一風堂・パリ店、その名も「Ippudo Paris」。あえて豚骨ではないベジタリアン向けの「茸香るベジ麺」を食べてきました!
こんにちは!フランス在住のきっしーです。
パリにはオペラ座付近にある日本街を中心にしてラーメン屋が何軒もあります。しかし豚骨スープ×細麺のいわゆる博多ラーメンを出す店はあまりありません。
そんなパリに、ついにあの一風堂がやってきました。
実はオープン前に何回も「一風堂がパリに来るらしい」と噂が立ったものの、いつになってもできないなぁ~と思っていました。
一風堂がやっとパリでオープンと決まったときは、「パリでのオープン準備は予期せぬできごとの連続で、当初予定より大幅に遅れ、多方面に大変なご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫びいたします」と発表。
なにしろパリは古い建物が多く、思うように改造できない、店の外観にうるさい等ありますからね…。その後2店舗目も無事オープンしました。
さて、今回訪れたのはレアール(Les Halles)の近くの一風堂(Ippudo Louvre)。
住所:74-76 rue Jean-Jacques Rousseau 75001 Paris
最寄駅:メトロ①④⑦⑪⑭Châtelet/Les Halles
営業時間:月~木12 :00 – 16 :00 / 18:00–24:00(金~24 :30)、土12:00 – 24:30、日12:00– 22:30
日本だったらラーメンを食べ終わったらすぐ立ち去るので並んでいても割とすぐ入れるのですが、ここはフランス。夜に友達と食べに行くときはワインを飲んで、ゆっくりしゃべる習慣がありますから、日本のラーメン屋に滞在する時間の2~3倍はかかります。
でも行った日は寒かったので、外のテラスは比較的空きやすいと言われて待つこと10分、晴れてテラス席に座りました。(因みに店内に座りたい人たちはまだまだ待っていました)
飲み物は日本のビールや日本酒もありますが、ワイン、ウイスキー、シャンパンまであります!ウイスキー片手にラーメン、想像できない…。
日本のメニューと最も違うメニューは、豚骨以外のラーメンがあることです。
フランス産の鶏を使ったコクのあるスープで食べる「鶏醤油シリーズ」、ベジタリアン用の「茸香るベジ麺シリーズ」があります。
フランスでは宗教的の理由で豚を食べることができない人や、ベジタリアンが増えていますから、納得です。
豚骨ラーメンを食べに来たのですが、ベジタリアン向けラーメンが気になって仕方ないので、今回は「茸香るベジ麺」にいたしました。複数のキノコと昆布から取ったダシをベースにしたスープでいただきます。
麺は赤みを帯びた太麺。茸香るベジ麺にはトッピングとして焼いたエリンギ、パプリカ、ズッキーニ、ビーツ、ひよこ豆、ラム・レタスを添えています。
う~ん!おいしい!肉類が入っていないとは思えないコク。太麺に絡みつくようにキノコのだしのうま味が口に入ってきて、ふんわりまろやか香りに包まれます。フランスの素材を生かして日本の味を進化させた感じです。
一風堂といえば卓上に無料でもやしと高菜があるイメージですが、パリ店にはありません。
日本の一風堂で「一風堂もやし丼」を食べることが好きだった私には何か足りない気がしましたが、ここは「Ippudo Paris」。
パリらしいテラスに座って食べる「茸香るベジ麺」は文句なしに美味しかったです。
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