旧共産圏だから赤?さぁ、どうなんでしょう…?
ハロウィンと言う事で…
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。皆さん、週末はどんなハロウィンをお過ごしでしたか?世界一周休止中の僕は貯金中にも関わらず、青いカツラを購入し、ドラえもんになりすまして日本の街をそぞろ歩きました。
でも、実は僕、旅している最中も結構派手な髪色でした。今日は中央アジアで大胆にイメチェンしたエピソードをご紹介します。
旅人の髪型のイメージって?
「旅人の髪の毛」というと黒髪・ボサボサ・清潔感が無いというイメージを抱かれる方も多いのでは?僕もまさしくそのタイプの旅人でした(写真はラオスに居た頃)。まぁご覧の通り、髪型なんてほったらかし状態です。
どうせなら派手な色にしたい
高校生以来、定期的に髪の毛は染めていたものの、世間体や仕事の都合でせいぜい茶髪にした事しか無かった僕、いつか派手な色に染めてみたいと思っていました。
そしてそんな欲望が暴発したのは中央アジアのキルギスに居た時の事。周辺諸国のビザを取る為に1ヶ月以上足止めを食らったのは以前お伝えしましたが、行動を起こしたのは全てのビザを取り終えた12月29日の事です。
「髪の色が理由でビザ下りなかったらどうしよう」といういかにも日本の社会人的な考えからずっと我慢していたのですが、最後のビザを取ったその足で僕は美容室に向かいました。
旧共産圏でカラーリング剤は持参する
僕が利用したのは宿の近くの団地にあるこちらの美容室。旧ソ連圏なのでロシア語が主流で、英語が通じない事の方が多いのですが、予めスマホで色の見本(韓流アイドルの写真)を見せて、「リブリヤ・パジャールスタ」(カラーリングお願いします)と連呼しました。
幸いにも横でカラーリングしていたおばちゃんが英語が堪能だったので通訳して貰ったところ、カラーリング剤は同じ商店街の薬局で自分で買って来いとの事。美容室でやってくれるのはあくまでもブリーチまでで、カラーリング剤は持参したものを「ムラなく塗って仕上げてくれる」だけのようです。
言われた通りに近くの薬局でカラーリング剤を購入。どんぴしゃで僕が憧れるワインレッドのカラーリング剤がありました。寒さと期待に打ち震えながら再び美容室の門を叩きます。
これぞ、求めていた赤
こうして始まった人生初のブリーチ!英語は通じないものの、美容師さんが学生時代に日本語を習っていたらしく、カタコトの日本語で話しながら時間を潰すという不可思議な状況。
そして待つ事30分、ブリーチが完了しました!この時点で人生史上一番の明るさなのでドキドキしていますが、もう引き返せません。さらば今までの自分!
さっき買って来たカラーリング剤を混ぜて塗り始めました。さすがはプロ、ムラなく塗りたくってくれたので頭パキパキです。シンクロ選手になった気分。
そして、さらに待つ事30分、居眠りしている間にカラーリングは無事に終了しました。
仕上がりがこちら!ド派手でありながらも大人っぽい深みもあるワインレッド!これです、僕が求めていた色は!
すごく目立つ
髪の毛を染めたせいでしょうか?その後訪れた国で通りすがる人々の視線は僕の髪に向けられました。その甲斐あってか声をかけられて一緒に写真を撮る事もしばしば(写真はイラン)。もはや旅するチャッキー状態。「マクドナルドの彼みたい」なんて言われてグサッと来た事もありましたが、再び日本で働き出した今となっては刺激的な体験でした。
美味しいものを食べたり、綺麗な景色を見たり、素敵な人と出会えるのが旅の魅力ですが、勤勉な日本の社会ではなかなか出来ない事が出来るのは長旅ならではの贅沢なのかも知れません。さて、次の旅では何色に染めようかな。
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