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キャッシュパスポートとは?海外できる3つのこと

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編集部Lee

編集部Lee
4枚のカードを保持し、日々クレジットカードやプリカのお得情報をリサーチしている編集部のLeeです。

キャッシュパスポートは、海外でクレジットカード同様に使えるのでお金の管理におすすめですよ!

 

キャッシュパスポート
年会費 無料
入会資格 年齢制限・審査なし
発行まで 1週間程度
取扱​通貨 米ドル
ユーロ
英ポンド
豪ドル
香港ドル
日本円
NZドル
カナダドル
シンガポールドル

公式サイトはこちら

 

今回はキャッシュパスポートが気になる海外旅行初心者・留学予定者(親御さん)に向けて、「キャッシュパスポートとは?」基礎の基礎について書いてみたいと思います。

キャッシュパスポートとは? 基本情報

項目 内容
カードフェイス
年会費 無料
年齢制限 なし
取扱​通貨 米ドル
ユーロ
英ポンド
豪ドル
香港ドル
日本円
NZドル
カナダドル
シンガポールドル
ATM手数料 2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
14香港ドル
200円
2.75NZドル
2カナダドル
2.50SGドル
入金手数料 入金金額の1%
為替手数料 無料
クロスボーダー手数料 利用額の4%
カード再発行手数料 無料
月間カード管理料 毎月150円
※1年利用がない場合
出金手数料 500円/回
スペアカード あり
本人以外のチャージ
カードブランド MasterCard
国内での利用 不可
公式サイト  こちら

1枚のカードで世界中で9種の通貨が使える

キャッシュパスポートとは、1枚のカードに米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円、NZドル、カナダドル、シンガポールドルの9種類の通貨をチャージして利用できる、海外プリペイドカードです。

