「綺麗な街」と噂のモンテネグロのコトルを鉄道で目指したら…道中が景勝ルートに指定されるほどの絶景だったのです!
みなさんこんにちは!カップルで世界一周してきた水島早苗です。今回はバルカン半島で乗った夜行列車のお話です。
セルビアの首都・ベオグラードにいるときに、モンテネグロのコトルという町が綺麗だと聞きました。私たちも行ってみたい……! そういうわけでベオグラードからコトルの町を目指すことにしたのですが、私たちが感激したのは、コトルの街までの鉄道旅の方でした。
コトルはこの辺りです。
駅でコトルへのアクセスを聞いてみると、モンテネグロの首都・ポドゴリツァまで鉄道で行き、そこで乗り換える必要があるとのこと。
ベオグラードから夜行列車でポドゴリツァに向かいます。
一番安いチケットの3等車を買おうとしたのですが、「半日以上かかるんだから、楽に過ごせる2等車がいい!」と説得され、2等のチケットを買いました。3700円くらいでした。夜行列車なので、夕方発。
夕方に駅に戻ってきて出発を待ちます。
なんと車も乗っていました。
こちらが2等車。二段ベッドの二つ並ぶ4人部屋を私たち2人で貸し切りです。
ロシアのシベリア鉄道よりオールドファッションな雰囲気ですね。初日はこのまま、陽が暮れ、眠ってしまいました。驚いたのは翌朝です。
朝日で目が覚め、何気なく窓の外を見ると、まさかの景色!
雲の上にいるかのような感覚。移動のつもりで乗った鉄道が、実は最高の絶景ルートだったのです。
川もこれだけの高さから見下ろします。まるで空から見ているかのような気持ちよさ!
大はしゃぎしているうちにモンテネグロの首都・ポドゴリツァに到着しました。駅は首都とは思えない、田舎の風景でした。
鉄道の旅は15時間。夜は寝て過ごし、起きれば絶景、とあっという間の鉄道旅でした。
ポドゴリツァからバスで2時間、コトルに到着しました。移動だけでなく、コトルもきれいで大満足。
帰国後に振り返ってみると、今回紹介したルートはトーマスクックというヨーロッパの鉄道時刻表でも景勝ルートに指定されていました。
地図のオレンジ色に線を引いたところがそれです。
普通の旅行好きはもちろん、鉄道好きにもたまらない旅行ルートであること間違いなしです。
コトルの綺麗な町を見ようと乗った鉄道でも絶景に出会うことができ、二度おいしい旅になったのでした!
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