ケニアを旅していたら…ナイロビにたまたまオバマ大統領がやってきました。ケニアにルーツを持つオバマの初訪問に、アメリカ国旗を掲げる人達!演説会場周辺の熱気に、ケニアの意外な政治的関心の高さを見ました…。
こんにちは!岩辺智博(いわなべともひろ)です!
「私は初のケニア系米国人大統領」と、ケニアにルーツを持つオバマ大統領が、2015年7月ケニアのナイロビを初訪問し、街はお祭りムードに。たまたまそこにいた僕が演説会の噂を聞きつけ行ってみると…
演説会場でヒートアップするケニア人に、日本ではちょっとありえない位の政治の関心の高さを見ました…。
バラク・オバマ
実父のバラク・オバマ・シニアは、ケニアのニャンゴマ・コゲロ出身(生まれはニャンザ州ラチュオニョ県Kanyadhiang村)のルオ族。Wikipedia参照。
モワ・インターナショナル・スポーツ・センター(Moi International Sports Centre)
CNNによると「会場となった体育館には約5000人が詰めかけ、オバマ大統領を歓声で出迎えた」とのこと。
ケニア・ナイロビ(CNN) 父の出身国ケニアを訪問したオバマ米大統領は26日に首都ナイロビで行った演説で、アフリカ系としての自身の誇りをアピールしながら、困難な状況から立ち上がれる可能性はすべてのアフリカ人にあると訴えた。CNNより。
凶悪犯罪都市ともいわれるナイロビですが、この日ばかりは警官が街中に配置され、「普段は絶対に乗ってはいけない」という公共交通機関も問題なく利用できました。
会場周辺で配られていた新聞には、オバマ大統領(左)とケニアのウフル・ケニヤッタ大統領(左)の写真。
演説会場の外にも関わらず、ケニア人の関心度はかなり高め。演説会場は招待制のため入れなかったので、僕も群衆に紛れてその場の雰囲気を味わっていました。
オバマ大統領を乗せ颯爽と走っていく高級車に向かい、星条旗を掲げる人達…
オバマ大統領のイラストTシャツを着ている子供達もいました!
…オバマ大統領の人気度を体感したのもつかの間、一方では
配られていた号外新聞が無残に破られて捨てられていました。
ラウドスピーカーで意見を訴える人権活動家
オバマ大統領は人気がある反面、アメリカ大統領として、ケニアやアフリカに具体的な恩恵をもたらしていないという不満の声もあるようでした…。また、ケニアは多民族国家のため、オバマ大統領の父のルーツであるルオ族に対して良い印象を抱いていない人達もいるみたいです。
子供達が真剣に新聞を読んでいたり…
中にはこうした一触即発の状況もありました…。
ただ騒いでるケニア人の若者も多かったですが、やはり「ラジオに必死で耳を傾ける人」「届くはずのない意見を大声で訴え続ける人」の姿も確かにありました。
政治に関しては、日本でも「自分たちの明日の生活を良くしたい」という想いは同じだと思いますが、オバマ大統領の演説会場周辺のケニア人からはそれを強く感じました。
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