首都北京を凌ぐ中国最大の経済都市であり、林立する高層ビル群をイメージしがちな上海にも「下町」は存在します。新興ショッピングモールの目と鼻の先で見たのは、どこかほっとする「庶民の生活」でした。
中国絶賛放浪中のおばんどーです。今回は上海であえて下町写真をたくさんとってきました。
上海の人口は2400万人(21012年6月時点)。市内総生産は2兆101億元(約31兆円)であり、首都の北京を凌ぐ中国最大の都市です。
上海の下町とも言うべき光景は、新興ショッピングモール新天地のほど近くにありました。
新天地から徒歩で復興中路を西へ向かっていると町の様子が急に変わってきました。
交差点では大きな荷物を運ぶ人々を見かけます。
中国で主流である電動バイクは徒歩や自転車扱いになるので、荷車を引っ張ることができるようです。
バス停でバスが小休止している間に路上で洗車する女性。
至る所でギャンブルに没頭する集団に出会います。
下町を支える台所は香ばしい香、蒸し物の湯気、生臭い匂いと様々な匂いがしました。
路地に一歩入ると、 生活の匂いがします。
ゴミやら何やらが満載のリヤカーの持ち主は路上生活者です。
骨董品市場らしい路地がありました。
食料品市場へ。
ヒマワリの種は中国人の国民食です。
下町から聞こえてくる話し声や音、飲食店から漂う匂いは心地よく、庶民は活き活きと生活しているように見えました。上海において発展した風景はごく一部にしかすぎず、そのほとんどは下町で成り立っているのかもしれません。
文・写真:おばんどー
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING