往復で6回の飛行機乗り継ぎ……「面倒くさい」「しんどい」と思いますか?しかし、トランジットの回数が多いときこそ、経由地での観光や空港滞在も楽しむチャンス!とポジティブにとらえてみた場合、こうなります。
こんにちは。ヒマワリ侍です。これまで3回にわたってマダガスカルのネタをご紹介してきましたが、今回はその時のフライトについてです。
皆様は航空券の予約をする際に、何を重視しますか?料金、乗り継ぎが良いもの、貯めているマイレージに合わせて航空会社を選ぶ……などがあるかと思います。私は、マダガスカルへは直行便がないので、どうせ乗り継ぐのであればトランジット先でも遊べるようなフライトがいい!と考えました。その結果が以下の通り。
<往路>
21:05大阪~23:55香港
21:50(+1)香港~06:40(+2)ナイロビ(夜中にバンコク経由~)
12:45ナイロビ~16:05アンタナナリボ
~マダガスカル滞在(7日間)~
<復路>
03:30アンタナナリボ~06:50ナイロビ
07:50ナイロビ~16:20ムンバイ
23:35ムンバイ(機内泊)~05:35(+1)バンコク(スワンナプーム)
15:20バンコク(ドンムアン)~22:40大阪
関空~香港はPeach、バンコク~関空はエアアジアで自分で予約し、他の区間はエクスペディアで手配。ムンバイ~バンコク間はタイ航空、他はケニア航空でした。現地滞在は1週間を確保。往復で合計8本のフライトに乗りました……どのようなトランジットになったのでしょうか!?
重慶マンション泊→マカオ観光
仕事終わりに母と待ち合わせ、持って来てもらったバックパックを受け取ったらそのまま関空へ直行。香港で宿泊したのはバックパッカー憧れ!?の重慶マンション(写真)。ここに泊まるためだけに香港経由を選んだようなものです。
翌朝、香港からフェリーでマカオへ。安い席は満席だった為、ちょっと高かったですが「豪華位」に。食事付きでした。
マカオでは「深夜特急」をなぞる一日観光。沢木耕太郎が食べたといわれる店「ソルマー」で食べたアフリカンチキンは、スパイスが複雑に絡み合った味……感動しました。ひたすらに美味、そしてビールがよく合う!一人で食べるにはちょっと量が多かったです。そして決して安くはありませんでした(ビールと席料を合わせて3000円程度)。
聖ポール天主堂跡。定番観光地ではありますが想像以上に見ごたえがありました。
カジノ・リスボア。バックパックのまま中に入っても何も言われませんでした。カジノのいかがわしさとは裏腹な「葡京娯楽場」のゆるい字体に驚きます。
1日観光の割にはたっぷり遊べました。フェリー(TURBO JET)で香港国際空港へ。このフェリーを利用した場合、空港にて出国税(120HKD)を返金してもらえます。※ケニア航空の場合
空港でアフリカに浸る
カフェで朝食を摂ります……その名も「MASAI COFFEE」。いかにもケニアっぽい!
木の絵が描かれた窓越しに見る朝日。まるでサバンナ風?これだけでテンションが上がってきます。
飛行機の発着案内。地名が日本の空港では見なれない場所ばかり。というわけで、空港内だけでもかなりのアフリカ気分を味わう事が出来ました。
空港でサモサを食べよう
ムンバイでのトランジットは7時間。実は日本でビザを取得し、空港外へ出ようと考えていたのですが……ビザの種類を間違えていたらしく、外へは出る事が出来ませんでした。空港滞在を楽しむ事にします。
さすがボリウッドの本場!
空港内で軽食を摂ろうとするにも…何を頼んだらいいのかさっぱり分からない看板。
店員さんに「サモサはありますか」と聞いてみると、「サモサはないがそんな感じのものを選んであげる」と言って出されたのがこの「Sevpuri」。美味しかったけどサモサには似ていないかな……。
ワットポーでマッサージ
バンコクの乗り継ぎ約10時間で出来る事とは?と考えた結果、寝仏で有名なワット・ポーへ行ってみる事にしました。チケットには水が付いてきて、地味に助かります。
ワット・ポーはタイ式マッサージの総本山との事で、マッサージも受けました。30分260バーツ(約820円)。案外安くはなかったですが、今までに受けたマッサージの中で一番良かったな~と感じました。マダガスカルの疲れもしっかり癒せました……が、またすぐにバックパックを担いでしまったため、効果が台無しに……。
ムンバイからスワンナプーム空港に着き、そしてドンムアン空港から関空へ。利用したエアアジアでは謎のアップグレードにより、足元も広々。翌日からの仕事もガンバレ!って事だったのでしょうか。
安い航空券を検索すると、乗り継ぎの回数が多くて「うわぁ~めんどくせー」って思う事、ありませんか?でも実はそういう時こそチャンスかも!メインの「ついで」に他の国で短時間でギュッとコンパクトに観光する事が出来ますし、空港内のみでも楽しみ方はたくさんあります。
今回は目的地マダガスカルの他に、香港・マカオ・タイ、そしてナイロビとムンバイの空港で遊んできました。計算してみると往復で40時間ほど飛行機に乗っていたらしく、11日間の日程のうち機内泊は3回。弾丸旅行の方には明らかに不向きですが、皆様もお時間が許せば、「トランジット遊び」してみませんか?
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING