海外旅行でトラベラーズチェックは必要なのか?

最初の頃は必要だと思っていてトラベラーズチェックを購入していたものの、トラベラーズチェック販売終了直前には、別のお金の管理方法にスイッチし始めていた編集部のLeeです。

昔から、「海外旅行に行くにはトラベラーズチェックが欠かせない」と言われてきました。

私もその言葉を信じて、フランスフラン建て、そしてユーロ建てのトラベラーズチェックを長年購入し続けてきました。

海外旅行を予定しており、トラベラーズチェックが必要か不要か、悩んでいる人も多いでしょう。

しかし、結論から申し上げて、トラベラーズチェックを購入する必要はありません、というよりも、トラベラーズチェックはもう購入できません。

この記事では、かつてトラベラーズチェックが海外旅行で必要だった理由を振り返るとともに、トラベラーズチェックの後継手段ともなっている「キャッシュパスポート」の紹介もします。

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※トラベラーズチェックは販売終了になりました

私は、1997年の初めての海外旅行以降、ずっとトラベラーズチェックを購入してきました。

私が主に行く海外旅行先はフランスですので、最初はフランスフランを、2001年以降は単一通貨「ユーロ」のトラベラーズチェックを購入し続けていました。

2016年、6年ぶりにフランスへの海外旅行に行く際に、「そうだ、トラベラーズチェックを買おう」と思い立ち、フランスフラン時代からお世話になっているゆうちょ銀行(郵政民営化以前は郵便局)に行った時のことです。

窓口の人に「トラベラーズチェックは取り扱っていません」と言われたのです。

他の銀行も訪れたのですが、どこもトラベラーズチェックは取り扱っていませんでした。

それもそのはず、2014年3月31日、アメックスが日本国内でのトラベラーズチェック販売を終了したのを最後に、日本国内でトラベラーズチェックは一切販売されていないのですから。

今後の海外旅行のお金の持ち方はキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックが販売を終了した現在、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としては、「クレジットカード」「国際キャッシュカード」「海外プリペイドカード」があります。

この中で私がおすすめするのは海外プリペイドカード、特に「キャッシュパスポート」です。

9通貨をチャージ可能

トラベラーズチェックを9通貨用意しようと思ったら、ちょっとした札束並みの分厚さになります。

一方のキャッシュパスポートは、9通貨をカード1枚にまとめられます。

スマートで効率的な海外旅行にはぴったりですね。

年齢制限も審査もない

クレジットカードは、原則として18歳以上しか申し込めません。

18歳以上であれば誰でも持てるかというと、そうでもありません。

クレジットカードは「借金」であり、借金をするには身辺調査などの審査を行なう必要があります。

万が一審査落ちでもしようものなら、お金の管理方法としては使えません。

一方のキャッシュパスポートは、何歳でも申し込み可能ですし、審査もありません。

トラベラーズチェックと同様に、確実なお金の管理方法として使えます。

スペアカードの存在

キャッシュパスポートならではのメリットが、スペアカードの存在です。

トラベラーズチェックは、紛失・盗難の被害に遭っても再発行が可能ですが、申請の間は利用できません。

一方のキャッシュパスポートは、メインカードが紛失・盗難の被害に遭ってもスペアカードが無事ならば、メインカードを利用停止にする一方で、スペアカードで買い物や現地通貨の引き出しを続けられます。

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なぜトラベラーズチェックが必要だったのか

もはや過去の思い出となった感のあるトラベラーズチェックですが、なぜ海外旅行に必要だったのか、その理由を考察してみようと思います。

クレジットカードを使える場所が少なかった

まず考えられるのは、クレジットカードを使える場所が少なかった点です。

今でこそ、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、幅広い場所で利用可能なクレジットカードですが、私が初めて海外旅行に行った1997年当時は、フランス国内でもあまり使える場所がありませんでした。

当時のフランスは、まだまだ小切手が幅を利かせており、少額決済でも小切手を使うのが当たり前でした。

小切手を使うためには現地金融機関の口座を開設する必要がありますが、短期間の旅行者が小切手のために銀行口座を開設するのは、あまりに非効率的です。

しかしクレジットカードも満足に使える状況でないとなると、頼れるのは現金しかありません。

かといって、あまり多額の現金を持って行くのも不安なので、消去法でトラベラーズチェックとなったのです。

送金手段が乏しかった

海外旅行中、仮にお金が足りなくなっても、現地に送金できれば問題ありませんが、当時は送金手段に乏しく、手数料も時間もかかりました。

1997年当時、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを購入したものの、不安を感じた私は、「郵便局から国際送金はできますか?」と尋ねました。

「国際送金はできますが、1週間くらいかかるかもしれません」と言われて、絶望しました。

日本の銀行が海外支店を出しており、海外支店からお金を引き出せればよかったのですが、当時はバブル崩壊で現地法人も続々と日本に引き揚げている状態でした。

日本の金融機関でフランスに支店を置いているところはなかった記憶があるので、送金も現実的ではありませんでした。

トラベラーズチェックが一番お得だった

そして、私がトラベラーズチェックを最も必要だと感じた理由、それはトラベラーズチェックが一番お得だったからです。

トラベラーズチェックの購入に適用されるレートは、「対顧客電信相場」というレートで、現金を直接両替するレートよりもお得でした。

2017年10月20日現在の対顧客電信相場(トラベラーズチェックに適用)と現金売レート(現金の両替レート)を比較してみましょう。

対顧客電信相場

現金売レート

アメリカドル

113.99

115.79

ユーロ

134.98

137.48

イギリスポンド

153.37

161.37

豪ドル

90.82

98.52

NZドル

82.91

89.61

カナダドル

92.27

99.27

シンガポールドル

84.15

89.15

香港ドル

14.90

16.90

私が頻繁に利用しているユーロは、1ユーロ当たり2円50銭ほどトラベラーズチェックの方がお得となっています。

加えて、トラベラーズチェックは換金場所によっては、手数料無料で換金できます。

私がフランスでアメックスのトラベラーズチェックを換金していたのは、現地の郵便局でした。

留学先の最寄りの郵便局が、手数料無料でトラベラーズチェックを交換してくれていました。

このように、工夫次第でトラベラーズチェックを使えば大幅に節約できたのです。

万が一の際の再発行が可能

現金を落としたら、海外ではまず戻ってきません。

しかし、トラベラーズチェックを万が一落としても、不正利用される心配はありません。

パスポートの提示とサインという二重チェックで、不正利用をとことん防ぎます。

加えて、トラベラーズチェックは再発行が可能ですので、万が一のお守りとして最適でした。

結論:トラベラーズチェックは必要ない

メリットも多かったトラベラーズチェックですが、今やトラベラーズチェックのメリットはキャッシュパスポートにもあります。

加えて、キャッシュパスポートにはトラベラーズチェックにないメリットもありますので、仮にトラベラーズチェックが販売を続けていたとしても、必要ないでしょう。

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