人口1千万人のメガシティ・ムンバイの「裏スポット」4選

2016.03.03 12:17 
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市域人口は1,248万と世界でも有数のメガシティ、インドのムンバイ。華やかなイメージが絶えないムンバイの驚きの「裏スポット」をご紹介!

 

こんにちは!岩辺智博(いわなべともひろ)です。ムンバイと言えばインド最大の都市であり、最近ではインド版ハリウッド「ボリウッド」としても世界中から注目を集めています。

 

ムンバイの「表」の顔

ムンバイはインドの西海岸に面するマハーラーシュトラ州、ムンバイ市街県の都市。同州の州都である。インド最大の都市であり、南アジアを代表する世界都市の一つである。ムンバイ市域人口は1,248万と世界でも有数。Wikipediaより。

 

2008年にムンバイ同時多発テロの標的になったものの、今なおインドを代表する高級ホテル、タージマハル・ホテル

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『スラムドッグ$ミリオネア』に登場したチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅

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イギリスによる植民地主義のシンボルともいわれ、海を背後にそびえ立つインド門

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成長著しいこの街は、メガ・シティとも形容されます。

そんなムンバイで僕が行ったメガシティの裏側とでも言うべき驚きのスポットを4つご紹介します。

 

1、世界最大級のスラム「ダラヴィ・スラム」

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ムンバイにある世界最大級のスラム。217ヘクタールのエリアに約70万人〜100万人が住むと言われている。Wikipedia参照。

 

旅行代理店で現地ガイドとコンタクトを取って向かいました。

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内部では、意外にも秩序だった区画分け(住居エリアや工場エリアなど)がされていました。また、多様な産業(革製品/服飾/染色)も展開されているようでした。工場には、分類から出荷までといったフローがしっかりあり、そのような環境がスラム内にあることには驚きました。ダラヴィ・スラムの詳細はこちら

インド特有のカースト制度によって自らの環境を変えられない人、国内外問わず職を求める人、そうした人々がインド経済成長の最先端ムンバイで見出した家ともいえる場所なのでしょう…。

 

2、巨大洗濯場 ドービー・ガート

「街中の洗濯物が集まる」と言われる屋外洗濯場です。背後の高層ビルとのコントラストが目に焼き付きます。

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ドービー・ガートは、ムンバイ、マハラクシュミにある屋外洗濯場。 「街中の洗濯物が集まる」とまで言われるほどの大きな敷地で、入口以外は高い塀で覆われている。敷地内には、ムンバイのホテルや病院のリネンなどを洗濯して生計を立てている「Dhobi」と呼ばれる人たちがいる。100年以上の歴史があり、5000人以上が働いているという。Wikipedia参照。

 

興味津々に寄ってくる子供達とは違い、淡々とミシンに向かう労働者の目には、変わりばえのない延々とした日々が映っているような気がしました。

 

3、50人ドミトリー

ムンバイでは、ビジネスマンご用達のドミトリーに500円ほどで泊まることができます。50人くらいの男たちと一緒の空間で寝ることになりますが(笑)
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4、アラビア海を眺める群衆

夕方になるとアラビア海に沈む夕陽を眺めに多くの人(ついでに水/お菓子売りも)が堤防にやってきます。これはちょっとうらやましいですね(笑)

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はるか彼方まで堤防に腰掛ける人々。皆が夕陽を眺めながら思い思いの時間を過ごしています。この一体感…なんかいい!
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大富豪と物乞い、最先端と末端…。混沌の中にムンバイを見いだすかのよう…。ムンバイが人を集めてやまないのはそれぞれにそれぞれのムンバイがあるからなのかもしれません。

 


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岩辺智博
大学時代よりアジア・アフリカを中心に放浪。マラリアに倒れ、冷たい雨に震え、手錠をされて確かめた自由。当たり前を揺るがす毎日を。もっと世界に身をさらそう、もっと自分で生きてみよう。ジャーナリスト志望の東京在住社会人1年目。ブログTwitter

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