「俺な、さとしっていうねん。茶、しばきに行かへん?」インドにはこちらがびっくりっするほど流暢な日本語を駆使する猛者がいますが、サトシは格が違いました。
はじめまして!忍者姿で世界を旅する女忍者です(理由はまたの機会に)。
どう見てもインド人の「さとし」
「世界一汚い街」とも言われるインドのコルカタで、完璧な関西弁を操り、「さとし」と名乗るおじさんに会いました。なのに、さとしの顔はどう見てもインド人。一体彼は、何者なのでしょうか?
インドの全てが凝縮されたコルカタ
さとしに出会ったコルカタは、インドの全てが凝縮されたと言っても過言ではない場所。旅人のバイブル「深夜特急」の著書、沢木耕太郎氏も沈没した場所として有名です。世界一汚いと言う噂もありビクビクしながら、街歩きをしました。
コルカタはインドの西ベンガル州の州都。世界屈指のメガシティ。2011年の市域人口は448万人。2011年の近郊を含む都市圏人口は1,411万人であり、世界第13位、インドではデリーとムンバイに次ぐ第3位である。Wikipediaより引用。
道端に投げ捨てられるチャイのコップ。
みんな外でおしっこしたり、シャワーをしたり…。インドと言えば、やはりこういうイメージです。
しかし英国の植民地時代の雰囲気が残る街でもあり、予想外にオシャレな側面も。
そんなコルカタにある安宿街・サダルストリートで、さとしと出会いました…。
「俺な、さとしっていうねん」
「俺な、さとしっていうねん。茶、しばきに行かへん?」そんな言葉を発する彼は、どう見てもインド人。
実はさとしは常識人
彼の周りには、いつも日本人が集まっていて、人気者でした。
そんな彼と、ある日本人の会話を聞いていて、びっくりしました。さとしが話していたのは、昨日の深夜2時にコルカタに着いたという日本人男性。
日本人男性:「昨日、ここらへんでさとしを探してたのに、なんでいいひんかったの?」
さとし: 「あほか!深夜2時やろ?寝てるっちゅうねん!」
さとしの方が正論です。
この日本人男性は、さとしを見つけられなかったのでそのままベンチで寝て、警察に怒られたみたいです。日本人よりも、さとしの方がよっぽど常識人に見えました。
バングラデシュの地球の歩き方を譲ってくれたり、チケットの購入の仕方を教えてくれたり。何だかんだで彼にはお世話になりました。
ダウンタウンと友達?
さとしから聞いた衝撃の事実。さとしは昔、あの有名なTV番組「ダウンタウンDX」に取材されたことがあるらしい。「ダウンタウンの友達と名乗る人がインドにいる!」ということで、さとしが登場したみたいです。彼が、本当にダウンタウンと友達なのかどうか…それは今になっても謎のままです。
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