海外で貴重品(パスポート含む)を盗まれた僕がとった対処5つ&反省6つ

2014.08.22 12:00 
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海外を旅する旅人にとって盗難や窃盗などのリスクはつきものですが、バリ島でひったくりに遭った旅人が自戒の意味と予防をこめて。

 

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緊急事態

スラマッパギ!現在インドネシアのShimoです。インドネシアには2週間程滞在し、カンボジアに向かう予定だったのですが、思わぬ事態で1ヶ月近く滞在する事になりました。

はい…。世界一周に出てから2ヶ月もたっていないのに、インドネシアのバリ島でパスポートをはじめ、貴重品をごっそり失いました。

 

盗難は前触れ無く唐突に…

普段は、宿の鍵付きロッカーの中に貴重品を保管し、外出していたのですが、あの日は運悪くホテルのチェックアウト日。大きなバックパックを宿で預かってもらい、友人からもらったお気に入りのバッグに貴重品を入れ、バイクで近くのビーチまで遊びにいった、まだ明るい帰り道でした。

 

これが良くなかったのですが、バッグはベルトにジョイントがあるこのようなタイプ。セブ島でこんなポーズをとっている時は、盗まれるとは思っていませんでした。
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バイク走行中、「カチッ」という音と共に違和感を感じ振り返ると、右側からジョイントを外し、するりとバッグを持ち去るバイクの男が。

以下の地点あたりで盗難に遭いました。

 

叫び、クラクションを鳴らしながらフルスロットルで追いかけるも、こちらのバイクは古いレンタルバイク。追いつく訳も無くわずか10秒程で姿を見失いました。

 

【急いで対処した5つのこと(やった順)】

姿を見失った後は、唖然として数秒程ぼーっとしてしまいましたが、急いで色々対処しないといけない事に気づき、慌てて宿まで戻りました。

パソコンはバックパックに入れていたので無事です。まずは家族に報告し、協力してもらいながら対処してゆきました。

 

僕が失くしたものです。
reminder

 

1. クレジットカードの停止
creditcard

失った現金は戻ってきませんが、金銭被害を拡大させない為にも、クレジットカード停止の優先度が高いです。クレジットカードの停止は、電話で即時に完了できます。その際、再発行の案内もされますが、急いでいるため後日かけ直してゆっくり話を聞きましょう。

 

2. スマートフォンの情報削除

個人情報の固まりであるスマートフォン。パスワードをかけているため簡単には悪用されないでしょうが、それでも不安です。

iOS端末ではiPhone(iPad)を探すで、Android端末ではAndroid デバイス マネージャーを利用して端末の情報を削除する事ができます。利用にはそれぞれ、事前の設定や、インターネットに繋がっている等の動作条件があるのでご確認下さい。

 

3. 保険会社への連絡
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携行品保険に入っている場合は、保険会社へ事件発生の一報を入れましょう。保険請求の為に必要な書類や条件を教えてくれます。僕の場合、保険請求は3年以内であればいつでも可能との事だったので、保険会社に案件の登録だけしてもらい、請求は帰国後に行う事にしました。

 

4. 現地の警察またはツーリストポリスでのポリスレポートの作成
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保険請求、パスポート発給、等に無くてはならないもの、それは……現地の警察で発行してもらう公的な証明書であるポリスレポートです。

警察に行く前に、落ち着いて何を盗まれたかをリストアップする事がオススメです。僕はこれをせずに警察に行きましたが、盗まれたものを列挙する際、かなりの漏れがありました…。保険会社によればポリスレポートに書いていないものでも保険請求は可能とのことでしたが、公的な書類にしっかりと明記されていた方が安心できます。

 

5. 大使館または領事館でパスポート/渡航書の発給
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パスポートを現地で発給するか、帰国のための渡航書を作成し一時帰国するか選択します。その一つの判断材料はビザの有効期限です。僕はインドネシアの入国時に30日間のビザを取得しており、パスポート発給がビザの期限に間に合わない場合は、ビザ延長の手続きが必要になります。渡航書であれば原則当日発給されます。

 

【盗難・紛失に供えて準備すべき6つのこと】
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盗難に遭ってはじめて、用意しておけば良かったなと感じたことがあるので、今旅に出ている方も、これから旅に出る方も以下を確認してみて下さい!

 

1. 固定電話へ電話をかける手段(Skypeなど)の確保

必要になった際にSkypeクレジットを購入すれば良いと思っていましたが、土壇場でクレジットカードの認証が得られず購入できませんでした…。

幸いバリ島は日本との時差も1時間しかなく、事件は日中だった為、パソコンから日本の家族にLINE電話をかけ、家族の電話の電話口に(僕の)LINEの声を乗せて、保険会社の方と通話しました。

 

2. クレジットカード等の紛失対応窓口の連絡先のメモ

保険会社の電話番号は冊子(契約時にもらう)に載っていますが、クレジットカードの紛失窓口は手元にない方も多いのではないかと思います。素早く対応する程リスクは減るので、保険の冊子のメモ欄などに書いておくと良いです。

 

3. パスポートのコピーとスキャン

パスポートを失うと、公式に身分を証明する事ができなくなってしまい、ホテルの宿泊ですら断られてしまう事があります。パスポート/渡航書の発給時や、イミグレーション(出入国審査)での手続きの際にも多いに役立つ為、コピーをパスポートとは異なる場所に入れておきましょう。

 

4. 戸籍謄本の原本の用意

僕は「パスポートが無くなった時は、パスポートのコピーと顔写真が2枚あれば発給できる」と思い込んでいましたが、これはとんだ勘違いでした。パスポート/渡航書の発給には、戸籍謄本または抄本の原本が必要になります。パスポート/渡航書の発給に必要なものはこちらから今一度ご確認を。

ただし原本を用意して旅に出ても、6ヶ月以内のものしか有効では無いのでご注意を。

 

5. 予備のクレジットカード等、現金調達の用意

こちらは旅の基本として多くの方が実践されていると思いますが、今回、クレジットカードが1枚無事だっただけで現金の調達ができ、旅を継続できました。普段持ち歩かないバックの底の底に隠して置きましょう。ハードカレンシーである米ドルやユーロなどがあれば、現金に困る事はありません。

 

6. 慢心しないこと

やはり盗難・紛失を防ぐには、慢心しないことです。自分は大丈夫と思っていると、僕みたいに2ヶ月もしない内に困ることにもなります。持ち歩く貴重品を考え直したり、腹巻きの中にパスポートを隠したり、バックの持ち方を工夫したり等、盗難に遭わない為に考えてみましょう。

ともあれ海外でのトラブルはどれだけ注意していても遭ってしまう事もあるので、怪我や事件に巻き込まれてない以上は、あまりキリキリせずに落ち着いて行動しましょう!

 

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Shimo
2014年6月19日から世界一周中!知らない土地、知らない人々、知らない食べ物……めちゃくちゃ多い知らないを、一つでも多く体感したいと思ってます!

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