上手く交渉した(はず)のPedi Cab(ペディキャブ)の客引きと3時間。まだ無邪気だった頃の僕が、マニラ最古の地区「イントラムロス」を紹介します。
フィリピンの首都・マニラ最古の地区、イントラムロス
こんにちは!SHINYAです。
今回は、フィリピンの首都マニラにある「イントラムロス」と呼ばれる一エリアをご紹介したいと思います。
元々は、スペイン植民地時代にイントラムロスを中心にマニラという街を創り上げていった経緯があるため、見所がたくさんあります。
今回は、僕が行ってきたスポットをいくつかお伝えしようと思います(実際には時間がなくて全部見切れなかっただけなのですが・・・)。
どのスポットも当時を彷彿させるかのような雰囲気がそのまま醸し出されており、マニラを訪れる際には、ぜひじっくりと見て回ってほしい場所です!
そもそもイントラムロスとは・・・?!
イントラムロス(Intramuros)は16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区であり、パシッグ川南岸に位置する。
その名称は直訳するとスペイン語で「壁の内側で」となり、壁で囲まれた都市または要塞を意味するほか、その厚く高い壁と堀とで囲まれた構造を言い表している。スペイン時代には、イントラムロスはマニラそのものだと考えられていた。
マニラ市の都市計画はフィリピンの初代総督になっていたロペス・デ・レガスピによって始められた。彼は要塞や道路、教会、学校を築いた。
今日のマニラの開発のほとんどはイントラムロスの門の外で行われ、ジョリビーやマクドナルド、スターバックスの店舗が城壁内の著名な教育機関のそばに開いているとはいえ、イントラムロスの現存する城壁や街路、教会への近代化の影響は最小限にとどめられている。
「イントラムロス」はエリアそのものの名称であり、スペイン時代の要塞でもあります。
ただ、その性格としては、当時の一都市であり、シティとしての機能も持っていました。
なので、今なお多くの教会や建物が残っており、インフラも整備されていて、大学などの学校も数多く存在しています。
いざイントラムロスへ!
群がる客引き
さて、僕は国立博物館の見学を終えて、イントラムロスへと歩いて観光しようと考えていました。
ですが、塀の中へ入る前にPedi Cab(ペディキャブ)のしつこいくらいの客引きに会います。(本当に沢山いるので、吟味して交渉した方が良いと思います)
僕の場合、最後の1台だけはひたすら追っかけてきて、さらにはどんどん値段が下がっていき、最終的には「200でどうだ?200でどうだ?」となりました。
そして『200だったら・・・』とその交渉に。
これから3時間、イントラムロスで無邪気な観光が始まるのです。
イントラムロスの入り口の庭園「Puerta Real Gardens」
最初に来たのは庭園です。入り口はここから。
あんまり庭園らしさが感じられません。
むしろ、要塞の面が前面に押し出されているようで最初から少し緊張してしまいました。
本格的な要塞都市へ(Puerta del Parian)
ネームプレートが設置された立派な門をくぐり、イントラムロスへと入って行きます。
向かった先は、「Puerta del Parian」。元は、イントラムロス初期時代のゲートとしての役割を果たしていたそうです。
中へ入ると、当時の入り口の名にふさわしく、大砲が設けられていました。構えてみます。どうですか?
中はこのようになっています。
イントラムロス内の移動手段について
先ほど、イントラムロス内はペディキャブで移動しているとお話ししました。どんなものなのか。こんな姿をしております。
自転車にサイドカーがついた簡単なものです。
原動機付自転車のカート付きであるTricycle(トライシクル)もありますが、イントラムロス内は環境保全のため、トライシクルは走らないのだそうです。見ると、電動の小型バスのようなものも走っていました。
マニラ大聖堂でサプライズ
続いては、マニラ大聖堂へ。着くと目の間には・・・
これは・・・もしかして・・・
なんと中では結婚式が行われていました。
僕が教会内へ入って少し経ってから新郎新婦が入場されました。なので、教会内から入場の様子を間近で見ることができました。
全力で拍手をすると同時に、とても幸せな気持ちになりました。。
外観はこうなっています。
イントラムロスの見所、サンチャゴ要塞
続きましては、サンチャゴ要塞です。ここイントラムロス内において、おそらく一、二位を争う観光スポットです。実際に多くの観光客の人たちがこの場所を訪れていました。
そして、このサンチャゴ要塞だけ入るのに料金がかかります。75ペソ(約170円)です。
入っていくと要塞の前にとても綺麗に整備された道が続きます。途中噴水も。奥に見えているのが、サンチャゴ要塞の入り口です。
レンガ造りの塀や壁も見ることができました。
要塞内は、実際には刑務所や牢屋として使われていたようです。当時の様子をそのまま見て、感じて、体験することができます。
それでは、行ってみましょう!
いざ要塞内部へ!
監獄として使われていたところでしょうか。
地下牢へと入って行きます。
進んでいきます。
光が見えてきました!最後は階段を登ります。
やったー!外だー!
・・・とこんな感じで、実際使用されていた地下牢の様子を体験することができます。
他にも、要塞にはこんな場所が。
何かの舞台でしょうか。
牢獄の造りをそのまま利用したお土産屋さん。
また、要塞内にはフィリピンの英雄と呼ばれるホセ・リザールに関する博物館もあるので、気になる方は寄っていくのもアリかもしれません。
世界遺産のサン・アグスティン教会
最後はこちら。世界遺産にも登録されているサン・アグスティン教会です!石造りのこの教会、第二次世界大戦での砲火を免れて建っていた教会でもあるのです。
着くやいなや、入り口で止められてしまいました。
理由がこちら。中央奥をよ〜くご覧ください。
またもや結婚式が行われています。
僕は1日でしかも違う場所で2回も結婚式に遭遇してしまうとは。いやはや、この時ばかりは驚きましたが、ハッピーな気持ちには変わりありません。
幸福感で満たされていきました!!
まだまだ見るべきところは沢山あります、イントラムロス。
もう一度イントラムロスへ行って、全部隅々まで見てみたいと思わされる場所でした。
ところで…
3時間後、そうきたか…
今回、しつこかった客引きのおじさんのぺディキャブに3時間乗せてもらってイントラムロス内を移動していました。
最初の値段交渉では200ペソだったはず。
…しかし、
料金の段になって、「3時間走ったから900(約2000円)な!」と運転手のおじさんが言うのです。
「はい?ん?なんで?」と当然僕は頭の中が?マークだらけになりました。
30分200ペソ?1時間200ペソ? どの部分が200ペソ??
仕方なく1000ペソ(約2300円)を渡すと、お釣りがないと言う。
そしてわざわざ自分の小銭入れを開いて見せて、何も入っていないことまで主張してくるのです。
…。
結局、『もう、いいよ』と手を振り、別れました…。
値段交渉は念入りに
フィリピンでぺディキャブご利用の際は、念入りに交渉しておいた方が良さそうです。(ペディキャブに限らず、なんでもそうなのですが…)
何はともあれ、イントラムロスはいいところでしたよ…!
SHINYA KOSAKA
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