猿園とか猿山はよく聞きますが、ワニにも会える猿島があるのはきっとベトナムのカンゾーだけ…。ワニがいるなんて怖いですが、猿はもっと怖かったです。
こんにちは!ペレストロイカ岸本です。
ホーチミン市の中心部からバスで2時間(途中に運転手の立ちションタイムがはさまるか否かで時間は前後)かけて、カンゾー県のサルの島(huyện Cần Giờ,đảo khỉ)に行ってきました。
…とおっしゃる方が大半だと思います。地球の歩き方にも載っていいません。理由は簡単です。なぜならサルしかいないからです!!
Wikipedia「Cần Giờ District」によると…
カンゾーはホーチミン市内中心部から約50キロメートル離れた東南部に位置する地域。ホーチミン市カンゾー区のマングローブ林は、UNESCOの生物圏保護区に指定されている。
…とあります。まあ要するに田舎ということです。そんなマングローブ林のある猿島で、本能むき出しのサルの御殿に行った訳です!
フェリーに乗らないとつかない…というのは、ベトナム南部での遠出あるあるでもあります。
…それくらい、カンゾーはベトナムの奥地にあるのです。
カンゾーの猿島「Monkey Island」
「9月23日公園バスターミナル」から20番バスに乗り、終点のニャーベー県(huyện Nhà Bè)まで行きます。そこからフェリーに乗り対岸に行きます。1000ドン(約5円)。
フェリーを降りてすぐ90番のバスに乗り、チケット売りのおばさんに「đảo khỉ」か「monkey island」と言えば、途中でおろしてもらえます。(言わなければ、塩を作っている4月30日ビーチ」につきます)
ちなみに猿島からの帰りのバスの最終出発時間は19時です。
猿島の入り口は、この看板を目印にしてください!入場料は約250円。
ちなみに写真右の黄色い部分は、暑さでぶかぶかになったスマホケースの写り込みです。決して猿島の臭気がえげつないということではないです。
猿島は猿の聖地。そこらじゅうに猿がいる。猿島でのメインアクティビティはモーターボート。lonelyplanet.com「Monkey Island Eco Forest Park」参照。
猿島ですから猿を見まくりましょう。ほんとに猿ばっかりです。観光客が捨てたジュースのふたを開けようとする猿もいれば…
マングローブ林の猿のテリトリーでメンチ切ってくる猿もいます。僕はココで猿にメガネを食われました。
逃げ惑うタイプの猿もいたりと、いろいろなタイプの猿がいるわけです。
メガネを食べられたのなんてほんの序の口…
韓国人カップルは双眼鏡を盗まれ、僕の彼女は腰に巻いたパーカーを盗まれかけ、お前ピカチュウか!という勢いで肩に乗って攻撃してきたりと、猿島では迂闊に物を持ち歩けない状況でした…。
もう一つの洗礼というか衝撃というか、カンゾーの猿島で、初めて猿の交尾のシーンを見ました。
オス猿がメス猿に襲いかかると同時に、メス猿の一族郎党が交尾を止めに入るわけです。オス猿は逃げ惑い、タイミングを見計らってまたメス猿を襲う…。飼育下ではなく、「生」の猿だからこそ見られるシーンがありました。(猿の交尾が見られるよ!と宣伝するのは気が引けるのですが笑)
割り勘でカヌー
カヌーは一艘60万ドン(3000円くらい)で、猿がわんさかいるマングローブ林を猛スピードで駆け抜けることができます。ベトナム人は8人で、外国人は6人で割り勘ができると書いてあります。
僕はメガネを盗まれたあとだったので乗りませんでした。ちなみにカヌーで駆け抜けていても、機動性のある猿がメガネを盗むらしいです。ほんまかいな。
ベトナムあるあるなワニ釣り
竿に生肉をぶらさげて、ワニをおちょくる…という陰湿な遊びです。注意事項の絵に注目してほしいのですが、誰がパイナップルを投げ込むのでしょうか…。
以上がカンゾーの猿島です。ベトナムのおもしろスポットと言えるのではないでしょうか…!プチパリ・サイゴンでおしゃれカフェ…みたいな旅に飽きた方は、是非ベトナムのカンゾーで楽しんでみては?
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