カンボジアのプノンペンにて、クメール正月に立ち寄ったワットプノン。大量の札束が売られている怪しげな寺院なのですが…それにしてもなぜ札束?
こんにちは、ヒマワリ侍です。
カンボジアの観光といえばシェムリアップにあるアンコールワット遺跡が有名ですよね!しかし一方で、首都プノンペンの印象は薄いような気がします。
そこであえてプノンペンの寺院「ワットプノン」に行ってみたところ、なんと札束が売られていました…。なんとも怪しげな札束の正体を解き明かしていくと、カンボジアの仏教についてちょっとわかったような気がしました…。
プノンペン(Phnom Penh)はカンボジアの首都で特別市。カンボジアの行政、文化、経済の中心地で「東洋のパリ」と謳われたフランス植民地時代の街並みが残っている。王宮にはカンボジア国王一家が住んでいる。Wikipedia参照。
ワットプノン (クメール語で「山の寺院」)はカンボジアの首都プノンペンにある仏教の寺院(ワット)。1373年建立。プノンペンで一番高い位置にある宗教建築。Wikipedia参照。
アクセス:プノンペン国際空港から車で約30分。 または「Cambodia Railway Station」より500メートル東(道路を迂回して徒歩で向かう必要あり)。
入場料:1ドル(120円)
一見、何の変哲もない「いかにも東南アジア!」な寺院なのですが、右下の赤い丸の部分をよく見てみると…
どういう理由で売っているのか…?闇両替か、ニセ札か、紙幣価値が暴落して紙くず同然になったのか…。「神聖な寺院で札束の販売ってヤバくないか?」と、疑問は尽きません…。
外の札束が気になったものの、ワットプノンの寺院内部に入ってみました。若い男性たちが民族楽器を演奏しています!(左下)
私が訪れたのは、カンボジアのクメール正月(2016年は4月13日の午後8時)の翌日だったので、初詣のようなにぎやかな雰囲気でした。
壁に目をやると、一面に描き込まれた鮮やかな絵。こうしてワットプノンの寺院内部を満喫していると…
今度はたくさんの仏像がお札を抱えていました。もしかして入口で売られていた札束と関係があるのかも…
気になって調べてみたところ…
入口で売られていた札束の正体は大量の「100リエル札」でした。カンボジアでは、独自通貨のリエルとアメリカドルが併用されており、1ドル=4000リエルとだいたいの相場が決まっているようです。
カンボジアの地方ではリエルのほうが広く利用されている。また、公務員の給与はリエル払いが原則。コンビニのカウンターなどで「当店では1ドル4100リエルとします」のような但し書きが貼られていることも多い。Wikipedia参照。
札束を売っていたおばさんに1ドルを渡すと、100リエルを40枚渡されました。全てばっちりピン札で、10枚ごとに折ってまとめてありました。
仏教徒の方に混じってお札を仏像にお供えしました。他にも…
砂の山に差し込んだり…
金の船にお供えしたり…
…という、ワットプノン独特のお供えを、40回繰り返しました。
日本で40回もお賽銭をすることなんてなかなか無いので、カンボジアの仏教を体感できたような気がしました。カンボジアの仏教を感じたい人は、あえてプノンペンのワットプノン寺院に行ってみてはどうでしょうか!
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