今やドイツを代表するグルメと言っても過言ではないケバブ。ケバブ激選区の首都ベルリンで、とにかく一番美味しいと評判の「ムスタファケバブ」を食べてきました!
こんにちは、タケオトラベラーを運営しているたけちゃんです!僕は2015年の4月~9月まで語学留学でドイツの首都ベルリンに滞在していました。
最近では日本でも見掛けるようになったドネルケバブですが、ベルリンではハンバーガー等を遥かに凌ぐ人気のファーストフードとして認知されています。ベルリンの中心部であれば、100mに1軒はあるんじゃないかというくらい、ドネルケバブを提供する店が数多くあります。
そもそも、ドネルケバブとはどんな食べ物で、何故ドイツで受け入れられているのでしょうか?
ドネルケバブはトルコ語で、回転させ、肉をローストさせたケバブの意である「Döner kebap」から来ている。ヨーロッパでは、ドイツにトルコ系移民が持ち込んだドネルケバブがファーストフードの定番となるほど広まっている。
ドイツはトルコ移民が多く、ケバブやドネルケバブをレストランや屋台といった様々な形態で販売しており、味も悪くなく値段も抑えられており人気がある。
(参照:Wikipedia「ドネルケバブ」/「ケバブ」)
ベルリンのケバブ屋の数は余りにも多いので、普通は注文してからすぐ食べられるのですが、このムスタファケバブは唯一長い行列の出来るケバブ屋だと聞き、行ってみることにしました!
ムスタファさんの野菜ケバブ(Mustafas Gemüsekebap)
営業時間:毎日8:00~0:00
アクセス:地下鉄U6線・U7線のMehringdamm駅、南東側出口から歩いて直ぐ。
トリップアドバイザーによると、ベルリンの全レストラン6520軒中で27位。ケバブ屋として1位。(2016年10月時点)
店には午後1時40分ころ到着したのですが、昼ご飯時を過ぎたにもかかわらず、ベルリンでは普段見ることのない、噂通りの長い行列!聖霊降臨祭(Pfingsten)というキリスト教関係の休日だったこともあってか、観光客も列に加わっている様子でした。
それでも、行列の出来る店が多く存在する日本の出身者としてここで引き下がる訳にはいかない、という変な意地が手伝って、並んでみることに。笑
並び始めて30分、やっと最初の半分まで来た感じです。これは手ごわい…。
並び始めて50分、看板の「Mustafas Gemüsekebap」の文字が見えてきましたが、近そうでまだ遠い。何故だ!?
やっと、注文口まで辿りつきました!何と1時間10分も待ちました。日本でもこれだけ待った記憶はありません。でも、なんでこんなに時間がかかるのでしょう…?
ムスタファケバブの厨房を見て、何故これだけ長い時間待たされたのか理由がわかりました…。
ベルリンでこれだけの人気店にもかかわらず、店を切り盛りする従業員が4人しかいないのです!
「ムスタファさん家の野菜ケバブ」での注文工程は、パンにチリ・ヨーグルト・チーズといった種類から好みのソースを選んで敷き、肉と生野菜(玉ねぎ・紫キャベツ・レタス・トマト)を挟む一般的なドネルケバブに加えて、炒め野菜(ジャガイモ・ズッキーニ・ナス)も具として入るのですが…、
つまり、注文受け担当、肉切り担当、生野菜とソース入れ担当、炒め野菜担当がそれぞれ1人しかいないことになります。
通りで、ものすごい時間が掛かるわけです。
いざ実食!
ヨーグルトソース入りのドネルケバブ3.20ユーロ(約370円)を注文して早速実食!長く待った末にありつけたケバブの味はというと…
…今まで食べたケバブの中で一番美味しい…!炒め野菜がアクセントになって、肉・パン・ヨーグルトソースと絶妙にマッチしているようでした。
肉・生野菜だけでなく炒め野菜まで入ったボリュームで3.20ユーロというのは、超お得&ヘルシー!?
ムスタファケバブは文句なしにおいしかったです。
だけど、やっぱりケバブを食べるためだけに1時間10分待ちというのは、正直ムダな時間を過ごしてしまったな…とも思いました。僕が訪ねた時は5月なので比較的過ごしやすい時期でしたが、冬の厳しい寒さの中だったら、ケバブのためだけに1時間10分だなんて到底ガマンできないと思います。
ちなみに、僕がムスタファケバブを食べ終わった後の午後3時くらいでも、長い行列が途絶えることはありませんでした。
確かに人気で美味しかったムスタファケバブ。でも、流石に従業員を増やしても良いのでは?…と思うのは、多分僕だけじゃないはずです(笑)
とにかく、そこらへんのドネルケバブとは全く違う美味しさなので、食べたい方は、朝ご飯として食べに行くのがいいかもしれませんね!
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