
海外旅行にマスターカードはアリなのか悩んでいる人もいると思いますが、結論から言って、海外旅行にマスターカードは「アリ」です。
なぜなら海外旅行にマスターカードを持って行くメリットがあるからです。
この記事では、マスターカードの基本情報やメリットを紹介するとともに、他の国際クレジットカードブランドとも比較をしたいと思います。
海外旅行にマスターカードはアリ
海外旅行に持って行くクレジットカードといえば、「VISA」が世界中どこでも通用するイメージがあります。
僕も実際、クレジットカードを作る前はそう思っていました。
でも、VISAとマスターカードは、通用する国や地域、加盟店舗数において、ほとんど遜色がありません。
僕がパリに旅行に行ったときなどは、むしろマスターカードの方が通用したくらいです。
マスターカードのATMネットワーク「Cirrus」を使えるパリの銀行ATMも数多く、現金不足の際にはよく利用したもんです。
もちろん、アメリカやアジアでも、マスターカードはほとんどのお店で使えました。
ですから、マスターカードを海外旅行に持って行っても、全く問題ありません。
■マスターカードとは?
カード発行枚数のシェア |
15.35% |
ATMネットワーク名 |
Cirrus |
総購入取引件数のシェア |
26% |
会員数 |
約10億人 |
利用可能な国・地域 |
200以上 |
加盟店舗数 |
約3,850万店 |
本社所在地 |
アメリカ |
自社でのカード発行 |
なし |
カードの利用手数料 |
2%~3% |
VISAと並ぶ国際クレジットカードブランド
マスターカードは、加盟店舗数、利用可能な国・地域でVISAと並ぶ国際クレジットカードブランドです。
もともと、VISAはアメリカに強く、マスターカードはヨーロッパに強いとされてきました。
しかし現在では、アメリカでもマスターカードは広く通用します。
マスターカードは庶民的なクレジットカード会社と契約
ただし、VISAは銀行系など少しハイクラスなクレジットカード発行会社と契約しているケースが多いのに対して、マスターカードはより庶民的なクレジットカード発行会社とライセンス契約を交わしています。
消費者金融のアコムが発行しているクレジットカード「ACマスターカード」は、まさに典型的な例です。
海外旅行にマスターカードを持って行くメリット
海外旅行にマスターカードを持って行くのがアリと言うのは、そこにメリットがあるからです。
ここでは、そのメリットを一つずつ紹介しましょう。
メリット1:為替レートが有利
マスターカードのメリット、まずは為替レートが有利な点です。
海外旅行でショッピングやキャッシングをした際には、手数料がかかります。
(手数料はお店から現地通貨で請求されて、それを国際クレジットカードブランド独自の為替レートで両替した上で、利用者に日本円で請求されます)
この「国際クレジットカードブランド独自の為替レート」が、実はブランドごとに異なるのです。
2018年2月22日現在、1米ドル当たりの為替レートを、VISA、マスターカードで比較してみましょう。
VISA:107円91銭
マスターカード:107円63銭
1米ドル当たり、マスターカードの方が18銭お得なことが分かりました。
「たった18銭」と侮ることなかれ、1万米ドル利用すれば、1,800円もの違いになるんですから。
お得を重視する人なら、マスターカードの為替レートの良さは見逃せません。
メリット2:海外旅行で使える特典・優待が多い
VISAと比べたとき、マスターカードの方が海外旅行で使える特典・優待が多い印象です。
以下に、代表的な特典・優待を紹介します。
店名 |
特典・優待内容 |
HOTELS.COM |
・1室目が8%オフ
・1室目が12%オフ(2連泊以上) |
日本航空 |
JALマイルのボーナスマイルが貯まる |
A’REX(韓国の空港鉄道) |
特急料金が53%オフ |
HOLIKA HOLIKA |
5%オフ |
新羅免税店 |
1万ウォン~3万ウォン分の割引クーポン |
個人的には、HOTELS.COMの優待が非常に使えると思っています。
僕の海外旅行は、1カ所に滞在してそこを拠点に観光をするスタイルです。
確実に2連泊以上はしますので、12%オフが適用されます。
同じホテル予約サイト「エクスペディア」では僕の場合、クーポンを使っても8%オフどまりです。
1泊6,000円程度の宿に5連泊、合計3万円の宿泊費用であれば、予約サイトをHOTELS.COM にするだけで、1,200円もお得になるんです。
浮いたお金で、ちょっとしたランチが楽しめちゃう差額です。
メリット3:年会費無料のクレジットカードが多い
そして、マスターカードは他の国際クレジットカードブランドと比較して、年会費無料のクレジットカードが多い傾向にあります。
JCBやアメリカン・エキスプレスのプロパーカード(国際クレジットカードブランドが自社で発行しているカード)で年会費が無料なものは、ほとんどありません。
一方、マスターカードは年会費無料のクレジットカードがとっても多いです。
僕が持っているマスターカードのクレジットカードも、年会費が永年無料です。
VISAも年会費がかからないカードが多いですけど、マスターカードと比べると少ない印象ですね。
海外旅行のお守り代わりにクレジットカードを持っておきたい人にとっては、維持費がかからないことが多いマスターカードがお得です。
手持ちカード0ならVISAの方がおすすめ
仮にあなたがクレジットカードを1枚も持っていないのであれば、1枚目はVISAにするといいでしょう。
VISAは加盟店舗、利用可能な国・地域の数、取引件数のシェアにおいて、国際クレジットカードブランドでナンバーワンです。
1枚目は信頼感と安心感のあるVISAカードがおすすめです。
VISAを持ってるならJCBもあり
VISAを持っていて海外旅行用のカードを探していているなら、JCBもありです。
海外での通用度はVISA・マスターカードに比べて低いですが、ハワイやグアムなど、特定の地域ではVISA・マスターカード以上の優待があります。
日本人に人気の海外旅行先には「JCB プラザ」「JCB プラザ ラウンジ」が設置されており、情報提供、予約や手配、緊急時のサポートなどをしてくれます。
海外旅行にマスターカードは持っていて損なし!
結論としては海外旅行にマスターカードを持って行くのはアリだと思います。
優待もそれなりに充実しているので、VISAとJCBの中間的存在、といった感じです。
お得を重視する人は、特にマスターカードがおススメです。

海外旅行、海外出張、駐在にあたってクレジットカードを新調したい。
でも、時間がないのでサクッと選びたい。
よく分からないのでおすすめの中から選びたい。
あれこれ考えるのが面倒…。
そんな方は、世界新聞の総力を結集した
2018年版海外旅行おすすめクレジットカードランキング
から選ぶのがおすすめです。