「自分の時間ほしくならない?」「意見が合わないときどうするの?」「ケンカした?」などなど、友人たちによく聞かれる質問10個に答えていきたいと思います!
こんにちは! 夫婦で2年に及ぶ世界一周旅行も終盤、2週間後には旅のゴールインを予定しているmiaです。名残惜しい気持ちと同時に、定住してキッチンを持てる暮らしが楽しみで仕方ありません。
私たちの旅はざっくりこんな感じでした。
旅のルート
モンゴル→中国→ベトナム→マレーシア→インドネシア→シンガポール→タイ→ミャンマー→インド→イラン→トルコ→イタリア→モナコ→スペイン→フランス→イギリス(スコットランド含)→ドイツ→キューバ→コロンビア→ベネズエラ現在。
旅の期間: 1年半の予定が2年2ヵ月目
旅のスタイル: 観光するより滞在する。なるべく陸路
出身地: 福島県よりの茨城県
旅で学んだこと: 自分は存在しないごとく小さい
A:共同口座を作りましたが…
それぞれ定額を入金しておき、経費は全てそこから出費します。金銭感覚がお互い似ていたこと、どちらも平等に払おうという意気込みがあったことで、この方法はうまく行きました。
ただ、わたしの貯金が当初の旅の予定期間を境に底を尽いてしまいました。その後共同口座はなくなりました。写真は日本を出るときに上司にいただいた餞別。「今後はMia(わたし)が財布を管理しなよ」とその上司に言われましたが、自然と夫が管理する結果に。
A:同じ空間でも自分の時間はありました。
旅をしながらそれぞれ執筆活動をしており、同じ空間に居ても、作業や読書に費やす時間が多かったです。それぞれがやりたいことを全うできるスローな旅だったので、自分の時間欲しさにストレスを感じることは全くなかったです。また、やりたいことが似ていたことは、ストレスフリーの要因だったと思います。写真は読書するためのKindleアプリ画面
A:相違は不思議とありませんでした。
2人ともどこへでも行きたい派だったので、どちらかが提案すれば2人で行きました。写真は、夫がスコッチウイスキー蒸留場に興味があり、付いて行ったスコットランド最北端。
A:比較的安全でしょう!
例えば夫は、男性だけで街を歩いた際、例えば女性(ベトナムホーチミン、タイカオサンロード)、マリファナ(いろいろな場所)、コカイン(コロンビアボゴタ)等…客引きに声をかけられたそうですが、わたしと歩いていると声はかけられないそうです。 女性のわたしは、夫と歩いていると声をかけられる頻度が激減するというのは常識でしょう。年齢関係なく女性のバックパッカーには本当に気をつけてほしいです。写真はバーがひしめく夜のタイ・カオサンロード
A:ありました!でも2人いれば何とかなるもんです。
例えば、下の写真はタイをバイクで横断しようと現地で購入した110ccのおんぼろバイク。もともと1つだったミラーが、わたしがバイクを倒し、左右ミラーなし状態になってしまいました。そこで夫のバイクから1つミラーをもらって、お互いミラーは1つずつで次の地点まで乗り切りました。他にも、モンゴルでクレジットカードが入ったお財布を盗まれたときや、タイで足を縫う怪我をしたとき、インドで点滴を打ったときなど、どちらかが動けたのはまさに不幸中の幸い。そういう意味で、ひとり旅している人は本当にすごい!
A:ん〜上達はしましたが2年間かけてこれだけ?という不満は残ります。
・英語
各国のドミトリー(相部屋)で一緒になる外国人旅行客との会話や、マレーシア、シンガポール、インド、イギリスの暮しで英語に慣れることができました。特にイギリスは国全体で英語が話されるので、大変良い訓練に。トルコでは1ヶ月半、イギリス人夫婦の家でボランティアをし、これも良い訓練に。ちなみに常日頃、英単語学習アプリを使ったり、英語の記事を読んだりしていました。
・スペイン語
わたしに限り、南米でスペイン語を学び始めました。Kindle版の教科書やiPhoneアプリを使ったり、会話パートナーを付けて勉強しました。
・その他行く先々の言葉
単語は少しだけ覚えますが、その国を去ると同時にきれいに忘れてしまいます。例えばモンゴルでは、馬、オオカミなど主要な動物の名前を、フレンドリーなモンゴル人にひと通り覚えさせられましたが、やはり忘れてしまいました。
ここまで上達したと述べておいてなんですが、1人旅と比べると答えは違ってきます。2人で日本語でおしゃべりする時間を減らし、言語習得にもっと有効活用できていたでしょう! 下の写真は、スペイン語教室にて
そして最後に、
・日本語
「え、日本語も?」と思われるかもしれませんが、母国語を侮るなかれ。旅に出てから初めて取り組んだ執筆活動を通して、たくさん日本語を書きました。
A:1人旅と比べると、数は少ないかもしれません。でも…
常に話相手がいるので会話に飢えることがありませんでした。また、タクシー代やホテル代の節約や安全面を考えて、友だちを作って複数人で行動する旅人に会いましたが、もともと2人なのでその必要性もありませんでした。しかし、それでも良き友は自然とできました。
家族やカップルと友だちになりやすい、また異性と仲良くなりやすいというメリットがカップルにはあると思います。わたしだけだったらここまで仲良くなっていなかっただろう男性や、逆に夫だけでは仲良くなるきっかけがなかっただろう女性は結構います。
写真は、ネパールで遊んでくれた女子高生たちと32歳の夫
A:例として3つ挙げてみました。
・荷物の見張り
片方が荷物の見張りをして、もう片方がトイレへ行ったり、ホテルを探してきたり。それぞれバックパックは15キロ、20キロなので、これができるとスムーズです。
・写真を撮ってもらえる
被写体になることに特に興味がなくとも、思い返すとやっぱり楽しい。写真は、女性のスカーフ着用が義務づけられているイランから、陸路でトルコへ入国したときの様子。「あ〜こんな服装してたな」なんて思い出せるわけです。
・片方の能力を活かす
例えばわたしは方向音痴で道に迷うので、夫がナビゲーター役をしてくれて助かりました。見知らぬ土地で迷った挙げ句に危険な目に遭ったらイヤですからね!
A:お互いパワーをもらえます!
わたしはみそ汁をふるまいながら旅をしていて、世界新聞に連載をしています。夫も、世界新聞で連載をしていて、小説を書きながら旅をしています。信頼する誰かが背中を押してくれたのは大きなパワーになりました。出会う人々に味噌汁を作ってふるまう行為は、意外と勇気がいるんです!
その一方で、真逆の意見もあります。1人でギターとアンプを持って旅をする、シンガーソングライターに会ったことがあります。彼は「むしろ1人だからやりやすい」と言っていました。写真は、インドネシアの島でまさにみそ汁をふるまおうとする瞬間のわたし(右端)です。このときは相当ドキドキしていましたね。記事はこちら
A:ほとんどなし! これは夫に感謝
夫の基本的に「話を聞いてくれる姿勢」が肝でした。短気で損気なわたしも、おかげで楽しく過ごすことができました。日本で働きながら一緒に暮らすより、旅ではより長い時間を共に過ごすことになります。その状態で喧嘩が多かったら大変です! 穏やかに過ごすに越したことはありませんよね。
まとめ
わたし1人ではここまでできなかった旅でした。旅に出る直前は「なんで旅するの?」と聞かれることがよくあり、「楽しそうだから」と答えていました。旅をしてみて「やっぱり楽しかった、旅して良かった」と胸を張って言えます!
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