チャージした金額の範囲内で、クレジットカード同様に海外のATMで現地通貨の現金を引き出すことができ、ショッピングの支払いに利用することもできます。

なお、日本国内では利用できません。

世界中のMasterCard加盟店、ATMで使える

クレジットカードのMasterCardと提携しており、世界中のMasterCard対応ATMとMasterCard加盟店で利用できます。

空港のATMはもちろん、どんな小さな田舎町のATMでもMasterCardならほぼ確実に対応していますから、留学に旅行にビジネスに、安心して頼れますね。

銀行ATMは小さな街にもあるので安心

というのも、両替所は主な観光地の街中にはありますが、地方都市にはなかなかありません。

それは、両替所が観光客を相手にしている商売だからであり、観光客がさほど来ない地方都市では設置しても意味がないからです。

しかし、銀行ATMは観光客だけではなく地元の人々も使うため、小さな地方都市でも必ずと言っていいほど銀行ATMが設置されています。

なので、海外で現金が必要になった時、銀行ATMで現地通貨が引き出せるキャッシュパスポートは心強い味方になるでしょう。

今やMasterCardは世界中で使える

日本国内ではVISAカードの方が認知度も高いですが、MasterCardの加盟店は全世界で4000万店を超えています。

かつてはVISAはアメリカ、MasterCardはヨーロッパと言う風に、それぞれに強みを持つエリアがありました。

しかし、最近ではヨーロッパでもVISAが当たり前のように使えますし、MasterCardもアメリカでしっかりと使えます。

また、キャッシュパスポートでも、MasterCardの優待プログラムを利用できます。

ホテル予約サイトのエクスペディアを9%オフで利用できたり、ハーツレンタカーを10%オフで利用できたりなど、旅行者にも使える優待プログラムが揃っています。

キャッシュパスポートには「スペアカード」がある

またキャッシュパスポートは、万一の紛失盗難時の予備のために「スペアカード」があります。

最初から2枚セットでカードが発行されるのです。

これはキャッシュパスポートだけの特徴です。

キャッシュパスポートでできること1
海外でのお金の管理

持ち歩く現金を少なくできる

キャッシュパスポートがあれば、海外で外出中に、持ち歩く現金を極力少なくすることができます。

どんな人でも、どんなに気をつけていても、海外ではスリや盗難に遭う可能性が常にあります。

海外では、日本と比べてスリや強盗の発生件数が多い傾向にあります。

さらに、「日本人は多額の現金を持っている」というイメージがすでに出来上がっているため、他の国の人と比べて日本人はスリや強盗の格好のターゲットになりやすいのです。

仮にスリや強盗の被害に遭っても、現金が戻ってくることはまずありません。

警察に被害届を出すなどしていたら、せっかくのビジネスや留学、そして旅行の貴重な時間を警察で無駄にしてしまいます。

キャッシュパスポートで現金は必要なときに必要なだけ

被害を防ぐ対策としてキャッシュパスポートを持てば、現金は必要なときに必要なだけ現地のATMから引き出して使うことができるため、安心です。

またキャッシュパスポートでは、1枚失くしてしまったとしても予備のスペアカードがあります。

紛失したオリジナルカードを利用停止にする一方で、スペアカードで引き続きショッピングや現地通貨の引き出しができますので、お金の心配なく観光することができます。

海外の銀行ATM操作に注意

ちなみに、海外の銀行ATMは通りに面した建物の壁に設置してあることもあり、通行人に見られながらATM操作をするなんてこともあります。

操作を教えるふりをして暗証番号を聞き出す、暗証番号を打ち込む際に後ろからのぞき込まれる、お金が出てきたときに現金を取出口から奪われるなどの被害も報告されていますので、ATMを操作する際には細心の注意を払いましょう。

キャッシュパスポートでできること2:海外でのショッピング

高額な支払いにも便利

キャッシュパスポートはクレジットカード同様にショッピングの支払いに利用できます。

例えば、留学での学費の支払いや海外旅行での交通費や宿泊費など、MasterCardを利用できる場合は、高額な支払いもこれ1枚で安心安全に済ませることができます。

学生の人は学生専用のクレジットカードを検討する人もいるかもしれませんが、限度額が10万円なんて場合も多く、何かと出費の多い海外ではあっという間に限度額に到達してしまいます。

しかしキャッシュパスポートならば、あらかじめ多めのお金をチャージしておくだけで、高額な支払いにも対応可能です。

使いすぎることがない

また、クレジットカードとは異なりチャージ残高が利用限度額となるため、クレジットカードのように使いすぎて返済不能となる心配はありません。

クレジットカードの場合、海外で利用した金額は、帰国後に利用明細を見て初めて気づきます。

思ったよりも使いすぎてしまうという経験、私も実はありました。

でも、キャッシュパスポートならばあらかじめチャージ金額を少なくしておくだけで、使い過ぎを防ぐことができます。

盗難や紛失時の対策もできる

チャージ金額を少なくしておくと、万が一の時にも役に立ちます。

チャージしてある金額しか使えないので、万が一盗難や紛失の被害に遭っても、チャージ金額を少なくしておけば、被害金額を最小限に食い止められます。

キャッシュパスポートでできること3:家族からの送金

キャッシュパスポートではカードへのチャージ(振込)は利用者本人だけでなく、「入金委任状の登録」手続きを行うことで、親御さんにも可能になります。

キャッシュパスポートの口座に未チャージ残高が残っている、あるいはインターネットバンキングの口座を持っているのであれば、海外からでもパソコンやスマートフォンを使って、キャッシュパスポートにチャージをすることができます。

