「いつかプール付きのホテルに泊まってみたい……」そう夢見る旅人は少なくないのではないでしょうか。今日は、わずか500円でその夢に近づく上級テクニックをご紹介します。
こんにちは!気ままに旅する節約バックパッカー植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在この辺りにいます。
プールサイドで贅沢な気分を味わいたい
長く旅をしている方の中にはお金の切れ目が旅の終わりという方も多いのではないでしょうか?僕も時間に制限はありませんが、低予算で日本を出て来てしまった為、節約を余儀無くされています。 泊まっている宿といえば、ドミトリーという二段ベッドが何台も置かれている安宿がメインです。
プール付きのホテルなんて夢のまた夢……。(写真は2009年に撮影したシンガポールのマリーナ ベイ サンズ)
でもたまにはプールサイドで寝転がって贅沢な気分を味わいたい!そんなわがままを実現する方法を発見したのでご紹介します。
その手があったか!市民プールを発見!
世界遺産でも有名なインドネシアのボロブドゥールの街に滞在していた時のこと。
一日目で目ぼしい観光スポットを見尽くしてしまい、無計画に街を彷徨っていた時、遺跡から30分くらい歩いた所で気になって立ち寄った施設。
市民プールでした。入場料は大人で6300ルピア(約55円)。安い!
住所:Borobudur, Magelang, Jawa Tengah
という訳でその場でブルマのような水着(約35円)を買って泳いでみました。
イスラム教国のインドネシアだけあって、女性がヒジャブを被ったまま泳いでいたのが印象的でした。
おすすめは夕暮れ時の屋外プール
安い値段でプールに入る事は出来ましたが、これだけでは贅沢感はあまりありません。 そこでおすすめなのが夕暮れ時の屋外プールです。 マレーシアのクチンという街で見つけたプール。ここは20時前後までオープンしていました。
すると……プールが照明に照らされて普通の市民プールに少しだけ豪華さが加わります。
そして完全に夜になりました。人も減ってくるのでホテルのプライベートプールのようです!
カクテルは持参
優雅にカクテルを飲みながらプールサイドでのんびり過ごすのも素敵ですよね。プールに売店がある場合もありますが、置いてあるのは清涼飲料水か瓶ビール。もちろんカクテルを提供してくれるバーなんてありませんが、
検索すると意外と見つかる
色々な場所を旅して来ましたが、Google Mapで「swimming pool」と入れると意外と色々な場所にある事がわかります。 写真はマレーシアの首都クアラルンプールのもの。
関係の無い施設もヒットしますが、赤い点のうち9箇所はスイミング・プールと表示されました。水泳が世界的な競技で本当に良かったです。
東南アジアの格安プール3つ
最後に僕が今まで利用した市民プールをご紹介します。
1.クチン(マレーシア)
客層は中国系の人達が多かったです。入場料は3リンギット(約96円)
住所:93450 Kuching, Sarawak マレーシア
2.バンガルスリブガワン(ブルネイ)
飛び込み台も備えた本格的なプール。中心街からはバスで行く事ができます。歩くと2時間くらいかかりますが、観光名所に乏しいブルネイの人々のありのままの生活を垣間見られます。入場料は2ブルネイドル(約163円)
住所:Bandar Seri Begawan ブルネイ
3.ビエンチャン(ラオス)
25mのプールと幼児用プールが3つありました。売店やプールベッドもあるので長時間くつろげます。入場料は15000キープ(約189円)
住所:Rue Le Ky Huong Vientiane ラオス
最安の宿と組み合わせれば500円以内
このように値段は総じて低価格。最安値の宿と組み合わせれば500円以内で収める事だって可能です。 どのプールも外国人旅行者らしき姿は見かけませんでした。泳いでいるのは地元の住民ばかり。 水泳教室の様子を眺める事も出来ます。「旅先で市民プールを探す」という行為は意外と盲点なのかも知れません。
いずれも更衣室やシャワーなどは揃っています。ロッカーもありますが、肝心の鍵が無い場所が多いので、持って行く貴重品は最低限にして、荷物は全てプールサイドに置いて目を離さないようにしています。
こんな人におすすめ
毎日通う場所ではありませんが、以下のような場合に積極的に利用するようにしています。同じような方にもおすすめです。
・プール付きのホテルには高くて泊まれない
・シャワーの水が濁っていて辟易している
・観光に疲れてしまった
・やる事が無い
・運動不足
・暑くて我慢ならない
旅に低価格でちょっとした贅沢をプラスしてくれる市民プール。ただでさえ暑い東南アジア、観光に疲れた時は近くの市民プールを探して、少しだけ贅沢さを演出してみてはいかがでしょうか?ただし、塩素が強めなのでゴーグルは忘れずに!
文・写真:植竹智裕
HP:週刊!植竹智裕の気ままに世界探検ブログ
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