購入する際には、発行手数料として購入金額の1%が上乗せされます。

日本円の現金で支払ったら、購入契約書が渡されます。

万が一、トラベラーズチェックが紛失・盗難の被害に遭っても再発行が可能ですが、購入契約書がないといけないので、捨てずにとっておきましょう。

購入をしたら、「ホルダーズ・サイン」(所有者の署名)を1枚ずつします。

サインはどのサインでも構わないのですが、利用する際にパスポートを提示するため、パスポートと同じサインにしておくといいでしょう。

ホルダーズ・サインのない状態で紛失・盗難の被害に遭っても、再発行はされませんので、忘れずにサインをしてください。

トラベラーズチェックの使い方

トラベラーズチェックとは、ショッピングにも換金にも使える小切手です。

トラベラーズチェックでショッピング

トラベラーズチェックでショッピングの支払いをする際には、必要な金額分のトラベラーズチェックのカウンター・サイン(利用者の署名)をします。

必ず、その場でカウンター・サインをしましょう。

面倒だからと、事前にカウンター・サインとホルダーズ・サインの両方にサインをした状態で、紛失・盗難の被害に遭っても、再発行はされません。

もちろん、トラベラーズチェックの額面より多く支払った分に対してはお釣りが出ます。

ただし、ショッピングでそのままトラベラーズチェックが利用可能な店舗は限られています。

フランス旅行の際、私が行ったお店でトラベラーズチェックをショッピングに使えるお店はありませんでした。

トラベラーズチェックを換金

換金をするためには、現地の銀行や両替所、郵便局やホテルのフロントに足を運びます。

使い方は、ショッピングで利用するのと同じやり方ですが、換金場所によって手数料を差し引かれた状態で現地通貨を渡されます。

トラベラーズチェックは留学に本当におすすめなのか?

フランスへの留学の際、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを10万円分も持って行った、編集部のLeeです。

留学は出発前にも多くのお金がかかりますが、現地滞在中も結構お金がかかります。

交通費や食費、留学で使用する教材費やエクスカーション(遠足)の費用など、私の記憶では70万円以上使ったのではないでしょうか。

今回はそもそもトラベラーズチェックは留学向けなのかを解説します。

現在はトラベラーズチェックを日本国内で購入することができないため、トラベラーズチェックに代わる留学の際のお金の管理方法として、キャッシュパスポートも紹介しましょう。

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※現在留学にトラベラーズチェックを持って行くことはできません

1997年、おそらく生涯で唯一となるであろうフランスへの留学を経験しました。

その際、フランスフランと日本円の現金を5万円分ずつ持って行き、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを10万円分持って行きました。

しかし、もし2度目の留学が今後あるとしても、留学にトラベラーズチェックを持って行くことはできません。

というのも、2014年3月31日(アメックスのトラベラーズチェックが日本国内で販売終了)をもって、日本国内でトラベラーズチェックを購入することができなくなったからです。

留学のお金の持ち方はキャッシュパスポートがおすすめ

留学でのお金の管理方法として、私自身も重宝していたトラベラーズチェックですが、今後は利用できません。

トラベラーズチェックの代わりとして、留学経験者の私がおすすめするのが「キャッシュパスポート」です。

発行に年齢制限がない

海外で使えるプリペイドカードの中には、発行に際して年齢制限があるカードも少なくありません。

しかし、キャッシュパスポートは発行に際して年齢制限が一切ありません。

高校生はもちろん、中学生でも自分名義のキャッシュパスポートを発行できます。

英語教育の低年齢化に伴い、若い年代からの海外留学も盛んになることが予想される現代では、若いうちから持てるキャッシュパスポートは最適なお金の管理方法です。

日本の学校教育ではなかなかされない金銭教育も、キャッシュパスポートを使うことで実践から学べるでしょう。

紛失・盗難の際も安心

身の回りの管理がまだ十分でないお子さんを留学にやる親御さんも、キャッシュパスポートを持っていれば安心です。

留学の際、お金の管理方法は現金だけでなく、キャッシュパスポートやデビットカードなど、複数の方法に分散させるべきです。

中でもキャッシュパスポートは、紛失・盗難の際の安心度では群を抜いています。

現金を失くしたり盗まれたりしたら、海外ではまず戻ってきません。

クレジットカードの紛失・盗難の際は、所定の手続きを踏むことで被害額を補償してくれますが、カードの再発行については現地では対応できないカード会社もあるため、その間は不自由を強いられることでしょう。

トラベラーズチェックも、この点に関してはデメリットと言えるでしょう。

トラベラーズチェックの再発行は可能なものの、それを待っている間はトラベラーズチェックを使うことができません。

一方、キャッシュパスポートには、本カードとは別にスペアカードが発行されます。

万が一、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばそのまま利用を続けられます。

もちろん、本カードは利用停止手続きをすれば不正利用されません。

留学中の子供に送金も可能

クレジットカードやトラベラーズチェックにはなく、キャッシュパスポートにあるメリット、それが「家族からの送金も可能」という点でしょう。

トラベラーズチェックは、原則として日本国内で購入するものです。

海外でも購入は可能ですが、言葉や手続きの複雑さを考えるとおススメできません。

なのでトラベラーズチェックを海外で買い足すということは現実的ではありません。

私が留学した当時、国際送金といえば郵便局から行なうイメージでしたが、送金されるまでに1週間程度かかった記憶があります。

キャッシュパスポートは、事前に入金委任状を提出しておけば、本人以外の家族によるチャージ(入金)も可能です。

しかも、郵便局の国際送金よりもはるかに実行されるのが早いため、お金に困ることもなく、日本にいる親御さんが現地のお子さんの金銭管理をするには、最適の方法と言えます。

