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海外旅行でのクレジットカードの使い方入門

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by Victor

編集部Lee

編集部Lee
海外旅行では3枚のクレジットカードを使い回す自称スマートトラベラー・Leeです。

海外旅行でクレジットカードはいろいろな使い方ができて便利

海外旅行に行く際には、パスポートや航空券、現金のほかにクレジットカードを持って行った方がいいと言います。

しかし、クレジットカードを持っていない人や、クレジットカードは持っているが海外旅行に行ったことのない人は、海外旅行でクレジットカードがどれほど役立つか、イメージできない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな方のために海外旅行におけるクレジットカードの様々な使い方を紹介します。

これを読めば、海外旅行でのクレジットカードの活躍シーンが具体的にイメージできるでしょう。

海外旅行でのクレジットカードの使い方1
「ショッピング」

まず、クレジットカードが海外旅行で真っ先に役立つシーンと言えば、ショッピングです。
手持ちの現地通貨がなくても、クレジットカードがあれば決済できます。

パリに旅行に行った時も、蚤の市や屋台ではさすがに利用できませんでしたが、小さなレストランやバスの中でもクレジットカードが使えたのは驚きでした。

仮に現地の高額紙幣を持っていたとしても、偽造紙幣の可能性を疑われて、少額決済で高額紙幣を出すと断られてしまいます。
クレジットカードならば、少額決済でももちろん対応してくれます。

ネットショッピングでクレジットカードは必須

現地に行かなくても海外の品物を購入できるインターネットショッピング、そこでもクレジットカードは力を発揮します。

日本のネットショッピングならば、銀行振込や商品代引きでも決済はできますが、海外のショッピングサイトでは決済方法がほぼクレジットカードのみです。
クレジットカードはすぐに決済が完了し、商品発送もより早くなるのです。

海外旅行でのクレジットカードの使い方2
「現地通貨の引き出し」

現金決済の時でもクレジットカードは役に立つ

クレジットカードと暗証番号を使って、現地にある銀行ATMから現地通貨を借入れすることを「海外キャッシング」と言いますが、海外キャッシングもクレジットカードの使い方の一つです。

パリでも蚤の市や屋台では現金が活躍しますが、現金決済の時でもクレジットカードは役に立ちます。

多額の現金(日本円、現地通貨のいずれも)を持ち歩くと、盗難や紛失の際の被害が大きくなりますので、おすすめできません。
かつては、トラベラーズチェック(旅行小切手)があって安全なお金の持ち方の一つとなっていましたが、現在はほとんど使われていません。

現金はある程度持っておきたいが紛失や盗難は心配…、そんな人にもクレジットカードはおすすめです。

海外キャッシングは「便利」な現地通貨調達法

パリに旅行に行ったとき、VISAとマスターの2枚のクレジットカードを持って行きましたが、どちらのカードでも現地の銀行ATMを使ってキャッシングをすることができました。

ヨーロッパでは、地方の小さな街でも銀行ATMが大抵あって夜遅くまで稼働しているので、非常に便利でした。

海外キャッシングは最も「お得」な現地通貨調達法

しかも、日本円を成田空港や現地空港の両替所で現地通貨に両替するよりも、現地ATMで現地通貨をキャッシングした方が、はるかにお得なのです。

数年前に行ったパリ旅行の際はユーロに両替したのですが、1ユーロ当たりのレートは以下でした。

・成田空港両替所:141.29円
・現地空港両替所:154.92円
・現地ATM:137.95円

しかも、現地空港での両替はここに6.5%程度の手数料が加算されます。
クレジットカードで現地ATMを利用する際も手数料がかかりますが(キャッシングした金額に応じて108円~216円)、100ユーロもキャッシングすれば手数料分は帳消しになりますね。

もう一つ、海外キャッシングでは金利が発生します。
私の持っていたクレジットカードでは、金利が年18%でした。

しかし、口座引き落とし前に早期返済してしまえば、支払う金利の額も少なくなり、現金調達の手段としては最もお得になります。

海外旅行でのクレジットカードの使い方3
「付帯海外旅行保険」

クレジットカードは、単なる決済の道具ではありません。

その他にもさまざまな付帯サービスがついており、その一つが「海外旅行傷害保険」です。

海外での病気やけがの治療には、百万円単位でお金がかかることも珍しくありません。
海外旅行傷害保険に加入していれば、金銭負担を劇的に減らせますし、安心感も増します。

空港でも海外旅行傷害保険に加入できますが、今年10日間のフランス旅行に行った際に聞いてみると、7000円近くかかるとのことでした。
幸い、海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを持っていたので、7000円はまるまる浮いた格好です。

しかも、クレジットカードの海外旅行傷害保険は、「死亡・後遺障害」と言う補償以外は、複数のカードの補償を合算できますので、より手厚い補償も可能です。

海外旅行でのクレジットカードの使い方4
「旅行関連サービスやデポジット」

決済や付帯保険以外にも、海外旅行においてクレジットカードは役立つシーンが数多くあります。

例えば、JCBカードは日本人がよく訪れる主要観光地に「トラベルデスク」を開設しており、現地情報の提供や荷物預かり、各種予約や手配を行なってくれます。

また、ゴールドカードを持っていれば、日本国内の主要空港でラウンジを利用でき、出発前の喧騒から離れられます。

そして、現地でレンタカーやレンタサイクル、ホテルを利用する際、デポジット(保証金)を求められる場合もあります。
保証金は1万円以上することもあるのですが、クレジットカード決済をすれば保証金を支払う必要もありません。

賢いクレジットカードの使い方をして快適な海外旅行を!

クレジットカードがあれば、多額の現金を持ち歩く不安もなく、けがや病気の際もお金の心配をする必要がありません。
現地トラベルデスクや空港ラウンジを利用すれば、疲れも癒やせて心もリラックスできます。

クレジットカードを使って、快適でお得な海外旅行をしましょう!

【4つの鉄則】海外旅行のクレジットカードの選び方はこちら