ネパールで超満員のバスに乗れた理由

2015.11.03 14:15 
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バスの運転手は僕にある提案を持ちかけました。

 

バスは窓際派のデスクです。

もしも旅先で乗ろうとしたバスが超満員だったらどうしますか?「自分次でいいっす」と日本人的に譲って次を待ちますか?しかし、海外では日本のようにバスの本数がたくさんあるとは限らないのです。下手すればそれが最終便でバス停に野宿なんてことも…。

今日はネパールで超満員のバスに意外な方法で乗ることができたというお話です。

 

運転手「アップ、アップ」

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その日僕は、ネパールの中国との街で首都カトマンズへのバスを待っていました。しかし、バス停に停ったバスは超満員。日本の通勤ラッシュよろしくはちきれんばかりに窓に人が張り付いていました。

しかし、僕は先を急いでいたので、バスの運転手に「何とかならないか?」とごねました。

すると、バスの運転手は「アップ、アップ」と言います。彼が「アップアップなんだ」と言っているとはさすがに思いませんでしたが、彼が天井を指差して「アップ、アップ」と言ってようやく合点がいきました。

 

快適!屋根の上の旅

こういうことです。

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そう、バスの運転手は屋根の上に乗れと言っていたのです。

さすがに「屋根の上はちょっと危なくない?」と躊躇しましたが次にいつバスが来るかも分からないので、勇気を出して屋根によじ上ってみたら…。


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まず、風が心地い…。

街並の移り変わりもよくわかって、「屋根の上がこんなに快適なのか」と価値観がぶち壊されるようでした。

 

しかし、最終的には…

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屋根の上に乗っている人を見ると妙な親近感が…。

 

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カトマンズ郊外で撮影した写真

 

ただ、最終的に屋根の上まで超満員になったんですけどね笑

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世界一周して、屋根の上に乗れたのは後にも先にもネパールだけでした。アフリカとかはそういうイメージがあるけど、どうなんだろう。ちなみに車内と屋根で料金は同じでした笑

 

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デスク
世界新聞の通称「デスク」。株式会社世界新聞代表取締役。これまでに35カ国以上を訪れる。 2011年〜1年間の世界一周旅行へ。ブログ村世界一周ランキング1位。2013年、世界新聞を立ち上げる。 著書に「世界一周できませんと思っていたらできちゃった」(幻冬舎) 海外旅行に関する講演もちらほら。

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