地上4階、ビーチバー、アートギャラリー、プールまで…。世界1位のホステル・PLUS Berlinに泊ってみたら、ホステルの概念ぶち壊されました。
この企画は180 か国30,000 件のホステルを予約できるHostelworld.com(ホステルワールド)のスポンサードで、4週に渡り4人の旅するライターによる「ホステルからはじまるストーリー」をお届けします。
ホステル初体験はここしかない!
こんにちは。ベルリン滞在中のがぅちゃんです。
ホステルといえば、手頃な価格で泊まれて宿泊者同士で交流できるというイメージがありますが、実際どんな感じ?という人も少なくないのではないでしょうか。
かく言う自分もホステル経験は全く無し。
調べてみると、なんと世界1位のホステルがベルリンに存在するではありませんか!初体験はここしかない!!
※下記の値段はすべて2015年7月時点
ホステル・アワード2015で1位
ぼくが訪れたPLUS Berlinは、ホステルワールドユーザーが選ぶ、ホステル・アワード2015の「特大部門」で1位に選ばれたホステルです。
PLUS Berlinのフロントに掲げられた世界1位のプレート。
ホステル・アワード2015には、国別、安全度別、などなど様々な部門のランキングもあるので、それらを見て楽しみつつホステル探しをするのも面白いかもしれません!
PLUS Berlinは、有名観光地のイーストサイド・ギャラリー(ベルリンの壁)とは目と鼻の先にあり、観光客にはうれしいロケーションでした。
何かのスゴい施設ですか?
EUの旗まで飾られていて、何かのスゴい施設かと思わせる、厳かな雰囲気さえありました。地上4階建だそうです。
いよいよ入場…ワクワクが緊張に変わって、入学式みたいな気分でした。
「違いを味わえ」というメッセージに、ホステルを甘く見てたかもしれないぼくはちょっと震える…。
エントランスがすでに広い
見上げてみると、そこにはアーティスティックな照明が。ホステルのエントランスでモーツァルトとベートーベンと目が合うことになるとは思ってもみませんでした。
すべてが揃うロビー
オシャレなエントランスを抜けてロビーへ。フロントで2名のスタッフが対応しており、チェックインはスムーズにすませることができました。
部屋の種類が豊富で、4人部屋と6人部屋のドミトリー(合部屋)の他に、シングル、ダブル、ツイン、トリプルの部屋がありました。ぼくが泊まったのは4人部屋のドミトリーで、素泊まり一泊2870円です。
チェックイン時に夜間に施設を出入りするためのカードキーと部屋の鍵を渡されます。これらに5ユーロのデポジット(紛失時のための保証金)支払いました。もちろん、退室時に返却すれば返金されます。
旅人に必要なものは大体このロビーに揃っていました。
お土産。旧東ドイツの歩行者信号機で使われていた人の形のマーク、アンペルマンのグッズです。
自動販売機も充実しています。
日本では見たことの無い、ビールだけの自動販売機!オール2ユーロ(275円)。IDチェックが無くて驚いたのですが、16 歳からビールが飲めるドイツならではなのかなと思い、密かに感動しました。
ホステル初体験ということもあってか、ロビーでずいぶん感動できたのですが、まだまだ序の口でした。ここからは「ぼくのホステルの概念を壊した3つのポイント」と題してご紹介します。
1、豊かすぎるスケール
オシャレなロビーに地上4階のボリューム。エントランスにあった掲示によると…このホステルは、元々グラフィックの専門学校の校舎だったものを改装したとのことです。なんと建物は、築100年を越えるネオゴシック建築だそうです。
最上階からの眺めは、もはや城でした。
2、ホステル全体がギャラリー
施設だけでなく、内装のアートも凝っていました。PLUS Berlinは、Roads of Europeなるアートプロジェクトの拠点としても機能しているらしく、施設全体がアートギャラリーと言える雰囲気がありました。
朝食のホールには、これでもかというくらいの絵画が飾られていました。
3、部屋には冷静と情熱が…
4人部屋のドミトリー(合部屋)という自分にとっては未知な場所にワクワクしたものの、中は以外と落ち着いていました。
ちなみにこの衝撃的なデザインは、ここからすぐのイーストサイドギャラリーのベルリンの壁に描かれたアートが元ネタです。
ルームメイトは3人いたのですが、ほとんど顔を合わすことがありませんでした。見知らぬ人達とワイワイするつもりで来たのですが、施設にテンションが上がって少し疲れたぼくにとっては、いい意味で裏切られる結果となりました。
仮眠が全く邪魔されない…。
ひとりバーへ繰り出す
でもやっぱり寝てる場合じゃない!と1人で盛り上がってしまい、ホステル内のバーに1人で飲みにくり出しました。もうホント、ここで暮らせます。
ドリンクメニューはパーティー仕様。「カクテルジョッキ1.5リットル(€20/2758円)」。カクテルのリットル表示、初めて見ました。
バーはエレガントな雰囲気のレストランに併設されていたためか、ハジケた雰囲気はありませんでした。しかし平日の夜にも関わらずほぼ満席でした。
このホールの全てのドリンクを、たった2〜3人のバーテンダーが作っていました。
注文した「今日のカクテル」(540円)。表のメニューに書いてあったリットルのカクテルにも心が揺らぎましたが、グラス1杯で留まらせる雰囲気がここにはありました。
最強の素泊まりホステル
PLUS Berlinは特大サイズのホステルなだけあってか、宿泊客が多く、年齢層もまちまちでした。なのでどちらかと言うと、出会いや交流を楽しむというよりは、落ち着いてマイペースに宿泊するための場所といった印象でした。
管理の行き届いた施設で文句の無い夜が過ごせて、プールも付いて、素泊まり一泊2870円。値段も施設も、最強の素泊まりホステルではないでしょうか。
「世の中にはこんなホステルがある!」と誰かに教えたくなるような、今まで知らなかったホステルの幅の広さを知る機会となりました。
あなたもHostelworld.com(ホステルワールド)で世界への扉を開いてみませんか?
最新記事 by がぅちゃん (全て見る)
- それ、日本ですか? 本当にあった海外の日本食28ヶ国分のまとめ - 2018/03/03
- トランプも安倍さんも触れたエルサレムの嘆きの壁で本当に触れるべき「紙くず」の話 - 2018/02/04
- マニアックな旅人向きな旅先リスト10選(1月の記事まとめ) - 2018/02/04
- 神父がキレてしまってるイスラエルのお正月(エルサレム・聖墳墓教会) - 2018/01/21
- いつも揉めてるエルサレムでは元日に何が起きるのか?旧市街で初詣してみた - 2018/01/13