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トラベラーズチェックを留学におすすめする理由1
誰でも購入できる

※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました

トラベラーズチェックを留学の際におすすめする理由としては、主に3つの理由が挙げられます。

1つ目の理由として挙げられるのは、「誰でも購入できる」点です。

私が留学をした1997年当時、トラベラーズチェックや現金以外にも、クレジットカードを持って行きました。

私は当時20歳の大学生だったので、クレジットカードの発行に問題はありません。

クレジットカードには審査もありましたが、私はアルバイトもしていたので、無事にクレジットカードの審査も通過しました。

私は当時大学生でしたが、もし中学生や高校生で留学を考えていたらどうでしょうか。

クレジットカードは原則として、「高校生を除く18歳以上」が発行できます。

クレジットカードの家族カードの中には、申請があれば高校生でも家族カードの発行ができるものがあったようですが、両親が持っているクレジットカードには、そのような制度がなかったようです。

一方のトラベラーズチェックは、購入するのに特に条件が設定されていません。

大学生でも高校生でも、お金さえあれば購入できたのです。

トラベラーズチェックを留学におすすめする理由2
紛失・盗難の際にも安心

トラベラーズチェックを留学の際におすすめする2つ目の理由、それは「紛失・盗難の際にも安心」な点です。

幸いなことに、1997年のフランス留学中、クレジットカードやトラベラーズチェックが紛失・盗難の被害に遭うことはありませんでした。

しかし、万が一の対応を留学前に検討した結果、トラベラーズチェックの比率を多くしたのです。

その理由は、やはり再発行ができた点でしょう。

私は、フランスフラン建てのアメックスのトラベラーズチェックを購入しましたが、アメックスでは紛失・盗難の際のコールセンターを設置していました。

24時間365日、通話料無料で対応していましたし、アメックスのブランドも信頼して、アメックスのトラベラーズチェックを購入しました。

トラベラーズチェックを留学におすすめする理由3
両替レートが良い

そして、トラベラーズチェックを留学の際におすすめする3つ目の理由、それは両替レートが良かったことです。

残念ながら、当時の両替レートは覚えていませんが、それでも現金を両替するよりはレートが良かったのは記憶しています。

フランスフランと日本円の現金10万円分、フランスフラン建てのトラベラーズチェック10万円分を、留学中に使いきってしまった私ですので、トラベラーズチェックの両替レートが良かったのでかなり節約できました。

そもそもトラベラーズチェックの両替レートは「対顧客電信相場」というものが適用されていました。

一方、日本で両替したフランスフランの現金に対しては、対顧客電信相場に取扱手数料を加算した「現金売レート」が適用されていました。

取扱手数料の詳細は覚えていませんが、1%以上はあったかと思います。

つまり、トラベラーズチェックの両替レートは、現金の両替レートより1%以上良かったのです。

留学中、合計で20万円以上の支出があった留学生活でしたので、1%のレートの違いはかなり大きいものでした。

ハワイにトラベラーズチェックを持っていくのをおすすめしない理由

ハワイといえば、「金持ち芸能人がお正月に行く」イメージがいまだに強い編集部のLeeです。

アメリカ合衆国のハワイはリピーターが非常に多いです。

それだけ魅力がある場所ということなんでしょうが、開放的な気分になる常夏リゾートでも、お金の管理はしっかりとしないといけません。

この記事では、そんなハワイでトラベラーズチェックは使えるか、そしてトラベラーズチェックの代わりとしておすすめの海外プリペイドカード「キャッシュパスポート」は、ハワイで使えるのかを紹介します。

※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました

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トラベラーズチェックはハワイで使えるの?

トラベラーズチェックはハワイで利用可能

私が旅行するのは、おもにヨーロッパ、特にフランスです。

フランスでは、トラベラーズチェックを使ってそのままお買い物できるところは、ほとんどありませんでした。

現地の銀行や郵便局などに足を運んで、現地通貨の現金に換金をしてから利用しなければなりません。

手間は結構かかりましたが、それでも優秀なお金の管理方法だったので、よく使っていました。

一方、ハワイのあるアメリカではトラベラーズチェックをそのまま利用できるお店も結構あります。

ラスベガスのカジノでアメリカドルのトラベラーズチェックを現金に換金してもらったり、ハワイではホテルのフロントで両替もしてもらったりできます。

ドル建てトラベラーズチェックはどこでも買えた(現在は買えない)

ハワイはアメリカ合衆国なので、通貨は当然アメリカドルです。

アメリカドル建てのトラベラーズチェックは、アメックスはもちろん、VISAやマスターカードなどのクレジットカードブランドなど、数多くのブランドから発行されていました。

日本国内でトラベラーズチェックを取り扱っている場所ならば、銀行や郵便局、両替所などで、アメリカドル建てのトラベラーズチェックを購入可能でした。

私も、アメリカドル建てのトラベラーズチェックを、郵便局や空港の両替所で慌てて買った経験があります。

ただし、2014年3月31日をもって、日本国内でトラベラーズチェック(アメリカドルを含む全通貨)を購入することはできません。

ハワイにトラベラーズチェックを持っていくのはおすすめしない理由

結論としては、現在ハワイにトラベラーズチェックを持って行くのは、おススメできません。

前述したように現在、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

以前購入したトラベラーズチェックを、ハワイ旅行で使おうとしても、それもあまりおススメできません。

偽物と疑われて受け取ってもらえないことも

トラベラーズチェックが衰退したのは、クレジットカードや国際キャッシュカードなど、他の手段が普及したのが大きな理由ですが、偽トラベラーズチェックが多く発行されたことも、衰退に拍車をかけたと言われています。

仮に、自分が持っているトラベラーズチェックが本物だったとしても、偽物の疑いをかけられて受け取りを拒否されかねません。

それでなくても、最近ではハワイでもトラベラーズチェックをそのまま利用できるお店は減ってきています。

ハワイでトラベラーズチェック換金場所は少ない

加えて、ハワイでアメリカドル建てのトラベラーズチェックを換金できる場所も少なくなってきています。

アメックスではトラベラーズチェックを換金できる銀行を検索可能なサイトがあるのですが、それでオアフ島を検索すると、ホノルルを中心に10カ所しかありません。

もちろん、先ほども説明したとおり、ホノルルのホテルで換金できる例もありますが、いつ換金不可能になるかも不透明です。

今や、使えるかどうかも不安定になってきているため、ハワイでのお金の管理方法としては、トラベラーズチェックはおススメできません。

ハワイでのお金の管理はキャッシュパスポートがおすすめ

キャッシュパスポートとは?

ハワイでトラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としては、キャッシュパスポートがおすすめです。

キャッシュパスポートとは、海外専用のプリペイドカードです。

プリペイドカードとは言っても、見た目はクレジットカードと大差がありません。

マスターカードブランドが搭載されていますので、クレジットカードと同じようにショッピング利用できます。

銀行振込やATM、インターネットバンキングを使って、キャッシュパスポートにアメリカドルなどをチャージ(入金)しておけば、ショッピングはもちろん、チャージしたアメリカドルの引き出しもできます。

ハワイにキャッシュパスポートを持っていけばこれだけ便利に

ハワイにキャッシュパスポートを持って行くと、便利に快適に滞在できます。

トラベラーズチェックと比べてどれだけ便利か、比較してみましょう。

各種優待を受けられる

キャッシュパスポートを持って行けば、マスターカードの海外優待を受けられます。

エクスペディアで9%オフ、Hotels.comで8%オフ

最近のハワイでは、パッケージツアーではなく自分でホテルを予約する人が増えています。

そんな人たちが多く利用しているのが、ホテル予約サイトの「エクスペディア」「Hotels.com」です。

ホテル予約サイトから予約の際に、クーポンコードを入力すると、エクスペディアでホテルが9%オフ、Hotels.comでホテルが8%オフとなります。

トラベラーズチェックで支払っても、ホテルは安くなりません。

一部ホテルではホテルクレジットがもらえる

ホテル予約サイトではありませんが、ハワイのホテル「ハレクラニ」「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」では、3連泊以上宿泊すると150ドルのホテルクレジットがもらえます。

ホテル滞在を満喫できる特典、トラベラーズチェックにはもちろんありません。

JALマイルが貯まる

キャッシュパスポートを登録した上で、ハワイの参加加盟店で利用すると、JALマイルが貯まります。

トラベラーズチェックを利用しても、もちろんJALマイルは貯まりません。

レンタカーがお得に

ハワイにあるハーツレンタカーでは、レンタカーが10%オフで利用できます。

もちろん、トラベラーズチェックにはこの特典がありません。

現地通貨を気軽に引き出せる

キャッシュパスポートは、銀行のキャッシュカードと同じように、チャージした現地通貨を現地のATMから簡単に引き出せます。

ハワイのイオラニ宮殿周辺だけでも、対応ATMは15台以上あります。

しかも、日本人観光客が訪れるアラモアナ・センターやABCセンターなどでは、日本語対応ATMも数多くあります。

ATMの営業時間も24時間稼働しているところが多く、急にアメリカドルが必要になっても安心です。

トラベラーズチェックは、有人の銀行や両替所窓口で換金する必要があり、営業時間もATMよりはるかに短いです。

アメリカドルの残高が少なくなっても安心

楽しいハワイライフでは、ついお金を使いすぎてアメリカドルがなくなってしまう可能性もあります。

しかし、キャッシュパスポートならば心配いりません。

日本に自分名義のネットバンキング口座があれば、そこからキャッシュパスポートにチャージできます。

ネットバンキングがない場合も、事前に委任状を提出しておけば、本人以外の家族によるチャージも可能です。

ネットバンキングも代理チャージしてくれる家族がいなくても、心配いりません。

キャッシュパスポートの中に、アメリカドル以外の通貨がチャージしてあれば、他の通貨をアメリカドルに自動で両替してくれ、不足分を補ってくれます。

ただし、自動両替を利用すると、為替手数料として4%を支払わなければなりません。

一方、トラベラーズチェックを現地で使い切ったら、もうそれでおしまいです。

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トラベラーズチェックは本当にお得なのか?

日々、お得なお金の管理方法を探し続けている編集部のLeeです。

海外旅行に行くとき、お金の管理方法にはいつも頭を悩ませています。

かつては、現地通貨建てのトラベラーズチェックを持って行って、それをお金の管理方法としていました。

しかし現在、トラベラーズチェックを日本国内で購入することができないため、新たなお金の管理方法を探すのが急務となっています。

今回は、トラベラーズチェックがお得だった理由と、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法である「キャッシュパスポート」のお得度を見ていきたいと思います。

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※トラベラーズチェックは販売終了になりました

日本では、アメックス、VISA、マスターカードなど、国際ブランドのクレジットカード会社が発行しているトラベラーズチェックをはじめ、JTBやみずほ銀行などが独自に発行しているトラベラーズチェックなど、数多くの種類のトラベラーズチェックを購入できました。

購入可能なトラベラーズチェックの通貨も、以下のようにバリエーション豊富でした。

・アメリカドル
・ユーロ
・カナダドル
・イギリスポンド
・スイスフラン
・中国人民元
・オーストラリアドル
・日本円

私はヨーロッパへ旅行に行く機会が多かったので、ユーロ建てのトラベラーズチェックにお世話になりました。

初めて海外旅行に行ったのは1997年のフランスでしたが、その時はユーロではなくフランスフランでしたので、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを、日本の郵便局で購入していました。

2014年3月31日、日本でのトラベラーズチェック販売が終了

しかし、トラベラーズチェックの販売網は徐々に狭まり、2013年には三井住友銀行がトラベラーズチェックの販売を終了しました。

そして2014年3月31日、アメックスのトラベラーズチェックが販売終了になったのを最後に、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなったのです。

日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなったものの、すでに購入済みのトラベラーズチェックを換金することはできます。

しかし、日本国内におけるトラベラーズチェックの換金場所も少なくなる一方ですので、換金を考えている方は早めに行なってください。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ。外貨両替よりお得

トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としては、クレジットカード、国際キャッシュカード、海外プリペイドカードなどがありますが、最もお勧めできるのは海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」です。

セキュリティがばっちり

キャッシュパスポートにはICチップが搭載されています。

海外では、ICチップを読み取ってカード決済するのが一般的です。

2016年にフランスに旅行に行った際も、駅の自動券売機やレンタサイクルの受付端末などは、ICチップを搭載していないカードは利用できませんでした。

日本の銀行ATMはカードを飲み込むタイプが主流ですが、パリのATMにはICチップ部分のみを差し込むタイプのATMも多かったです。

ICチップで決済をすれば、スキミングで磁気ストライプからカード情報を読み取られる心配もありません。

利便性も抜群

マスターカードブランドが搭載されているキャッシュパスポートは、世界210以上の国と地域で利用可能です。

今では国際ブランドによる地域差も少なくなりましたが、JCBは海外では使えないところもまだあります。

VISAはアメリカで強く、マスターカードはヨーロッパで強いと言われています。

私は主にヨーロッパを旅行するため、マスターカードはまさにうってつけです。

キャッシュパスポートにはスペアカードもあるため、万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードで旅行を続行できます。

何よりレートがお得

キャッシュパスポートは、以下の9通貨で利用可能です。

・日本円
・アメリカドル
・ユーロ
・イギリスポンド
・オーストラリアドル
・ニュージーランドドル
・カナダドル
・シンガポールドル
・香港ドル

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要通貨を網羅していますね。

ここでは、日本円を除く8通貨で、2017年10月20日における日本円→外貨の1通貨当たりの両替レートを紹介します。

比較するのは、「キャッシュパスポート」と「(両替所の)トラベレックスのオンラインレート」です。

キャッシュパスポート(円)

トラベレックス(円)

アメリカドル

115.00

115.67

ユーロ

137.41

137.36

イギリスポンド

155.54

160.30

オーストラリアドル

96.26

98.37

ニュージーランドドル

85.93

89.80

カナダドル

97.86

99.39

シンガポールドル

87.56

89.07

香港ドル

15.23

16.60

ユーロを除いて、トラベレックスオンラインよりもキャッシュパスポートのレートの方がお得なことが分かります。

しかも、トラベレックスはオンラインではなく店舗で両替をする際には、オンラインでのレートよりさらに条件が悪くなりますので、キャッシュパスポートはさらにお得になります。

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トラベラーズチェックはなぜお得なのか?

トラベラーズチェックがお得な理由、それは適用される為替レートが異なる点が挙げられます。

外国の両替所や銀行などで「日本円現金→現地通貨現金」への両替を行なう際、適用される為替レートは「現金売/買レート」です。

「現金売/買レート」は「対顧客電信相場」に「現金取扱手数料」が加味されたレートとなっています。

一方のトラベラーズチェックは、対顧客電信相場がそのまま両替レートとして適用されており、現金取扱手数料は加味されておりません。

その分、対顧客電信相場をそのままレートで適用しているトラベラーズチェックの方が、両替レートが良い(=お得)ということになります。

対顧客電信相場や現金取扱手数料は、取扱金融機関によって異なります。

三菱東京UFJ銀行を例に挙げますと、日本円をオーストラリアドルに両替する際、「対顧客電信相場(トラベラーズチェック)と「現金売/買レート」(現金)では、レートに10%前後の開きが生じます。

