オーストラリア特有の生き物といえばカンガルー、コアラ、エミューなどが有名ですが、木の上にいたのはコアラではなくポッサムというナゾの動物でした…。
こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在は南部のレンマークという地方都市で農民として働いています。
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近況報告:厚手のグローブ買いました
早くもオーストラリアに来てから2ヶ月が経ちました。2年目のビザを取得する為に働かなければいけない期間も残すところ1.5ヶ月(もし別のファームに移るとなるとあと60日必要ですが)。仕事のやり方だけでなく、どういう装備で臨んだらいいのかもだいぶ分かってきました。
僕が働くには枝やトゲの多いライムの農園。今まで使っていた約200円の軍手(右)は1日使っただけでこのありさまなので、約640円のレザーグローブ(左)に変えたところ、4日働いた今でもかろうじて穴が開いていません。これでしばらくはグローブを買い直さなくて大丈夫そうです!
さて、僕が居るレンマークはかろうじてマクドナルドやケンタッキーフライドチキンがあるくらいで決して見所・遊び場の多い街ではありませんが、日没を迎える頃にある動物が現れる事で観光客に人気のようです。
オーストラリアの野生動物といえばカンガルー
オーストラリアを代表する野生動物……そう言われると一番初めに想像するのはカンガルーではないでしょうか?街中でも所かまわずカンガルーがのさばっているものだとばかり思い込んでいた僕ですが、実際にはレンマークに来てから明け方か夕方に何度か見かけるぐらいでした。
Photo by Jenny Brown
ポッサムって何?
ある日、宿でくつろいでいると仲間達が野菜の切れ端を片手に、口々に「ポッサム」と言いながら出かけようとしているではありませんか。僕にとってポッサムと言えば韓国料理(下の写真参照)。
Photo by yosshi
近くの公園でバーベキューでもやりに行くんだと思い、「ポッサム大好物!」とウキウキしながら(周りに怪訝な顔をされながら)向かったのは川原です。
どこで肉を手に入れるんだろう?どこで焼くんだろう?とソワソワする僕。すると、突然仲間達がヤシの木の前で立ち止まりました。そこには……何この生物!?
ポッサムは生き物の名前だった
仲間が持っていた野菜の切れ端を求めて木にへばりつく謎の生物……この時、僕は全てを悟りました。「あ、こいつがポッサムなんだ」と……。
ポッサムはオーストラリア、ニューギニア島、スラウェシ島に生息する小~中型の樹上動物。夜行性で日中は木の洞などに作った巣に隠れている。生態系的には北半球におけるリスに類似するとされる。後肢の指は親指と他の指が対向し木の枝をつかむことが出来る(Wikipediaより引用)
オーストラリアはまるで別の惑星
韓国料理が食べられなかったのは残念で仕方ありませんが、勘違いのお陰で素敵な野生動物に触れる事ができました。
遥か大昔から他の大陸と孤立しているオーストラリアではカンガルーやコアラ、ポッサムのみならず日本や他の大陸では見られない変わった生き物の宝庫です。また不思議な生き物を見られる場所を発見したらご紹介しますね。
最後に、僕が衝撃を受けたオーストラリアの生物トリビアをご紹介します。
オーストラリアには、野生のサルは一種も生息していません。
(WWFクイズページより引用)。
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