ヨーロッパには普段着で行けるコンサートがある
みなさん、こんにちは!長期旅行中の水島早苗です。
もうすぐヨーロッパを去るのですが、この1年、さまざまなオーケストラやオペラのイベントに参加してきました!
実は私、スイスやロシアなどでのクラシック音楽祭を聴きに行ったり、作曲家の住んでいた家を訪れる旅をしていたことがあります。また、クラシックソムリエ検定エントリークラスを受験し、920点(1000点満点)獲得しました。言うまでもないですが、私はクラシック音楽オタク=クラオタです!!
クラシック音楽コンサートやオペラなどはドレスコードがあると言われていますが、そうではないコンサートもたくさんあるのです!そんな楽しいイベントを紹介したいと思います。
1.ビール片手にベルリン・フィルハーモニー @ベルリン
ベルリンには世界一有名なオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団があり、この楽団が年に一度ピクニック・コンサートを行います。チケットは席によって値段が違いますが、我々は4000円くらいのチケットを上記サイトから購入しました。
野外なので雨が降る可能性もあり、雨具も準備し完全にピクニック装備です。
名前通りピクニックを兼ねているので、お弁当を広げ、売っているビールで乾杯しながら開演を待ちます。
大勢の人がいても皆さん静かに聴くので、演奏の途中に小鳥のさえずりも聞こえ、のびのびとした雰囲気で楽しめます。もちろん、ビール片手に鑑賞OKです!
そして、アンコールにはお決まりの曲があるのですが、その時には音楽に合わせて口笛、そして花火まで出てきます。
2. 5ユーロで立ち見オペラ @パリ
パリにはかの有名なオペラ座がありますが、バスティーユ広場にはバスティーユ劇場という新しいオペラ座があります。そこでは5ユーロで、しかもカジュアルな服装で観に行けるオペラがあるのです!伝統的な建築物でもあるオペラ座にはさすがにGパンで行くことは難しそうですが、こちらでは大丈夫です。もちろん、正装でもOKです!
こちらがバスティーユ広場です。
700円の立ち見席を買うには会場前から劇場前に並ぶ必要があるのですが、それでも安く手軽に観ることができるのでオススメです。伝統的なオペラ座に対し、新劇場は建物もモダンでスッキリしていて、肩肘張らず楽しむことができました。
安い席でもチケットはちゃんとしています!チケットも記念になるのが嬉しいですね。
一応、立ち見席ですが、席が空いているところを見つけたら座っても大丈夫みたいです。ちなみに、我々と同じようにチケットを買った女性は、運良く1万円以上もする席で観ることができたんだそうです!
演奏中の写真撮影は禁止ですが、このようにステージの人たちが観客に挨拶をしている時は撮影しても大丈夫なのが海外コンサートのいいところでもあります。
3.湖の上でオペラ@ブレゲンツ
オーストリアとスイスの間にボーデン湖という湖があります。その湖の中にステージを作り、オペラを催すブレゲンツ音楽祭があります。チケットは3500円くらいで上記サイトで購入しました。
オペラの中で、普段ステージでは見ることのできない船を使った演出や花火などが使われ、3体のドラゴンがごーっ!と煙を吹くシーンが印象に残っています。天気が変わりやすく、多くの場合はカッパを着て観ることになります。
2年に1度プログラムが変わり、それぞれ個性的な演出があるみたいです。”目”が置かれたステージもあれば、工場が作られたステージなども過去にあったようです。
クラシック音楽は敷居が高いというイメージがありますが、本場のヨーロッパではコンサートの形も様々で純粋に音楽を楽しむことできるようです!
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