トラベラーズチェックの発行には、1%程度の発行手数料がかかりますが、それを差し引いてもまだトラベラーズチェックの方がお得に両替できることになります。

トラベラーズチェック・キャッシュパスポート・現金
為替レート比較

トラベラーズチェックは「対顧客電信相場」が適用され、現金の両替は手数料が上乗せされた「現金売/買レート」が適用されることは、説明しました。

ここでは、2017年10月20日現在の、「対顧客電信相場」「現金売/買レート」「キャッシュパスポートのレート」を、三菱東京UFJ銀行のレートを参考に1通貨当たりの両替で比較してみましょう。

キャッシュ
パスポート

対顧客電信相場

現金売レート

アメリカドル

115.00

113.99

115.79

ユーロ

137.41

134.98

137.48

イギリスポンド

155.54

153.37

161.37

豪ドル

96.26

90.82

98.52

NZドル

85.93

82.91

89.61

カナダドル

97.86

92.27

99.27

シンガポールドル

87.56

84.15

89.15

香港ドル

15.23

14.90

16.90

現在ではトラベラーズチェックは販売されていませんが、仮に現在もトラベラーズチェックが販売されていたと仮定すると、適用レートである「対顧客電信相場」はかなりレートがお得です。

ただし、トラベラーズチェックを購入する際には、1%の発行手数料がかかりますので、それを加味すると、キャッシュパスポートとレートはさほど変わりありません。

三菱東京UFJ銀行の現金レートは、どれもキャッシュパスポートのレートよりも悪いです。

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トラベラーズチェックは海外でまだ使えるのか?

[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type1″]1997年に初めてフランスに行ったときに余った、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを、記念に換金せずに持っているLeeです。[/chat]

国内でのトラベラーズチェックの販売は終了しましたが、以前発行したトラベラーズチェックが手元にあり、海外でまだ使えるのかよく分からない人はいませんか?

この記事では、トラベラーズチェックが現在、海外で使えるのかをお伝えするとともに、トラベラーズチェックの代わりのお金の管理方法「キャッシュパスポート」を紹介します。

トラベラーズチェックは海外でまだ使えるの?

海外でトラベラーズチェックは使えるのか?見ていきましょう。

海外でトラベラーズチェックを使える場所は激減

まず、日本で購入したトラベラーズチェックを海外で利用することはできるかについてですが、これは可能です。

ただし、トラベラーズチェックの利用については、国や地域によって通用度に大きな差があります。

アメリカでは、(場所にもよりますが)トラベラーズチェックを換金することもできますし、そのまま利用することもできます。

ヨーロッパでは現在、アメリカほどトラベラーズチェックは使えません。

私も、2006年にフランスに行った際に、ユーロ建てのトラベラーズチェックを持参しました。

元々、ヨーロッパでトラベラーズチェックをショッピングに使える場所を見つけるのは難しかったのですが、以前は換金できた両替所でも換金できなくなっていました。

ヨーロッパでさえ使えなくなってきているのですから、その他の地域はさらに使えないと考えて間違いありません。

海外でのトラベラーズチェックの購入は可能

次に、海外でトラベラーズチェックを購入することですが、私は現地でトラベラーズチェックを購入した経験がないものの、可能なことは可能です。

ただし、海外でトラベラーズチェックを購入する際には、現地通貨の現金を持って行かなければなりません。

日本円現金→現地通貨現金の両替は両替レートもよくありません。

さらに、国によって手数料率は異なるものの、トラベラーズチェックを購入する際に販売手数料もとられます。

現金の両替と販売手数料という、いわば「二重の手数料」を取られる状態ですので、全くお得ではありません。

※トラベラーズチェックの国内販売は終了

それでも、「お金の管理方法としてトラベラーズチェックを新たに持って行きたい」と考えている人もいるかもしれませんが、それはできません。

トラベラーズチェックのブランドには、アメックス、VISA、マスターなどがありますが、現在、そのいずれもトラベラーズチェックの日本国内向けの新規販売を行なっておりません。

2014年3月31日、アメックスが日本国内でのトラベラーズチェックの新規販売を終了したのを最後に、トラベラーズチェックを日本で購入することはできなくなりました。

トラベラーズチェックの換金はできる

日本国内でトラベラーズチェックの新規購入をすることはできませんが、日本国内でトラベラーズチェックの換金をすることはできます。

日本はアメリカなどと異なり、トラベラーズチェックでそのまま買い物をできるお店が、もともと少ないです。

ですので、日本国内でトラベラーズチェックを使えるとしたら、現金に換金するのがメインとなります。

アメリカドルやユーロといったメジャー通貨建てはもちろん、日本円やイギリスポンド、オーストラリアドルやカナダドルなど、メジャー通貨でない通貨のトラベラーズチェックも、日本で換金することはできます。

私も、2000年にフランスに旅行に行った際、余ったトラベラーズチェックを、帰国してから最寄りの郵便局で換金しました。

ただし、その時は結構多く余らせてきましたので、郵便局の窓口でトラベラーズチェックに何枚もサインをして、手が疲れてしまったのを覚えています。

トラベラーズチェックはすぐに換金すべき

トラベラーズチェックには有効期限がありませんので、有効期限切れで使えない、換金できないという心配は基本的にありません。

ただし、日本の金融機関によっては、トラベラーズチェックの換金を終了してしまったところもありますので、注意が必要です。

私がアメックスのトラベラーズチェックを頻繁に購入していた郵便局(現在のゆうちょ銀行)では、2016年5月2日をもって、トラベラーズチェックの換金を終了してしまいました。

