マイナーな国ばかり行くとパスポートはこうなる

2015.06.10 11:00 
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いろんな国に行けば行くほどスタンプで埋まっていくパスポート。そうそう頻繁に海外旅行に行けない僕達にとって、スタンプは夢を叶えた証であり、パスポートは身分証明書以上の思い入れが詰まった素敵なアイテムです。今回は僕のパスポートに押された、恐らくあまり目にすることがないスタンプをご紹介します。

 

日本に帰って来ました!

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕は、現在この辺りに居ます。
 

 

そう、僕は現在日本の都、東京におります。一時帰国のはずでしたが、気が付けば旅の資金も枯渇してしまったので、今度は海外で働きながらお金を貯めて二年ぐらいしてから旅を再開する予定です。
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以前は時間もお金も限られていたので、韓国やシンガポール、タイなど「近場で、行ったら間違いなく楽しめる」国が中心でしたが、今回は約13か月で30の国を周り、何があるか分からない、いわゆるマイナーな国もじっくりと周りました。今回はそんなマイナーな国を中心に、旅の軌跡をパスポートの中身を見ながら振り返ってみたいと思います。
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パスポート写真、気になりますよね?

旅の軌跡をたどる前に……やっぱりパスポート写真が一番気になるところですよね。というわけで、写真を本邦初公開します。何ともチャラついた雰囲気が漂う僕、まだ25歳だった2011年に作りました。寝起きで髪型がいい感じになっていたので近所の証明写真コーナーに走ったのが昨日の事のようです。
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そしてこちらが現在(28歳)の僕。人って髪型や年月や環境で変わるものです。
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パスポートのページは増やせるんです

世界一周に出るからには素敵な国に沢山行ってパスポートをスタンプで埋め尽くしたい!けど……実際に旅の最中にスタンプでいっぱいになってしまったら手続きが面倒です。なので、出発前に旅券課に行って40ページ分増補してもらいました。
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よく見るとページ下部にはSUPPLEMENT(増補)の文字が。これでスタンプがいっぱい押せます♪
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始まりは東ティモール

マイナーな国1:東ティモール

僕の旅は上海、インドネシアと乗り継いで東ティモールから本格スタートしました。東ティモールはビザが必要です。こちらが空港で10ドル払って取得した東ティモールのビザ。一ページ丸々使って存在感大です。
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どうして隙間を空けるの?

上で書いた通り、僕はインドネシアで別の航空会社に乗り換えて東ティモールに飛びました。しかし!インドネシア当時、入国に際して(トランジットでも)30ドルでビザを取らなければいけませんでした。たかだか2時間の為に30ドルを払わされ、取得したビザ。
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そして、東ティモールから戻って来た際に再び30ドル。旅の初めからなかなか鳥肌の立つ出費でした。しかし、僕が震撼したのはビザ代だけではありません。なぜか別のページにビザが貼られたのです。ビザのシール一枚はページの半分、それなら1ページにまとめてくれればいいのに。そしてあれから約13か月後、隙間にしれっとブルガリアの出国スタンプが押されました。
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インベーダーみたいなシールは何?

国によってスタンプも異なれば登録の仕方も様々です。マレーシアではインベーダーゲームみたいな模様の書かれた黄緑色のシール(下写真)が張られました。これも一種のビザのようなものなのでしょうか?

マイナーな国2:ブルネイ・ダルサラーム
そして下部にあるのがブルネイのスタンプ。お酒も禁止されている厳格なイスラム教国のブルネイのスタンプにはアラビア文字も併記されています。
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マイナーな国3:サラワク州(マレーシア)

連邦制のマレーシア、僕は国内線でボルネオ島のサラワク州に飛びましたが、国内線でもパスポートチェックとスタンプの押印(写真左下)がありました。

また、ラオスとタイのスタンプがありますが、ラオスビザの期限当日に乗った、タイに出国するバスが事故で足止めを食らって肝を冷やしたのも懐かしいです。参考:ラオスで7時間バスが立ち往生したので現場検証してみた|世界新聞
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どうしてそこに押しちゃったの?

パスポートは旅人の軌跡を記すログブックのようなもの。願わくば前のページから時系列順にスタンプを押して欲しいものですが、残念ながらスタンプが押される場所ってめちゃくちゃ適当です。

マイナーな国4:キルギス マイナーな国5:ウクライナ マイナーな国6:モルドバ
キルギスではなんと増補したページをすっ飛ばして一番最後のページにスタンプが押されてしまいました。「ねぇ、どうしてそこ押した?」って問いただしたいくらいです。その後もそれに追従してウクライナのスタンプとモルドバのスタンプが押されました。ねぇ、みんなどうしてそこに押すの?
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国の形が入ったスタンプ

マイナーな国7:グルジア

こちらはグルジア(最近ジョージアに名称が変わりました)のスタンプ。国の形が描かれています。しかし、アブハジア南オセチアなど領土問題を抱えるグルジア……じゃなかったジョージア、それらの地域も全て含んだ国の形なので、何だか含むものがありますね。
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統一されたEU圏のスタンプ

東ヨーロッパではスタンプのフォーマットは四角い黒インクのスタンプでほぼ統一されていました。何だか個性がない気もしますが、移動手段(鉄道・車・飛行機)でマークが分かれていて、地名が書かれているので割と読み返しても楽しめます。
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ビザ一挙公開

さて、パスポートに増えていくのはスタンプだけではありません。インドネシアのビザはページの半分程度のサイズでしたが、ビザが必要な他の国ではたいてい、ページと同じくらいのサイズでシール状のビザが貼られていきます。こちらは唯一、出発前に日本で取得した6か月有効のインドビザ。
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マイナーな国8:バングラデシュ

こちらはバングラデシュで滞在期限(最初は15日)を延長すべく取得したビザ。なかなかカラフル。
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マイナーな国9:イラン

こちらはイランのビザ。上部はペルシア語なので何が書いてあるのか全然分かりません。
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マイナーな国10:アゼルバイジャン

アゼルバイジャンのビザ。
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マイナーな国11:トルクメニスタン

写真が添付されないビザもありました。こちらは模様が綺麗なトルクメニスタンのビザ。
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マイナーな国12:ウズベキスタン

ウズベキスタンのビザ。
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マイナーな国13:アルメニア

アルメニアのビザ。地味ですが、よく見ると背景にうっすらと聖人の石像(キリストかは不明)が描かれているのが分かりますか?
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パスポートには貼られないビザ

マイナーな国(?)14:ナゴルノ・カラバフ共和国

僕が訪れた国の中には、国際的には承認されていない国もいくつかありました。そういう国に行く際もビザが必要なのですが、パスポートに残ると他の国に入国できなくなる場合があるので、貼らずにシールのまま渡されます。こちらはアルメニアから訪れたナゴルノ・カラバフ共和国のビザ。参考:国として認められていない「独立国」??ナゴルノ・カラバフで僕が見たもの|世界新聞
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マイナーな国(?)15:アブハジア

こちらはジョージアとの領土問題を抱えるアブハジアのビザ。パスポートが失効したら空いているページに貼って永久保存したいと思います。
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旅はまだまだ続く

いかがでしたでしょうか?旅行先に選ぶどころか、地球上のどこにあるのかも分からなかったような国々のスタンプやビザをご紹介しました。僕の人生史上最長となった今回の旅でもパスポートをスタンプでいっぱいにするには程遠く、増補分含めて90ページあるうち、まだ55ページも残っています。僕のパスポートが失効する2021年までは、旅を楽しみながらパスポートにも素敵な思い出の証を詰め込んでいきたいと思います。
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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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