CATEGORY:付帯条件

クレジットカードの海外旅行保険の付帯条件とは?意味を解説!

編集部Lee

編集部Lee
海外旅行では3枚のクレジットカードを使い回す自称スマートトラベラー・Leeです。

「海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持っているから安心」と思う人も多いでしょうが、そのカードの付帯条件を知っていますか?

実は、クレジットカードの海外旅行保険には2つの付帯条件があり、付帯条件を満たさないと、せっかくの保険も付帯されません。

この記事では、2つの付帯条件の意味を解説して、ぞれぞれの付帯条件のおすすめポイントも合わせて紹介します。

付帯条件とは?海外旅行保険の付帯条件には2種類ある

実は、クレジットカードの海外旅行保険の付帯条件には、「自動付帯」「利用付帯」の2種類があります。

自動付帯はその名の通り、自動的に保険が付帯する条件、利用付帯もその名の通り、カード利用をして保険が付帯するという意味です。

利用付帯とは

まずは利用付帯ですけど、これは対象のクレジットカードを利用して初めて保険が付帯されるという意味です。

利用付帯の条件を満たす用途

しかし、近所の食品スーパーでの買い物、ネットショッピングでの本の購入などをしても、利用付帯の条件は満たしません。

利用付帯の条件を満たすには、海外旅行関連の代金を当該カードで支払う必要があります。

例えば「三井住友クラシックカードA」は一部の担保項目が利用付帯となっていますけど、利用付帯の条件は以下の通りです。

・日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスなどの公共交通乗用具の代金をカード払いする
・日本出国前に宿泊を伴うパッケージツアーの代金をカード払いする
・日本出国後に公共交通乗用具の代金をカード払いする

三井住友クラシックカードAの付帯条件は良い方で、一般的には③は付帯条件になっていないクレジットカードが多いです。

利用付帯の条件を満たさない用途

三井住友クラシックカードAでは、海外旅行関連の支出でも以下のような用途については、適用の対象外としています。

・自分で手配した宿泊施設の宿泊代金
・自家用車の高速道路料金・駐車料金
・レンタカーの利用料金
・空港利用税のみの支払い
・現地ツアー会社の日帰りツアー

他のクレジットカードでは、ここに「日本出国後の公共交通乗用具の代金」が加わることが多いです。

自動付帯とは

自動付帯とは、当該クレジットカードで決済をしなくても海外旅行保険が自動的に付帯するという意味です。

保険適用期間は、日本出国から90日(3か月間)としているカード会社が多いです。

利用付帯と自動付帯どちらがおすすめ?

利用付帯と自動付帯のどちらがおすすめかについては、基本的には自動付帯がおススメです。

しかし、自動付帯、利用付帯のそれぞれにメリット、デメリットがありますので、ここで紹介します。

自動付帯のメリット

自動付帯のメリットは、何といっても自動で保険が付帯される点でしょう。

旅行代金をうっかりカード払いするのを忘れたとしても、保険は付帯されていますので安心です。

また、中小の旅行代理店の中には、クレジットカード払いを受け付けていない業者も少なくありません。

旅行代金をカード払いしたいのにカード払いできない業者であっても、自動付帯ならば保険が付帯します。

もちろん、旅行代金を支払った後に海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを発行しても、ちゃんと保険は付帯します。

自動付帯のデメリット

一方で、自動付帯には補償金額が少ないデメリットもあります。

三井住友クラシックカードAの「傷害死亡・後遺障害」については、自動付帯分が300万円しかなく、利用付帯で1,700万円プラスされ、合計で2,000万円となります。

全ての担保項目が自動付帯のクレジットカードを探そうとすると、大抵年会費がかかります。

年会費無料で保険を自動付帯にすると、カード会社としても割に合わないところがありますので、自動付帯については年会費を有料にしているカード会社が多いです。

実は現在、メインで使っている楽天カードの海外旅行保険が利用付帯なので、自動付帯のクレジットカードに乗り換えを検討しています。 ...

利用付帯のメリット

利用付帯にメリットはなさそうですけど、補償が手厚いメリットがあります。

先ほどの三井住友クラシックカードAの例でも分かるように、利用付帯の方が圧倒的に補償額は多いです。

三井住友クラシックカードAだけでなく、自動付帯分と利用付帯分の補償を混在させているカードはありますけど、利用付帯分の方が補償額が多いカードがほとんどです。

また、クレジットカードの選択肢が多いのもメリットと言えます。

年会費は払いたくないが海外旅行保険は自動付帯がいいとなると、選択肢はほとんどありません。

一方、年会費無料で海外旅行保険が利用付帯のクレジットカードはたくさんあります。

そして、自分のタイミングで保険適用を開始できるという、隠れたメリットもあります。

「三井住友クラシックカードA」では、日本出国後でも公共交通機関の利用代金をカードで決済すれば、利用条件を満たした以降から3か月間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。

半年海外に滞在する人などは、最初の3か月間を別の海外旅行保険で賄い、期限切れ間近に現地で三井住友クラシックカードAで決済すれば、さらに3か月間の補償を付けられます。

利用付帯のデメリット

利用付帯のデメリットは、クレジットカードを使わないと海外旅行保険が付帯しない点です。

「旅行代理店がカード払いを受け付けていない」
「カード発行前に支払いを済ませてしまった」
「そもそもカード払いが好きではない」

などの理由で、利用付帯の条件を満たせないと、保険は付帯しません。

また、クレジットカードを利用したとしても、付帯条件を満たせなければ保険は付帯しません。

付帯条件の意味を理解して、正しいカード選びを

自動付帯、利用付帯にはそれぞれにメリット、デメリットがあることが分かりました。

僕は、3枚のクレジットカードのうち1枚が自動付帯、1枚が利用付帯のカードです。

こうすることで、カード払いできなくても最悪、自動付帯の保険がありますし、利用付帯の条件を満たせれば補償をパワーアップできます。

自動付帯、利用付帯の意味、メリット・デメリットを理解して、適切なクレジットカード選びをしましょう!

実は現在、メインで使っている楽天カードの海外旅行保険が利用付帯なので、自動付帯のクレジットカードに乗り換えを検討しています。 ...
海外でおすすめのクレカをサクッと選びたい方へ

海外旅行、海外出張、駐在にあたってクレジットカードを新調したい。

でも、時間がないのでサクッと選びたい。

よく分からないのでおすすめの中から選びたい。

あれこれ考えるのが面倒…。

そんな方は、世界新聞の総力を結集した
2018年版海外旅行おすすめクレジットカードランキング
から選ぶのがおすすめです。

2018年版海外旅行おすすめクレジットカードランキングはこちら