他の金融機関や両替所でも、程度の差はありますが、トラベラーズチェックの換金業務については縮小の一途です。

換金できなくなる前に、早めに換金をしておきましょう。

トラベラーズチェックの代わりはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックがお金の管理方法として使えるとは言い難い現在、新たなお金の管理方法を探さなければなりません。

クレジットカード、国際キャッシュカード、海外プリペイドカードなどが、新たなお金の管理方法の候補となっています。

もちろん、全てを使っても構わないのですが、最も使えるお金の管理方法は海外プリペイドカード、中でも「キャッシュパスポート」です。

9通貨をチャージできる

キャッシュパスポートは、事前に使いたい通貨をチャージして使うカードです。

キャッシュパスポートでは、アメリカドルユーロなど9通貨をチャージすることができます。

アメックスのトラベラーズチェックも、7通貨くらいまでは発行していましたが、それらすべてを持ち歩こうとすると、かなりの厚みになってしまいました。

キャッシュパスポートならば、薄いカード1枚に9通貨を詰め込むことができます。

クレジットカードも世界中で使えますが、為替レートは自分のタイミングで決めることはできません。

一方のキャッシュパスポートは、好みのタイミングの為替レートでチャージをすることができますので、レートの良い時にチャージすればお得になります。

クレジットカードと変わらない使い勝手

トラベラーズチェックは、必ずしも使い勝手が良いとはいえません。

私がフランスに行った時も、トラベラーズチェックはもっぱら換金だけしていて、そのまま買い物に使えたためしがありません。

換金場所を探さないと、トラベラーズチェックはただの紙切れですので、貴重な観光の時間を無駄にしていたかもしれません。

一方のキャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。

マスターカードブランドは、世界210以上の国と地域で利用可能です。

マスターカードのクレジットカードと同じように、キャッシュパスポートで買い物をすることができます。

現地通貨がほしい時もトラベラーズチェックのように換金場所を探すまでもなく、近くのATMから日本で預金を引き出すのと同じような操作方法で、チャージしておいた現地通貨を引き出すことができます。

クレジットカードでも現地通貨を引き出せるものの、それはあくまでも「借金」であり、年15%以上の金利が発生します。

キャッシュパスポートはチャージした自分のお金を引き出すので、金利はもちろん発生しません。

スペアカードで引き続き旅行を楽しめる

キャッシュパスポートを新規発行すると、本カードと一緒にスペアカードが付いてきます。

私は経験がありませんが、トラベラーズチェックは紛失・盗難の被害に遭っても再発行ができます。

ただしその際は、未使用のトラベラーズチェック番号、購入契約書を用意した上で、再発行の手続きをしなければなりません。

すぐに再発行されるわけでもないため、その間はお金のやりくりに困ってしまいます。

一方のキャッシュパスポートは、万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが手元にあれば、引き続き使えるのです。

もちろん、本カードは利用停止手続きをすれば使えませんので、安心ですよ!

キャッシュパスポートのメリットを詳しくみる

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トラベラーズチェック11種比較してみた

数あるトラベラーズチェックを比較しても、アメックスのトラベラーズチェックがやっぱり一番かっこいいなと思う編集部のLeeです。

トラベラーズチェックにはいくつかの種類がありますが、それぞれを比較してより自分に合ったトラベラーズチェックを購入しよう、そう考えている人もいるのではないでしょうか。

現在では、トラベラーズチェックを新規購入することはできませんが、この記事では、複数のトラベラーズチェックを様々な観点から比較しています。

さらに、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としてキャッシュパスポートを、トラベラーズチェックと比較しながら紹介しましょう。

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※現在トラベラーズチェックを新規購入することはできません

私も、海外旅行に行くたびにトラベラーズチェックを購入していましたが、2016年にフランス旅行に行ったときには、トラベラーズチェックを持って行っていません。

というのも、トラベラーズチェックが売っていなかったからです。

いつもの調子でゆうちょ銀行にトラベラーズチェックを購入しに行ったのですが、「もう販売していません」と言われて衝撃を受けました。

実は、2014年3月31日をもって、日本国内におけるトラベラーズチェックの新規購入はできなくなったのです。

購入済みのトラベラーズチェックをまだ大切に持っている方は、海外で利用することはできますし、日本で換金することもできます。

トラベラーズチェック自体に有効期限はないものの、トラベラーズチェックの利用や換金が可能な店舗は年々減少していっているため、記念に持っておく人以外は早く使ってしまいましょう。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックの代わりとしておすすめなのが、キャッシュパスポートです。

トラベラーズチェックと比較しながらご紹介します。

スペアカードで安心

トラベラーズチェックは再発行が可能なものの、発行までに時間がかかります。

一方のキャッシュパスポートは、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードがあれば使い続けられます。

