パリ郊外 Issy Val de Seine 駅の構内にある駅弁屋、その名も「小江戸へどうぞ」。あまりのクオリティの高さに、駅ごと日本に見えてくるレベルです…。
フランスのパリ郊外にある駅弁屋「小江戸へどうぞ(KOEDO)」
はじめまして!現在ヨーロッパに拠点を置いて暮らしているきっしーです。今後もヨーロッパ中心に旅を続ける予定ですので、お付き合い頂けると嬉しいです。
日本の駅弁の虜になったフランス人が経営する駅弁屋「小江戸へどうぞ」(KOEDO)に行ってきました。
KOEDOの存在によって、日本の駅にすら見えてくる風景
さて、今回ご紹介したい駅弁屋をまずは写真で見てみましょう。日本ではどこにでもある光景にも見えます。
しかし看板には「お醤油」と「ローマ字」…そう、ここは紛れもなくフランス。パリ郊外の「Issy Val de Seine 駅」構内にある駅弁屋「小江戸へどうぞ(通称:KOEDO)」なのです。
「Issy Val de Seine 駅」は首都圏高速鉄道(RER)のC線と、
KOEDOのお陰で「瞬時に日本へ帰れる駅」として、在仏日本人はもとより、日本好きなフランス人にも人気です。
小江戸へどうぞ(koedo)
住所:7 rue Rouget de Lisle 92130 Issy-les-moulineaux
TEL:+33(0)1 46 42 08 74
営業日:月~金 8:30~23:00、土日休み
日本の駅弁屋がなぜパリに?
KOEDOのオーナーはフランス人で、高校のときに留学した日本でお弁当に出会ったそうです。お出かけのときに手軽に買えて、栄養があり、見た目も美しい駅弁の虜に。フランスでも駅弁を広めたいと願い、「KOEDO」を始めたそうです。(ちなみに和食に欠かせないお醤油も売っているそうです)
お弁当、飲み物、デザートも充実した豊富なおしながき
おしながきは、幕の内弁当(15€/1720円)を始め、お弁当各種(さけ、鶏の照り焼き、日替わりで12~14€/1370〜1600円)、丼もの(10~12€/1140〜1370円)、おにぎり(3.5€/400円)、野菜の盛り合わせ(3€/340円)、いなり寿司(5€/570円)があります。
飲み物はお茶以外にも、ラムネ、カルピス、キリンビールなども置いています。デザートは大福、カボチャのフラン、抹茶のムース、シフォンケーキ、アイスクリーム(ごま、抹茶)と豪華な品揃えです。
パン扱いされる「TAIYAKI」を見て目が覚めた
なかでも人気なのは、鯛焼き。(3€/340)中身はあんこ、チョコレート、カスタードクリーム、抹茶クリームがあります。パリには日本食を扱っているお店はたくさんありますが、鯛焼きを焼いているお店はなかなか見つかりません。しかも、目の前で焼いてくれるのでパリパリ! (3分ほどで出来上がり)
アツアツの鯛焼きを食べようと思ったときに、ふと気付いたのが…
パン屋で使うパン袋が使用されているということでした。パン袋には、CROISSANT(クロワッサン)、Pain(パン)、EXPRESSO(エスプレッソ)等の名詞がズラリ。
…その瞬間、「ここはやっぱりフランスだったのだ」と夢が覚めたのでした。
きっしー
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