タトゥー入れようかな…。オーストラリアのタトゥーイベントで考えた

2016.12.07 07:00 
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日本でタトゥーは入れにくいけど…タトゥーを入れたい!!メルボルンにて、年に一度のタトゥー愛好家の祭典に潜入してきました。

 

年に一度のタトゥー愛好家の祭典

こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在オーストラリアのメルボルンで働きながら細々と暮らしております。

(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?​」バックナンバーはこちら

 

メルボルン(Melbourne)は、オーストラリア・ビクトリア州の州都で、ポート・フィリップ湾に面した港市。オセアニア有数の世界都市。「世界で最も住みやすい都市ランキング」6年連続1位(2011〜)。Wikipedia「メルボルン」「Melbourne」参照。

 

11月の18日から20日まで、メルボルンのエキシビション・センターでTATTOO EXPO 2016という面白そうなイベントが行われていたので行ってみる事にしました。
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場所はこちら。

 

結構な行列が出来ていて、みんな一つずつくらいで体のどこかにタトゥーが入っています。入場料は大人30ドル(2400円)でした。高い!
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タトゥーに興味はあるけれど、やっぱりためらいが…

安月給の僕が30ドル払ってまで足を運ぶのですから、タトゥーが僕にとってどれだけ関心の高い事かはお分かり頂けるでしょう。

でも、日本人にとってタトゥーを入れるのは一大事です。

一見地味で大人しい女の子ですらタトゥーを入れていても不思議ではない西洋に比べて、日本では小さなタトゥーを一個入れるだけで社会生活に様々な支障をきたしますよね…。

 

Wikipediaにはこんなことも…

入れ墨を入れた者は、暴力団構成員と認識され、公衆浴場や遊園地、プール、海水浴場、ジム、ゴルフ場などへの入場を断られることがある。

司法当局は入れ墨の有無を当人の社会的スタンスを示す明確な指標として認識しており、逮捕された者は留置施設において入れ墨の有無確認とその写真を撮影される。

警察・検察での取調べや公判に際しては、入れ墨の存在が担当官の心証に反社会的性向の象徴として捉えられるため、結果として量刑に影響を与えることが多かった。

就職採用に当たり身体検査のある企業への就職には制限がある。公務員では自衛官など一部の職種は身体上の不具合として採用されない。

参照:Wikipedia​「入れ墨

 

一度、フランス人の友人に上のような日本におけるタトゥー事情を説明したところ、「日本も先進国だけどやっぱりアジアだね」と言われました。

全くその通りです。お隣の台湾や韓国でも若者を中心にタトゥーが流行しているというのに日本ではいまだに古い考えに縛られているようにも思えます。

「タトゥーがあったら暴力団員」のような古臭い封鎖的な考えは嫌いですが、温泉やプールなどの娯楽施設に入れなくなってしまうのが嫌で、今までタトゥー無しで生きてきました。

しかし今回、何かしらの答えが見つけられるのではと期待して行ってみる事にしたのです。

 


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タトゥーアーティストたちの腕の見せ場

中に入ると100以上のブースに仕切られていて、
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様々なタトゥーアーティスト達がそれぞれ「どんなタトゥーを彫れるか」を紹介しています。こんな和風のものや、
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幾何学模様やキャラクターを描いたものなど作風はアーティストによって様々。
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こんなタトゥーを扱っているアーティストも居るようです。別の意味で日本人が入れるのには勇気のいる図柄です。
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その場でタトゥーを入れられる

タトゥーのデザインシートには250や500のように数字が書かれています。この図柄を彫る為にかかる値段です。ご覧のとおり高いので衝動的にタトゥーを入れるという事態は防げました。
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なんと、このイベントに出展しているほとんどのブースには簡易ベッドかリクライニングシートが置いてあり、お金を払えばこの場でタトゥーを入れてもらう事も出来るのです。
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売り切れのタトゥー

中には「売り切れ」になっているデザインもありました。タトゥーのデザインが被るのを防ぐ為の配慮なのでしょう。
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タトゥーガールコンテスト

奥にある特設ステージではタトゥーを入れた女性のコンテストもありました。
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で、タトゥー入れたの?

イベントでの収穫は莫大な数の名刺や
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無料のステッカー、
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それらから辿ってフォローしまくった結果インスタグラムが一時期タトゥー関連で埋め尽くされるなどの収穫はありましたが、「日本で暮らすのか海外で暮らすかが決まっていない段階でタトゥーを入れる必要は無いのかも知れない」というのが僕の出した答えです。

今ではパソコンとプリンターを使って、好きなデザインをタトゥーシールにする専用用紙も売っているようなので、日本で暮らし、ファッションとして一時的にタトゥーを楽しむだけであればこれで十分な気がします。

タトゥーに興味のある皆さんも、タトゥーを入れる際、ご利用は計画的に。

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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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