冬のアイスランド、ナメてました…。
こんにちは、夫婦で旅をしていますさくらいもです。
私たちは現在、アイスランドに滞在しています。こちらは世界遺産のシンクヴェトリル国立公園。
ハンガリーでセーチェーニ温泉に入って海外温泉巡りが楽しくなった私たちは、真冬のここアイスランドでも温泉に行ってみることにしました!意気揚々と露天温泉に乗り込んだのですが、そこで私たちは真冬のアイスランドを肌で、大いに感じることになるのでした…。
アイスランドといえば世界最大の温泉施設ブルーラグーンが有名ですが、私たちが行ってきたのはLaugarvatn Fontanaという温泉施設。わざわざ有名じゃない方に行った理由は簡単で、2016年1月5日から21日までブルーラグーンは改装工事に入り閉鎖されていて、1月6日に申し込みに行った私たちには選択の余地がなかったのです。笑
Laugarvatn Fontana
ツアーで連れてこられたのは湖のほとり。この湖は古くはバイキングの時代から温泉として利用されていたそうで、温泉の流入のため、湖の一部だけ温度が高く凍っていません。湖のほとりに温泉施設が建っていて、ここに脱衣所やサウナ、数種類の温度の違う湯船があります。ちなみに今でも、この温泉施設の階段から自由に湖へ入浴することもできます。
屋内風呂はなく、露天風呂のみ。
外に出た瞬間、極寒の強風に顔が引きつります。早くお湯に入らないと寒くて死ぬ!と考えるのと同時に、足はすでに湯船に向かって走り出していました。
いくつかあるなかから、目についた岩風呂へダッシュ。
お湯の中に体を沈めるも、あれ?なんかあったかくない。お風呂に入ってもまだホッとできず、寒くて震えるという想像していなかった事態に。
実は、気温に対してのお湯の温度設定がおかしいんです!日本の冬の露天風呂ならお湯の温度が高めに設定されてると思いますが、ここは温水プールレベルの最高40度。周りが雪景色&何もない吹きっさらしのため体感温度は完全に氷点下なのに、この岩風呂はたったの38度!
お湯から出ている部分が風で痛くて必死に鼻までつかります。
一方には湖、一方には雪山という絶景があるにも関わらず、立ち上がって景色を見ることもままなりません。
こちらのプールっぽい湯船が一番温度が高く40度。岩風呂とたった2度の違いですがこっちの方が圧倒的に温かく、後半はここに避難しました。それでも体をお湯から出すと皮膚が痛く、景色を楽しむ余裕は最後までないままでした。
日本でも富山県で冬の露天風呂に入ったことはありますが、その時とは比べ物にならないくらい寒くて、痛くて、冗談抜きで命の危険を感じるレベルでした。冬のアイスランドは見応え抜群ですが、露天風呂だけはおすすめしません。笑
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