ジョージア〜アルメニアへ陸路での国境越えにチャレンジ。旅ならではの希望とドキドキに満ちた瞬間ですが、待ち受けていたのは手間のかかる手続きと「置いて行かれる」恐怖でした……。
国境越えの恐怖体験
こんにちは!自称マジシャンせがわーるどです。ただいま大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っています。
陸路で国境を越えるのは島国日本では経験の出来ない事でどことなく感情が高ぶります。今日はそんな国境での恐怖体験をご紹介します。
今回僕は、ジョージアの首都トビリシからアルメニアの首都エレバンまでの陸路国境越えを試みます。
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移動方法は、マルシュルートカ(乗合バス)です!トビリシにある、地下鉄アブラバリ駅近くから、30ラリ(約1500円)でマルシュルートカが出ると聞いたので1時間前に到着。
脇の通りにエレバンと書いてあるマルシュルートカを見つけました。
時間になり、11時きっかりに出発。座席は運転手を含め8人乗りですが、出発時は4人だけでした。途中1回停留所のようなところに止まり、1人増え計5人で国境を越えます。
高速の料金所みたいな国境
12:10、国境に到着。ここで一旦全員降ろされ、個人個人で出国審査を受けます。審査場は高速道路の料金所みたいになってます。
施設内は50mくらいの回廊になっていて、ここでジョージアの出国スタンプを押してもらいます。
回廊を出たところでマルシュルートカが待ってくれているので乗り込み、100mくらい走ったらまた下車します。ばいばい、ジョージア!!
日本人はビザを発行しなければいけない…
今度はアルメニアの入国審査。日本人はビザが必要です。今回は、国境でアライバルビザを取ります。他の乗客はジョージア人なのでビザ無しで往来できるようで、先に入国審査を受けて国境を越えていきました。僕一人だけビザ発行手続きをしに行きます。
入国審査から少し戻ったところにビザを発行してくれる窓口があります。
置いて行かれる恐怖
運転手さんに「走って早く取ってこい」と言われ、窓口に走りました。実は以前、カザフスタンからキルギスへ陸路で国境越えをするとき、僕の入国審査が手こずったため遅くなり、国境に取り残されそうになったトラウマが蘇りました。
「ビザアライバル!」とお願いすると「こんにちは」と言われました。どうやら日本人とわかってるようです。
そして手渡されたのは、ビザ申請書。予想外でした。ビザ代を払えばもらえるものと思っていたのです。ただでさえ焦っている僕にとっては絶望的な出来事でした。こんなのに、時間割けません。置いて行かれる恐怖から、すごく乱雑な字で埋めていきました。
滞在先住所の項目に記入しようにも泊まる場所が未定だったので、正直に「知らない」と言ったら「エンボイホステルか?」と強要気味に聞いてきたので、「Enboy hostel」って書きました。実際には泊まりませんでしたが、無事に出国できました。結構適当。
お釣りが無いだと?
あとはビザ代金を支払うだけ、アルメニアドラムもしくは、アメリカドルで支払い可能と聞いてたので事前にアルメニアドラムをジョージアで手に入れていました。
シングルビザ3週間で3000ドラム(約750円)必要で、僕が10000ドラム札を渡したところ、お釣りがないと断られました。アメリカドルも同様でした。焦りもピークです。時間が経ち過ぎました…。
このまま置いて行かれるのかと絶望していたところ、「ジョージアラリ(20ラリ(1000円))は持ってるか?」と聞かれました。奇跡的に持っていたので無事にビザを取得する事ができました。
無事に国境越え完了
そして……マルシュルートカまで走りました。無事に運転手さんたちに会えました!よかった、置いて行かれなかった。もう安心です。
12:40、アルメニア国境から出発。2月下旬の冬だったため途中はこんな雪景色でした。
途中でスピード違反で警察につかまり10分足止めされた以外は何の問題もなく16:10無事にアルメニア首都エレバンにあるキリキアバスターミナルに到着。
ジョージアからの陸路での国境越えは無事に成功しました。言葉も分からない場所で置いて行かれるかも知れないスリルを味わえる陸の国境。皆さんももし陸路で国境を越える事がありましたら、細かいお金を持っておく事をお勧めします。あと、焦らない事笑。
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