ルーミートと呼ばれることもある、カンガルーの肉を、本場オーストラリアで食べてきました。スーパーでの販売の様子から、調理まで、残さずどうぞ。
こんにちは! もうすぐ世界一周の旅も終わるさくらいもです。
4月初旬にオーストラリアのパースに滞在していました。
皆さん、オーストラリアの魅力のひとつと言えば、カンガルーですよね? お腹のポケットに赤ん坊を入れて、ぴょんぴょんと移動する彼らの愛くるしい姿を見ると、温かい気持ちになるというもの……。
私たちは今回、オーストラリアが誇るカンガルーに会うだけでは飽き足らず、料理して食すことで、舌と胃袋で堪能します。
パース動物園にて、コアラやカンガルーなどを目で堪能したあと、夕食の材料探しにスーパーにやってきました。
「今夜のメインは何にしようか……」なんて、お肉コーナーを物色していた時です。
チキン売り場の一角に、見つけてしまいました…。
カンガルー肉です!しかも値引き品! しっかり KANGAROO DICED(角切りカンガルー)と書いてあります。
他にもカンガルーソーセージや
カンガルー肉のミンチなんかもありましたが
私たちは値引きに惹かれて最初の角切りカンガルー肉を今夜のメインディッシュに決定!
300gで5ドル(約421円)くらいでした。それにしても、こんなに普通に、こんなに安くカンガルー肉が手に入るなんて驚きです。
オーストラリア先住民は、昔からカンガルー肉を重要な食料として、食べていたようです。
しかし、オーストラリア政府が食べることを禁止し、一般に開放されたのは1993年頃です(州による)。
解放に伴い、カンガルー肉は輸出にも回るようになりました。なんと日本にも! ルーミートと呼ばれ、販売されています。
健康食肉として、アスリートなどにも愛用されているとか……?
ホステルに戻り、さっそく調理開始! 今日のメインは『カンガルーのサイコロステーキにんにく風味』です。
パックを開けるとかなり血が出ていました。値引き品なので仕方ないですね。
匂いは羊肉ほどは強くありませんが、牛肉よりは獣臭が少し強い感じでした。思ったよりは臭くありませんね。
とりあえず臭み抜きのために湯通しをした後、刻んだにんにくをもみ込んで下準備しておきます。
あとはシンプルに油とにんにくと一緒に焼き、仕上げに赤ワインを少々。
この時なんだか異様に灰汁が出ました。笑
さて、しっかりと火を通して焼きあがったものがこちらです。
脂身の一切見当たらない赤み肉だったからか、なんかちょっと黒い気がしますが食べてみましょう。
臭みは、やっぱり牛肉よりは少し強いですね。にんにくと一緒に食べるとちょうど良いです。
「ぎゅっぎゅっ」と噛み応え十分。味だけなら牛の赤身ステーキとそんなに変わりません。赤身好きの欧米人が好みそう。
決して悪くはないですが、おいしくもなく……普通に牛肉の方が食べたいです。笑
皆さんもオーストラリアにお越しの際には、カンガルーを目と舌の両方で楽しまれてはいかがですか?
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