エチオピアの茶道と呼ばれる「コーヒーセレモニー」に参加してきました!
コーヒーの語源はエチオピアの「カファ地方」
こんにちは!日常生活にはコーヒーを欠かせない岩辺智博(いわなべともひろ)です。
そんな僕は本物のコーヒーを味わうため、コーヒー発祥の地、エチオピアはカファ地方のボンガへと向かいました。そこでエチオピアの茶道とも呼ばれる「コーヒーセレモニー」に参加したのですが、本場のコーヒーはやはりひと味違いました…!
コーヒーの起源
9世紀のエチオピアで、ヤギ飼いの少年カルディ (en:Kaldi) が、ヤギが興奮して飛び跳ねることに気づいて修道僧に相談したところ、山腹の木に実る赤い実が原因と判り、その後修道院の夜業で眠気覚ましに利用されるようになった。Wikipediaよりコーヒーの語源
その語源はコーヒー原産国であるエチオピアの古くからコーヒーを育んできた「Kaffa(カファ)」という地名に由来する。UCC上島珈琲より※起源/語源には諸説あります
…ちなみに、あのKALDIはまさにこの「ヤギ飼いの少年カルディ」が由来。エチオピアのカファ地方がコーヒーの本場であることには間違いなさそうです…!
ボンガ
首都アディスアベバ→ジンマ(バスで8時間)、ジンマ→ボンガ(バスで3時間)という、片道約11時間の道のりでした。アディスアベバ〜ボンガの往復は、トラブルやなんだかんだでトータル2日かかりました…。
悪路を長時間爆走するため現地人も吐きまくっていたバスに揺られ…
エチオピアの茶道「コーヒーセレモニー」を体験
コーヒー・セレモニーとは、エチオピアとエリトリアの伝統的な習慣であり、コーヒーを飲むことを儀式化した作法の一つである。日本の茶道と同様、コーヒーを飲むという行為に精神的な要素や教養などが含まれる文化的な習慣であり、他者に対する感謝ともてなしの精神を表すものである。Wikipediaより
…日本の茶道よりはカジュアルで厳密にどこまでがコーヒーセレモニーなのかはわかりませんが、僕がボンガで体験した際は、注がれたコーヒーを飲みながら、作ってくれた女性と軽くお話しつつ、感謝をして解散という流れでした。大きく5つのプロセスがありました。
1、演出つくり
室内/外に関係なく、青草を敷き、乳香を焚いて、自然の中にいるよう演出し、台の上にもてなし用のカップを並べます
2、コーヒー豆を炒る
干して乾かしたコーヒー豆を平たい鉄鍋の上で炒ります。
色が黒くなるまで何度も繰り返し混ぜながら炒ります。香ばしい香りが漂っていました。ちなみに、こういった光景はよく街中で見かけることができました。
ちなみに、豆はなんと…
裏庭で採ったそうです…。コーヒー豆が緑色というのにも驚きです!
3、独特のポットで淹れる
お湯と一緒に、すり鉢で粉状にした豆を独特の形のポットに入れ、頃合いを見ていよいよカップに注がれます。おつまみとして同時に作っていたポップコーンを少量添えて出されました。
4、コーヒにまさかの塩!
カップに注がれる際に「砂糖にするか?塩にするか?」と聞かれました(地域によってはバターを入れることもあるようです)。また、香草を添えてくれる地域もありました。
…僕はあえて塩をリクエスト。実際に飲んでみると、まろやかな味わい…というかハマりました!
5、おかわり・解散
飲み終えると二杯目が注がれます。嗜みながら「どう?」「おいしい」など会話をして、最後は感謝をして出ていくと言う感じです。セレモニー中にすれ違う人が軽くお辞儀をして挨拶をする光景には、なんとなく親近感を覚えました。
エチオピアはコーヒー好きにはたまらない
今回紹介したカファ州のボンガは、首都アディスアベバから往復2日…決して簡単に行ける場所ではありませんでした。しかし、「コーヒーは塩もいける!」という新しい領域を開拓できて、「ここに来てよかった」なんて思いました(笑)
ちなみに首都アディスアベバでも、一杯たった5ブル(約30円)でコーヒーを飲むことができました。コーヒー好きにはたまりませんね!!
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