タンデム(二人乗り)自転車で世界一周してきたsawaです。前回、自転車旅をオススメする7つの理由という記事を書きましたが、「自転車旅行って難しそう」「旅慣れた人がやること」なんて思っていませんか?断言します……自転車旅行は誰でもできます!
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◆運動オンチの嫁が世界一周できた
自転車旅行者とバックパッカーの違いは……「自転車も持っているか、持っていないか」。当たり前だろ!と思われるかも知れないけど違いは本当にこれだけ。もちろん、場所や時期にもよりますが、誰でも簡単にできる旅のスタイルなんです。運動オンチの私の嫁(右)が世界一周できたのが何よりの証拠です。
◆自転車、パンク修理道具、好奇心だけ
自転車旅行に必要なものは……「自転車」「パンク修理道具」「好奇心」の3つだけ。「なんとかなるさ精神」があればなお良しです。
目次
1 パンク修理道具
2-1 自転車・いつでもどこでもはじめられる
2-2 自転車・全部走る必要はありません
2-3 自転車・知っておくと便利なサイト
2-4 自転車・無くても平気だけどあると便利なモノ
2-5 自転車・はじめての自転車旅行にオススメの場所
3 好奇心をもって自転車旅へ!
1 パンク修理道具
まず、難しそうなイメージがあるであろうパンク修理ですが、1度練習すればパンク修理代がアホらしく感じるほどに簡単です。画像はチベットにて
修理の方法は以下リンクがオススメです。
http://allabout.co.jp/gm/gc/58837/2/
http://www.cainz.co.jp/howto/sumai/bicycle_maintenance_02/
パンクのために持っていくのはパンク修理キット、予備チューブ、空気入れで十分。他に自転車用の十徳工具(左)があると何かと便利です。細かい修理や消耗品の交換などを言い出したらきりがないので、最初はトラブルが発生したら自転車屋さんにGO!
2-1 自転車・いつでもどこでもはじめられる
自転車は荷物を積むためキャリアー(荷台)を付属でつけてもらいましょう。メーカーなどにこだわりがある場合は、日本で準備をする事をオススメします。しかし、それなりの国の大きな街であれば、自転車・グッズは手に入ります=いつでもどこでも自転車旅行を始められるということです!
日本以上に自転車グッズの豊富なタイ・バンコクの自転車ショップ
私も海外で自転車を買って出発した経験があります。こちらはロンドンで買った自転車70ポンド(10000円)
ちなみにフランスで買った350ユーロ(40000円)の自転車でヨーロッパとチベットを走行。アメリカで買った200ドル(20000円)の自転車で中央アジアとヨーロッパを走行。中国で買った1000元(15000円)の自転車で日本を走行しています。高い自転車を買う必要はありません。
2-2 自転車・全部走る必要はありません
さぁ、これであなたも立派なサイクリストとして世界を走る事ができます!「これだけでは心配で走れる訳ないだろう!体力もないのに!」って思うかもしれません。安心してください。無理して全部走る必要はありません。自転車の利点は、公共機関に積めるという事なんです。大変な場所やトラブル時には、バスなり電車なりに乗せて次の街まで行ってしまえばいいんです。
日本の電車だって、タイヤを外して袋に入れるというルールさえ守れば、無料で乗せられます。
フェリーもそのまま乗せられます。自転車料金が設定されています(フランスにて)
飛行機ですが会社によっては梱包不要で乗せられる場合もあります。
梱包が必要な場合でも、空港にラッピングマシーンが待機していますので安心です。
2-3 自転車・知っておくと便利なサイト
走りたくない場所は交通機関で飛ばせる事がわかりました。それでは、自転車を走らせる際、知っておくと便利なサイトを紹介します。
距離と高度表を測れるアプリ。ちなみに1日の走行距離は平坦で50~70kmくらいが妥当です。事前に高度と距離がわかれば、予定が組みやすいです。
ホテルはGoogleマップで検索
ホテルはGoogleマップで”HOTEL”で検索するのが早いです。ネットに出てこない安い地元系ホテルも多いので辺境でも安心です。
10日先の天気、今日明日の3時間ごとの天気予報はもちろん、風の方角と強さも表示され便利です。雨降ったら走りたくないですからね。意外と侮れないのが向かい風です。
カウチサーフィン(ホームステイマッチングサイト)のサイクリスト版です。元サイクリストがホストの場合がほとんどなので、アドバイスをもらえるかも?
2-4 自転車・無くても平気だけどあると便利なモノ
ここから先は予備知識です。無くても平気ですがあると便利な物や知識です。
日焼け防止グッズ
私は日焼けで痛いのが嫌なのと、体力を奪われるのを避けるため帽子、サングラス、マスクを利用しています。場所によってはこの格好でも日焼けするので、焼きたくない人はさらに日焼け止めを塗ってください。
雨具
ゴアテックスの雨具が快適ですが、高価です。我々はグローブ、上下カッパをそろえました。ゴム手袋、長靴、ビニールカッパが安価で一番雨にぬれない気がします。本人は蒸れますが。
中国で買ったバイク用のカッパ20元(300円)は、手もカバーしてくれる優れもの。横が開いているので強風には弱いけれど、蒸れない優れものでした。
グローブ
グローブは何よりサイクリストっぽく見えます。他にも転倒時の保護や、パットが入っているので手の疲労軽減ができます。
自転車用バック
これもサイクリストっぽく見え、便利です。完全防水のタイプもあります。
ライト
キャンプ用品
あれば、宿代が節約できますし、どこにでも泊まれるので走行の幅が広がります。
こちらが我々が世界一周に持っていった荷物(2人分)。自転車周り以外はバックパッカーと同じです。
2-5 はじめての自転車旅行にオススメの場所
はじめての自転車旅行は東南アジアがオススメです。気温が高いので、雨具、テントが無くても平気です。いざ高いホテルに泊まっても自転車ごとバスに乗っても、たいした事のないアジアです。写真はタイの田舎にあったお洒落なペンション。ツインで1100円
ヨーロッパもオススメです。自転車文化発祥の地だけあってサイクリストも多く、サイクルロードや情報がそろっていて自転車に寛大です。しかし、物価が高いので倹約しようとするとキャンプ道具が必要になってきます。写真は自転車道の案内もあるスイス
3 好奇心をもって自転車旅へ!
さぁ、いかがでしょうか?世界へ向けて漕ぎだせそうになってきましたか?あとは好奇心のままにレッツサイクリング!
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