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インドの列車でオカマに奇襲された話

2017 12/09
ストーリー LGBT トラブル 乗る 鉄道 アジア インド
2015/09/142017/12/09
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image2

皆さんはオカマに襲われた事はありますか?僕はあります。
インドで「神聖」とされるオカマ。一体彼女(?)は何がしたかったのでしょうか?

 

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周休止中の僕は、まだまだ日本におります。

 

目次

オカマにつままれたような出来事

以前、インドの首都ニューデリーから南部のコーチンまで47時間同じ列車に乗り続けて移動したエピソードをご紹介しました。
それはそれは退屈で、降りるべき駅で降りる気力が出ないほど堕落した時間でしたが、ただひとつだけ、まるで狐につままれたような不思議な出来事がありました。なんとオカマにつままれたのです。今回はそんな神秘的な経験をご紹介します。

DSC08678

 

僕の席はSLEEPERクラスという一番安い等級の寝台列車のコンパートメントの一番上の段でした。総距離2816kmの距離がたったの885ルピー(約1562円)!
DSC06594-e1414140677859

 

安いだけあって現地人の乗客や行商人でごった返していますが、外国人には空席があれば一番上の段が当てがわれるようです。なぜなら、昼間は下二段が折りたたまれて6人掛けの座席になるのに対して、上段は24時間占有する事が出来て、手も届きにくいので盗難などの問題も起こりにくいからです。そんな安全なはずの席で事件は起こりました。
DSC08700

 

事件発生!オカマの奇襲…

電車が走り出して2時間ほどで昼寝を始めた僕。
しかしその直後、脇腹に痛みを感じて目を覚ましました。
そこにはニヤニヤしながら僕の脇腹を、結構な力で突いたりつねっては、「金くれ」のジェスチャーをしてくる女性……
いや、サリー(インドの女性の伝統衣装)を着ていましたが腕っぷしは太く、ぽっこりと出っ張った喉仏、ヒゲを剃った形跡がある口元からして明らかに男性です。

お父さんお母さん、一体僕はなぜインドの列車の中でオカマに攻撃されているのでしょうか?
DSC08818

 

インドのオカマは神聖な存在

後に調べて分かった事ですが、インドでは女装をした男性はヒジュラーと呼ばれる特別な存在だそうです。


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男性でも女性でもない第三の性であり、聖者としてヒンドゥー教の寺院で宗教的な儀礼に携わったり、一般家庭で新生児誕生の祝福の為に招かれたりする一方で都市部では男娼として差別される。
(Wikipediaより引用)
Hijra.jpg
"Hijra" by 英語版ウィキペディアのMgartenさん. Licensed under CC 表示 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

 

僕を襲ったオカマが果たして神聖なヒジュラーなのか差別を受けているヒジュラーなのかは知る由もありませんでしたが、僕が襲撃を受けている事は明らかでした。インドで、しかも逃げ場の無い列車の最上段の席で。大ピンチです。

 

無言の攻防戦

ニヤニヤ笑いながら次々に攻撃を繰り出してはお金を要求してくる彼女(?)。
寝ぼけ眼であまり状況が呑み込めていない日本人。「あなた誰ですか!」「なんでこんな事するんですか!」なんて言ったところで通じるはずがありません。
突かれては腕を掴んで振り払うという無言の攻防戦がいたちごっこのように続きましたが、眠りを妨げられて機嫌どん底の僕が不意に繰り出したエルボーが彼女(?)の指に命中。突き指させていてもおかしくない感触でした。
彼女(?)は一瞬苦悶の表情を浮かべつつ、不敵に笑いながら去りました。

 

勇気を振り絞って撮影してみた

このぐらいの距離になってようやく「あんにゃろう!後ろ姿をカメラに収めてやる!」という勇気が湧いてきました。
見てみると、今度は列車の出入り口付近に立つ男性の頭上に手をかざしていますが、一体何をしているのでしょうか?
image1

 

他の日本人も餌食に…

列車を降りて直ぐネットで「インド・オカマ・鉄道」で調べたところ、他にも被害に遭った日本人旅行者はいるようで、曰く「3人がかりで幸せになるおまじないを勝手にかけられ、お布施を要求された」だの「拒否し続けていたら陰部を見せつけられた」だのなかなかの悲惨な目に遭われているようです。もしかしたらこの写真も「幸せになるおまじない」をかけているまさにその瞬間なのかも知れません。

 

あれは一体なんだったのか?

果たして僕も寝ている間に勝手に「幸せになるおまじない」をかけられていたのか、それともただお金が欲しかっただけなのかは分かりませんが、幸せな気持ちになるどころかいまだに気になる不気味な出来事になってしまいました。
でも、オカマにつねられたってインドはまた訪れたい国の一つ。列車でヒジュラーと乗り合わせる機会があったら今度は目をパッチリと開けて、何が行われているのか一部始終見届けてやるつもりです。
DSC08727 - コピー - コピー

 

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植竹 智裕

1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログ◆Twitter
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