追加チャージできる

日本国内で購入したトラベラーズチェックを現地で使いきってしまったら、新たに海外で購入することは手間がかかります。

一方のキャッシュパスポートならば、自分名義のネットバンキング口座に残高があれば、現地からでもキャッシュパスポートにチャージできます。

それでも無理な場合、事前に入金委任状を提出しておけば、家族による代理チャージも可能です。

クレジットカードと同様にショッピングできる

トラベラーズチェックは換金して使うのが一般的で、そのまま使おうとしても私がヨーロッパ滞在中には、ほとんど使えるお店がありませんでした。

一方のキャッシュパスポートは、マスターカードの加盟店ならば、クレジットカードと同じ使い方でショッピングが可能です。

キャッシュパスポート公式サイトはこちら

トラベラーズチェック3種比較表

※現在、国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

トラベラーズチェックは、様々な会社から発行されていました。

メジャーなトラベラーズチェックのブランドといえば、「アメックス」「VISA」「マスターカード」の3種類です。

ここでは、取扱店舗別に、購入可能なトラベラーズチェックのブランド、そして手数料を比較します。

店舗名

購入可能なトラベラーズチェックと通貨

手数料

トラベレックス

VISA、マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

ゆうちょ銀行

VISA
(アメリカドル、日本円)アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

JTB

マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

セシール

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円)

0.5%~0.7

三井住友銀行

VISA
(アメリカドル、日本円)マスターカード
(ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

香港上海銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

三菱東京UFJ銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード
(アメリカドル)

1

みずほ銀行

マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード
(アメリカドル)

1+1000

北洋銀行

VISA、マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円)

1

千葉銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、スイスフラン、日本円)

1

近畿大阪銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

どのトラベラーズチェックがおすすめ?

特におススメはアメックス

主に3種類あるトラベラーズチェックのブランドですが、比較して最もおすすめなのがアメックスです。

多くの場所で買える

アメックスのトラベラーズチェックは購入場所が非常に多いのがメリットです。

全国各地を網羅するゆうちょ銀行の、トラベラーズチェックを取り扱っている店舗で購入できます。

また、送料無料の宅配でトラベラーズチェックを販売しており、手数料も通貨によって0.5%~0.7%と他と比較して低いです。

特に、地方在住者にとっては、ゆうちょ銀行や宅配の使えるアメックスは、大きな強みですね。

現地での換金がお得

また、アメックスのトラベラーズチェックは現地で換金をするときも非常にスムーズです。

私が1997年にフランスに留学していた時、宿舎の近くにアメックスのトラベラーズチェックを換金できる郵便局があったのですが、そこは換金の際の手数料が無料でした。

他では、2%程度の手数料がかかっていたので、アメックスのトラベラーズチェックで大いに留学費用を減らせました。

国内でも多くの場所で換金できる

VISAとマスターはブランドだけを提供して、実際の発行や販売は銀行などに任せています。

そのため、同じVISAブランドのトラベラーズチェックでも、発行している国内銀行と換金に持って行った国内銀行が異なれば、受け取ってもらえないこともあります。

それと比較して、アメックスは自社でトラベラーズチェックを発行しており、販売を銀行や郵便局に委託しています。

そのため、どこで販売されたトラベラーズチェックであっても、アメックスブランドを取り扱っている国内の場所であれば、換金してくれるのです。

ヨーロッパ旅行ならば、マスターカード(トーマスクック)もあり

ほとんどのケースでは、アメックスのトラベラーズチェックを持って行けば間違いないですが、ヨーロッパ旅行の場合は、マスターカードのトラベラーズチェックでもいいかもしれません。

マスターカードブランドのトラベラーズチェックの1つに、「トーマスクック」があります。

発行元はトラベレックスですが、トーマスクックの本社はロンドンに置かれています。

1998年にイギリス旅行に行ったとき、フランスからの列車が到着したウォータールー駅には、トーマスクックが存在感を発揮していました。

アメリカ、日本人観光客が多い渡航先ならば、VISAもアリ

アメリカや日本人観光客が多い地へ行くならば、VISAもありです。

日本国内で販売されるVISAブランドのトラベラーズチェックは、アメリカドルと日本円が多いです。

どちらも基軸通貨ですので、比較的多くの国で受け取ってもらえます。

空港でのトラベラーズチェックの購入方法まとめ

海外旅行に行く際は、空港に出発2時間前までに到着して、手続きを済ませたら思う存分空港施設を楽しむことにしている、編集部のLeeです。

「空港でトラベラーズチェックを購入すればいいや」と考えている人もいるかもしれませんが、現在、日本国内の空港でトラベラーズチェックを購入することはできません。

「じゃあ、海外でのお金の管理はどうすればいいの」と考えるでしょうが、海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」がおすすめです。

今回はキャッシュパスポートのおすすめポイントを紹介するとともに、かつては可能だった空港でのトラベラーズチェック購入について紹介します。

キャッシュパスポート公式サイトはこちら

※現在空港でトラベラーズチェックを購入することはできません

2014年3月31日、アメリカン・エキスプレスが日本国内でのトラベラーズチェック販売を廃止したのをもって、日本国内ではトラベラーズチェックを購入できなくなりました。

私も以前はトラベラーズチェックを愛用していたので、このニュースには驚いたものです。

現在、空港はもちろん街中の銀行や郵便局でもトラベラーズチェックを購入することはできません。

トラベラーズチェックの現地での利用や日本国内での取扱店舗における換金は、引き続き可能ですが、取扱店舗が少なくなっているため、特に日本国内での換金は早めに行なった方がいいでしょう。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックは、自分のサインをしないと利用できない、紛失・盗難の被害に遭っても再発行が可能など、セキュリティ機能が極めて高いものでした。

私も、以前フランスでトラベラーズチェックの換金を行なった際に、窓口のオバちゃんが(パスポートの写真と見比べて)こちらを凝視しているので、「本人確認がしっかりとしているのかな」と思ったほどです。

そんなトラベラーズチェックに代わるお金の管理方法として、キャッシュパスポートをおススメします。

キャッシュパスポートには、以下のようなメリットがあるからです。

家族によるチャージも可能

海外旅行で思ったよりも羽目を外して、チャージしておいたプリペイドカードの残高がなくなった経験、ありませんか?

