メディアでは伝わってこなかったリアルな哀悼がそこにはありました…。
パリ同時多発テロ事件から1ヶ月
ベルリンのブランデンブルグ門がフランス国旗色にライトアップされている様子
Photo by Lämpel
編集部のがぅちゃんがベルリンからお届けします。
パリ同時多発テロ事件から1ヶ月…。事件直後には、フェイスブックでフランス国旗色が目立ったり、世界中で哀悼のライトアップがなされるなど、世界規模での大きな反応が目立ちました。
事件から1週間後、ベルリンのフランス大使館に行ってみました。そこで見た予想外の大量の献花に圧倒されました……。
50メートルにも及ぶ「献花の道」
臨時的にフェンスで囲われた大使館前には警官が待機し、物々しい雰囲気が漂っていました。フェンスの外側に、それはありました。
思わず端から端まで見渡してしまうほどの量でした(写真上部の建物がフランス大使館)。
まるで道のように一直線に続いています。奥に見えるのがブランデンブルグ門。
花以外にも、メッセージやキャンドル、ベルリンを象徴するグッズなどが供えられていました。フランス国外とは思えない程の献花の量でした。
はじめてテロを実感
実物の献花を目にした人々は、現実をしみじみと咀嚼しているかのようにも見えました
この場所に来るまでは、メディアでしか認知できなかったパリ同時多発テロ事件が、なんだか架空の出来事のように思えていました。
しかし、大量の献花という物理的にも圧倒的な哀悼の形を目の当たりにし、この事件が紛れも無い事実なのだということを実感しました。
献花の前に充満した、むせ返るような花の匂いは今でも忘れられません。
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