しかし、そのどちらも該当しなければ、チャージ残高がなくなってしまったらどうしようもありません。

そんなとき、家族からの送金が便利です。

現地に行ってから予定外の出費が急に発生した場合などにも、キャッシュパスポートなら素早く対応することができます。

その他のキャッシュパスポートのメリット

メリット1 スペアカードがある

あえて繰り返しますが、スペアカードはかなりのメリットです。

僕も経験がありますが、海外では盗難・紛失のトラブルは日常茶飯事です。

紛失した時、カードが不正利用されるリスクもそうですが、その後そのカードが使えなくなることの方が痛いです。

しかし、クレジットカード・海外プリペイドカードともに海外での再発行はとても困難です。

キャッシュパスポートならメインカードを失ってもスペアカードで利用し続けられるというメリットがあります。

メリット2 外貨両替・銀行よりレートが良い

キャッシュパスポートの両替レートは、かなりお得なメリットです。

成田空港にも窓口がある銀行(みずほ)両替所(GPA)のレートとキャッシュパスポート(CP)の2016年12月21日の9時ごろのレートを実際に比較してみました。

CP みずほ GPA
円→米ドル 119.63円 120.15円 119.68円
円→ユーロ 125.65円 127.92円 125.69円
円→ポンド 152.65円 156.34円 156.36円
円→豪ドル 92.18円 94.50円 95.53円
円→カナダドル 94.88円 96.02円 96.09円

すべての通貨でキャッシュパスポートがお得ということが分かります。

特に、ポンドはかなりお得で300ポンド(4.2万円)両替した場合、キャッシュパスポートの方が1200円お得です。

メリット3 年齢制限がない

人によってはキャッシュパスポートに年齢制限がないのが最大のメリットと言えるでしょう。

クレジットカードは18歳、ライバルのマネパカードは15歳という年齢制限があります。

15歳未満の方で留学などを考えている人はキャッシュパスポートがおすすめです。

キャッシュパスポートのデメリット

デメリット1 手数料が高め

キャッシュパスポートは手数料が高め(ライバルのマネパカードに比べて)なのが最大のデメリットです。

お得な方にマーカーを引いています。

キャッシュパスポート マネパカード
年会費 無料 無料
ATM利用手数料 2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
14香港ドル
200円
2.75NZドル
2カナダドル
2.50SGドル
2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
20香港ドル
入金手数料 入金金額の1% 無料
為替手数料 無料 無料
クロスボーダー手数料 利用額の4% 利用額の3%
カード再発行手数料 無料 1,000円
月間カード管理料 毎月150円(12ケ月利用がない場合) 無料
出金手数料 500円/回 500円/回

まず、マネパカードではかからない入金手数料1%がかかります。

はっきり言って、入金手数料1%のでメリットが気になる人はマネパカードがおすすめです。

クロスボーダー手数料とは利用金額を円残高または、利用通貨とは別の通貨の残高から引き落す場合にかかる手数料です。

デメリット2 国内で使えない

キャッシュパスポートは海外専用なので、国内では利用できなのもデメリットに感じる人もいるかもしれません。

ちなみにマネパカードは国内のマスターカード加盟店でショッピング利用ができます。

こんな人にはキャッシュパスポートがおすすめ

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海外プリペイドカードの選択肢としては、行き先がニュージーランド、カナダ、シンガポールの方は、利用できる通貨の観点から、キャッシュパスポートを選ぶことになる人が多いと思います。

(よく比較されるマネパカードではNZドルとカナダドルとシンガポールドルは、利用できません)

スペアカードが最初からついてくる点は、万一の紛失や盗難に遭ったときも、既に予備があるから困らずに済むという、画期的なものです。

万一のときの安心感をより多く求める方にはキャッシュパスポートがおすすめです。

クレジットカードのサブとして最適

海外では、日本で発行されたクレジットカードが使えないこともあります。

同じATMでもカードによって利用できるものとそうでないものがあったり、同じカードでもATMによって利用できるものとそうでないものがあったりします。

カードや端末による個体差が日本よりも激しい海外では、サブカードとしてキャッシュパスポートを持って行けば、一方のクレジットカードが受け付けしてもらえなくても、キャッシュパスポートで利用できる可能性もあります。

また、学生向けクレジットカードを持つことができたとしても利用限度額が低くて心もとない場合など、自由な金額をチャージしておけるキャッシュパスポートは、サブカードとしても大いに活躍することでしょう。

キャッシュパスポート公式サイトはこちら