こんにちは、世界一周中のShimoです。
ところで、僕は現在30L(長期旅行としてはかなり小さめ)のバックパックで旅をしているのですが、日本から持ってきたが使っていない荷物があったり、各地で不要な買い物をしてしまったり、段々と重くなってきてしまいました。旅も半年を過ぎたこの辺りで、荷物の大リストラを行いました!
ズバリ、お金の節約の為です。今、画面の前で「???」となっている皆さんの顔が想像できるので、簡単に説明させて頂きます!
1 機内持ち込みにしたいから
貧乏バックパッカーである僕は陸が続いていれば基本的に安価なバスで移動しますが、海や長距離になると、どうしても飛行機を選択します。ただし、飛行機の中でもLCC(格安航空)を利用する際、預け荷物には別途15ドル(約1,800円)程度の料金を加算されることがほとんどです。そこで荷物は預け荷物ではなく、手荷物として機内に持ち込むのです!
僕が持っている30Lのバックパックは、手荷物のサイズとしてちょうどくらいです。ただしサイズの他にも手荷物には重量制限(各航空会社や航路によって異なります)があるため、多くの荷物を持っていることができないのです。
また手荷物にすると、旅するライターの植竹さんが遭遇してしまったロストバゲージの恐怖がないのも嬉しい点です!
2 バックパックが重いと宿探しが大変
人にはそれぞれ限度があると思いますが、僕がバックパックの重さで許容できるのは10kgまでです。というのも貧乏バックパッカーの僕は、バックパックを背負いながら、安宿を求めて歩き回ることが多いのです。特にアジア圏では価格交渉ができる場合も多かった為、真夏のアジアをヘトヘトになりながら歩いていた辛い思い出もあります…。
疲れていると多少高くても「もう今日はここに泊まろう…」となってしまうため、この30Lのバックパックを出来るだけ軽く保つことが重要なのです。
大リストラの重要性が明らかになったところで、ここからが本題です。大量なので3つのグループに分けてご紹介します。大リストラの合言葉は「1グラムでも軽く」です。
1 余計な衣類
バックパックの中で最もスペースを取っているのは衣類です。特にTシャツは安く買えることもありついつい手に取ってしまいます…。さほど重量もない為、どれほど持っているのか気づきませんでした。今までの洗濯サイクルを考えると5枚づつあれば僕には十分すぎるほどです。
さらに下着もかなり増えていました。パンツが8枚、靴下が6足もあります。この写真を撮っている時の僕の姿は内緒です。
2 ダブった物
次に紹介するグループは、同じ目的なのにダブってしまった物達です。
リストラ:ゾウさん帽子
まずは帽子。左のゾウさん帽子は僕がネパールでトレッキングをしていた時の帽子で、友人とお揃いですし、街中でもウケが良く、被っているだけでめちゃくちゃ話しかけられる不思議な帽子です。ですがヨーロッパの厳しい冬を越すために耳まで暖かい右側の帽子を購入しました。
しばし悩みましたが、やはり耳のぬくもりが大事なので右の帽子を選びます。大リストラは時に、友情を犠牲にする冷酷な心も必要なようです。
リストラ:思い出がないほうのズボン
お次は長ズボン。暑いアジアでも素肌を出していると蚊に刺されるため、現地で購入した薄手のズボンを良く履いていました。今でも寝巻きになっていますが、インドで瞑想をしていた時に履いていた、より思い出深い右のズボンを残します。
リストラ:機能性が優れないももひき
防寒グッズのももひきも2つありました。機能性に優れた右のスパッツを残します。
リストラ:コード類
地味に重量があり、かつ保管にも困るのが電子機器の充電器具です。こうして記事を書いているためPCは必須ですし、他にもiPadやデジカメ、スマートフォンも持っているとポーチがパンパンでいつもこんな具合です。
整理してみると目的が被っているアダプタやコードが見つかります。USBコードに関してはなぜか6本もありました。(笑) 電子機器それぞれの規格が異なるのが厄介ですが余分な物を処分します。PCもiPadもデジカメもスマートフォンも全て規格を揃えてくれたらかなりありがたいんですけどね。
3 使うと思ってたのに…
旅行に出る前、様々なサイトを参考にしながら旅先で便利だと思い持ってきたものの…半年を過ぎても使わなかった、使う回数が圧倒的に少ないものをこのタイミングで一斉処分します!
リストラ:洗濯洗剤
旅の間は基本的に自分で洗濯をしますが、未だ一度も洗濯洗剤を使ったことがありません。手洗いをする際は体用の石鹸を使いましたし、ヨーロッパのランドリーにはどこでも洗剤が常備されていました。自身で洗濯機を回す機会がそうそうないので洗濯洗剤は不要です。
リストラ:軍手
未だゲストハウスでパンを焼いた時にしか使っていない代物です。こんな経験はレアなのでパン屋さん以外は要らないでしょう。ちなみに、ヨーロッパの極寒では手袋としての効果はゼロでした。
リストラ:ビニール袋
貧乏性の僕がいつか必要になると貯め続けたビニール袋達。中には7ヶ月ともに旅をしている袋もありますが、愛情はありません。不要です。
リストラ:デジカメと箱
こちらはデジタルカメラの箱です。これも何かの時に必要となると思い保管していました。
そんな僕の不安が当たり、インドのバラナシにて、デジカメをガンジス川に水没させるという奇妙な体験をしました。
ガンジス川はやはり聖なる川なのでしょう。奇跡的に電源が復活を遂げましたが、先のインド瞑想記事で気づいた方もいたかもしれませんが、中心がぼやけるという具合です。修理センターに問い合わせると「箱は要らない」と即答でしたので、箱は処分し、カメラは先に日本に帰国させます。
リストラ:薄すぎるジャンパー
保温性がない為使い所がわからず、一度も着ていません。日本で愛着を持っていても機能性が無い服を持ってきてはいけません。
リストラ:バンダナ
バックの底の方からバンダナを発掘しました。
タイでよく見かけるドレッドヘアーのエクステをつけた時に使っていましたが、もう必要ありません。処分です。
リストラ:マウス
マウスが無いとPCができない僕でしたが成長し、今ではトラックパッドだけで作業できるようになりました。以外と重く場所もとるので処分です。
リストラ:こども歯ブラシ
予備の歯ブラシも見つけました、ちょうど良いタイミングなので今の物と交換します。生え変わり期用を使っているのは母の教えで「細かく綺麗に磨けるから」です。皆さんオススメですよ。
これ以外にも見つけた様々な使うと思っていたのに使わない物を処分していき…
処分する荷物を測ってみるとなんと4kgもありました!塵も積もれば山となるものですね。残った全ての荷物を測ってみるとこちらは8kg。なんと1/3の削減に成功してしまいました!
整理できたものは単純に捨てるだけではなく、ゲストハウスの交換スペースに置いてきたり周りの旅人にあげたりしました。必要な物は日本に送ります。
節約の為に整理を始め、日本に送る輸送費も必要になってしまう結果でしたが、それも勉強代です。これから旅行に出る方も現在旅行中の方も、一度ご自身の荷物を見直してみてはいかがでしょうか?
文・写真:Shimo
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