韓国のハロウィンは日本とどう違うのか?実際に参加してみました。
안녕하세요(アンニョンハセヨ)!
極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人だった」植竹智裕(うえたけともひろ)です。
現在は日本で迎える数年ぶりの給料日を指折り数えながら細々と暮らしています。
さて、今回は日本帰国前に立ち寄った韓国で迎えたハロウィンの様子をご紹介します。
極貧ではありますが、毎年何らかの仮装をしてはハロウィンを楽しんできた僕。
2016年はメルボルンで落ち武者(眉毛はどこに行ったのでしょう)。
そして2017年は……何もできませんでした。
言い訳させてください。
仮装とは言っても、「シャツに血糊をつけて、ゾンビメイクして満足」みたいな、そこらへん見渡せば何十人も居そうなベタな仮装はしたくないんです(謎のポリシー)。
何かしらのコンセプトを立てて毎年面白い装備を用意して祭に臨みたいんです!
ですが、オーストラリアの連載を最後までお読み頂いた方はご記憶に新しいかと思いますが…
帰国便をケチり過ぎたせいで空港で荷物を捨てる羽目になり、荷物を増やす余地はありませんでした。
という訳で今回は指をくわえながらも、お隣の韓国がどんな風にハロウィンを祝うのか観察してきました。
韓国に到着したその日に友達が連れて行ってくれたのはソウル駅の南にある龍山(ヨンサン)駅。
ここではハロウィンに乗じてオクトバーフェストも行われていました。
韓国や世界のクラフトビールが一杯500円程度(韓国の食事代はそんなに安くない)。
ソウルで有名なナイトスポットと言えば…大学が近いので学生が集まる弘大(ホンデ)や、米軍基地や韓国最初のモスクがあり、東京の六本木のような雰囲気の梨泰院。
今回は梨泰院に行ってみました。
地下鉄の駅を出ると屋台で仮装グッズが売られています(ハロウィンが終わったら彼らと商品はどこに行くのだろう)。
壁に貼られたイベントのフライヤーでは新旧のトップスターが血を吹いてます(いいのか?)
果たして彼らはどんな仮装をするのでしょうか?
日本人する仮装とは少し違うのでしょうか?
…結論からキッパリ言いますと、あんまり変わりませんでした(笑)
白シャツをボロボロにして血糊をつけてゾンビメイクをして……思わず「お前らにオリジナリティは無いのか!」と説教したくなるようなベタな仮装をしている人も多数。
ただ、道端で勝手に座り込んでゾンビメイクをして小銭を稼ぐ若者が居るのは、よくよく考えてみると新鮮でした。
通りすがったスマーフィーの集団。
みんな青塗りですが、原作のように青い肌の統一感と個性がバランスよく出せているので高評価です。
MARVELのヒーローが居たり、着ぐるみが居たり、ゾンビが居たりとなかなか楽しめましたが、人混みに流されていた時、衝撃的な光景を目にしました。
まさかのロケットマンこと金正恩氏が道行く人と取っ換え引っ換え写真を撮っていたのです。
もはや仮装というか、彼にしかできないキャラクターです。(ある意味見習いたい)
まだ休戦状態の韓国で若者が北朝鮮のトップの仮装をしているというのは何とも不思議というか
「今の若者にとってロケットマン(金正恩)はどう映っているのか?」真面目に考えさせられた瞬間でした。
余談ですが、翌朝明け方に地下鉄のホームで(突然すぎて顔は確認出来ませんでしたが)、
190cmぐらいある細身の大男がアラブ系の白装束を着て目の前を通り過ぎていきました。
…あまりにリアル過ぎて仮装なのか本物のムスリムなのか分からず四度見はしました。
日本と違う特別な祝い方がある訳ではありませんでしたが、ハロウィンの週末は日本ではなく、衣装持参で韓国や台湾など近隣の国に行ってお祭り騒ぎをしてみるのも面白いのではないでしょうか?
来年、韓国でハロウィンリベンジをすべく、早くもコンセプトや衣装までほぼ固めている植竹でした。
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