イースター島といえばモアイ…のはずでした。ある動物と出会うまでは…。
こんにちは。webクリエイターをしている masuyama です。
さきほど、モアイの写真を見ていたら「古墳にコーフン」という最低なダジャレを思いつきましたが、記憶から消すことにしました。
謎多きモアイ
モアイ像で有名なイースター島は、チリの海岸から3800キロメートル、タヒチから4000キロメートル、一番近くの島までも1900キロメートル離れています。つまり、南太平洋にポツンと浮かんでいるのがイースター島です。
奥の岩山からモアイを切り出しているので、真ん中がへこんでいます
どうやってここに人が渡ってきて、誰を祖先にするのか、また、なぜ大きなモアイ像を造り続けたのか、いまだに謎に包まれた部分が多いのです。
ただ、僕の中学時代のバスケ部の顧問は非常にモアイに似ており、田園調布からBMWに乗って中学校まで通っていました。もしかしたら、富裕層のモアイだったのかもしれません。
イースター島へ
夜、イースター島の空港に到着すると、さっそく宿の客引きが集まっていました。ここの客引きはひきが早いので、しつこく値段交渉すると「じゃ、別にいいです」みたいな態度をとられます。
とりあえずのつもりで1泊した宿はなかなかいい感じだったので、8日間宿泊すると言ったら、安くしてくれました。あと、同室のフランス人はまゆげが完璧につながっていたので、勝手に「両さん」と呼ぶことにしました。ボンジュール、両さん。
イースター島に来てはじめて分かったこと
翌日の朝、同じ宿に宿泊していた日本人夫妻と宿の近くを散歩してると、さっそく、モアイが郵便ポストみたいに、つまんなさそうに立っていました。「おお。やっぱり、ここはイースター島なんだな」と、少しにやけます。
それにしても、街を散歩していると野犬が多いことに気付きます。
それも麻薬犬みたいな立派な大型犬がごろごろいます。それを見て、旦那さんが「昨日、野犬に5、6匹囲まれて大変だったけん」と言ってきました。ちなみに旦那さんは山口県出身。「ほんまやな。シェパードに囲まれたら、マジびびるで」と嫁さん。もちろん、嫁さんは大阪出身。「それは大変でしたね」と他人事のような東京出身の僕。
イースター島でのび太の気持ちが分かった
昼は1人で近場のモアイを観光します。この島の周囲は58キロメートル。離れたモアイはレンタカーで行く予定なので、近場のモアイをやっつけようと思い歩きます。
モアイを見つけるたびにニヤニヤ。やっぱり変な顔してます。たまにしゃくれモアイもいるから、昔からしゃくれた人は存在してるのだと思いました。
夕方、見晴らしのいい海岸が見えてきたので近寄ってみると、いきなり土佐犬のような凶暴そうな犬が吠えてきて一直線にこちらに向かってきます。どうみても、友好的な関係になろうとしている感じではありません。
「ガウガウガウゥゥ!」
標的は100パーセント、僕。もう、何も考えず、走るしかない状況でした。生まれて初めて、犬に追われるという経験をしました。経験してみて分かったけれど、これはかなり怖いです。逃げてる僕の尻に向かって吠えてくる土佐犬。猛ダッシュしながら「ドラえもん」で、のび太が犬に追われてケツをかまれていた事を思い出します。「のび太、パンツまで噛まれて泣いていたよな」と、生まれて初めて、のび太の気持ちが分かった瞬間でした。
イースター島で負け犬
途中で「なんで犬ごときに人間様が逃げなきゃいけないんだ」と思い、持ってた三脚で殴るふりをしたら、少し後退するけど、ますます怒らせたみたいでさっきより目が血走っている土佐犬。「やばいやばいやばい」と出川みたいな声を発して、またダッシュします。100メートル近く逃げたら、土佐犬の縄張りはすぎたらしく、それ以上は追ってきませんでした。
帰り道に「なんで犬ごときが、偉そうに。次に会ったら、石投げてやる」とブツブツ吠える僕。負け犬の気持ちもわかりました。
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