メニューはシンガポールの麺料理「バクチョーミー」だけ。1時間半並び「Tai Hwa Pork Noodle」の味を確かめてきました。
こんにちは。お酒と冒険を求めて放浪しているmilkchocolateです。
ミシュランといえば世界で最も有名なレストランの格付けガイド。 ロブションなどの高級レストランが名を連ねていますが、実は$5で食べることのできるミシュラングルメがあることをご存知でしょうか。
なんと、星を獲得した世界で最も安いミシュラングルメは、屋台のごはんなのです! 受賞した屋台は2つあるのですが、今回はバクチョーミーと呼ばれるポークヌードルの屋台へ行ってみました。
シンガポールの都心から少し離れたMRTラベンダー駅から徒歩10分、シンガポール人の住むHDBと呼ばれる集合住宅の一角にあるフードコードにミシュランのお店があります。 その名は「Tai Hwa Pork Noodle(タイホア・ポークヌードル)」。
大都会シンガポールぽさを感じない、とてもローカルなフードコードです。 こんなところにミシュランで星を獲得した屋台があるのでしょうか…?
と思ったら、大行列を発見!
どうやらこちらが噂の屋台のようです…。
メニューは「バクチョーミー」のみで、汁あり麺か、汁なし麺の2択です。 ほとんどのお客さんが「汁なし麺」をオーダーしていました。
ちなみに「バクチョーミー」はシンガポール料理で、豚のひき肉が乗った麺料理です。 潮州料理をシンガポール風にアレンジされたものと言われており、シンガポールではメジャーなローカルフードです。
オーダーしてから作るため、列の進みはかなりゆっくりです。 この時点で待つこと1時間。ずっといい匂いがするので、空腹で倒れそうです。
サイズは4種類ありました。 一番小さいものは$5(約400円)なので、ミシュランの星を獲得した料理を400円で堪能できるということになります。安い! 今回はお腹が空いていたので、レギュラーサイズの$6(約480円)をオーダー。
サイズの他にも、麺の種類を平打ち麺か細麺の2種類から選ぶことができます。
ミシュランを獲得したということで観光客も多いのかな?と思いましたが、お客さんのほとんどがシンガポール人でした。 ローカルすぎるので日本観光客はあまり来ないのかもしれません。
これがミシュランの星を獲得した世界初の屋台料理「バクチョーミー」です!その値段$6(約480円)と世界最安! 1930年代から80年近く続いている伝統の味とのことです。
豚のひき肉のほか、レバーなどの内臓を茹でたもの、ワンタンなどが入っておりちょっと贅沢な気持ちに。 麺をタレに絡めていただきます。
おいしい! タレは黒酢ベースで酸味があり、チリがアクセントになっています。 麺の茹で加減もちょうど良く、濃いめのタレと絡んだ麺があっさりとした味の具と混ざり合うと確かにおいしい! ビールに合う!
こんなにジャンクなメニューがミシュランを獲得することの方が驚きです。 全然ミシュランのイメージの上品な味とかではない。 ローカルB級グルメど真ん中な味です。
バクチョーミーもおいしいのはもちろんですが、海藻が入った付け合わせのスープが驚くほど美味しいのです…。 むしろ意外だったこちらのスープに感動…!
世界最安値のミシュランフードは紛れもなく庶民の味でした。 ミシュランが認めたB級グルメ、シンガポールに来たら是非チャレンジしてみてください!
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