自分名義のインターネットバンキング口座があれば、現地でのスマホ操作でキャッシュパスポートへのチャージができますが、ネットバンキングの口座がないとできません。

そんなとき、キャッシュパスポートは日本にいる家族が代理人として、チャージをすることができるのです。

送金手段としても使えますし、思う存分旅行を楽しめますね。

出発直前の申込でも間に合う

クレジットカードの新規申込をしても、審査も含めてカードが手元に届くまで、3~4週間はかかります。

出発間際に何かカードがほしいと思っても、これでは間に合いません。

キャッシュパスポートはインターネットから申し込めば、約1週間でカードが発行されます。

出発まで10日を切った状態でも、キャッシュパスポートならばぎりぎり間に合いそうです。

残高を清算できる

旅行から帰ってきて余った現地通貨、どうしていますか?

次の旅行のためにそのままにしておいてもいいですが、清算したい人もいるでしょう。

通常、プリペイドカードは一度チャージすると、チャージ金額を清算することはできませんが、キャッシュパスポートならばそれが可能です。

清算には手数料(税別500円)がかかりますが、この方法ならば、次回の旅行にキャッシュパスポートに再びチャージをすれば、すぐに利用できます。

スペアカードでお金のやりくりに困らない

トラベラーズチェックは、万が一紛失や盗難の被害に遭っても、再発行が可能です。

ただし、再発行のためには未使用のトラベラーズチェック番号を控えておく必要があり、購入の際に渡される購入契約書も必要となります。

再発行がされるまでの間、もちろんトラベラーズチェックを使うことはできませんので、お金のやりくりに困ってしまいますね。

一方のキャッシュパスポートは、カード発送時に本カードとスペアカードの2枚が送られてきます。

万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばスペアカードを使って、ショッピングや現地通貨の引き出しを続行することができます。

もちろん、本カードは利用停止となりますので、不正利用の心配もありません。

キャッシュパスポート公式サイトはこちら

空港でのトラベラーズチェック購入可能店舗

※現在、国内の空港でトラベラーズチェックを購入することはできません。

ここでは、日本国内でトラベラーズチェックを購入できた空港と空港内の銀行を紹介します。

国際線の発着がある空港ならば、ほとんどの空港でトラベラーズチェックの購入が可能でした。

地方銀行は、基本的にその地域の空港に出店していますが、都市銀行やトラベレックスは、全国の国際空港に出店しています。

店名

手数料

三井住友銀行

1

みずほ銀行

1+1000

三菱東京UFJ銀行

1

トラベレックス

1

北洋銀行(北海道)

1

広島銀行

1

沖縄銀行

1

空港でのトラベラーズチェックの購入方法

空港でのトラベラーズチェックの購入方法は、基本的に街中の店舗と変わりありません。

購入したいトラベラーズチェックの通貨と金額を記入して、窓口の人に渡します。

お金を支払うと、トラベラーズチェックが渡されますので、その場でホルダーズ・サイン(所有者の署名)をしておきましょう。

トラベラーズチェックに1枚1枚サインをするのは非常に面倒ですが、忘れないうちに行っておきましょう。

トラベラーズチェックは再発行が可能ですが、2か所あるサイン欄の両方にサインがされている、逆に2か所のいずれにもサインがされていない場合には、再発行がされないからです。

空港でトラベラーズチェックを購入する時の注意点

空港でトラベラーズチェックを購入する際には、いくつか注意点があります。

時間に余裕を持って購入しよう

空港内の銀行や両替所で購入できるトラベラーズチェックですが、空港内の銀行や両替所は、出発便や到着便が重なると非常に混雑します。

トラベラーズチェックを購入しようとしたが時間がなく結局買えなかったのならまだしも、時間がなくて飛行機に乗り遅れたのでは、元も子もありません。

私も、空港の銀行で現金を両替したことがありますが、出発便のピークだったため、30分以上待たされました。

空港でトラベラーズチェックを購入する際には、時間に余裕を持ちましょう。

お目当てのトラベラーズチェックがない場合もある

これは空港内の銀行や両替所に限った話ではありませんが、空港内の銀行や両替所では、トラベラーズチェックを全種類取り扱っているわけではありません。

銀行や両替所の店舗によって、アメックスしか取り扱っていなかったり、トーマスクックのマスターカードしか取り扱っていなかったりします。

また、同じ店舗内でもアメリカドルはVISA、ユーロはマスターカードなど、トラベラーズチェックの通貨によって取り扱いブランドが異なります。

空港内店舗はレートや手数料が高い場合も

同じ店舗や両替所でも、街中にあるか空港にあるかによって、適用レートや手数料が異なります。

一般的には、空港内店舗はレートが悪く手数料も多く取る傾向があるので、できるだけ少ないコストでトラベラーズチェックを購入したい人は、できるだけ街中の店舗で購入しましょう。

時間がないなどの理由で、空港でトラベラーズチェックを購入する場合も、最小限にとどめておきましょう。